# スペースデータ、衛星AIで山火事の被害を3D地図に可視化する「Wildfire Watch」をリリース

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- カテゴリ: テックニュース
- 公開日: 2026-08-04
- 更新日: 2026-08-04

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## 宇宙からの視点で山火事の被害をリアルタイムに把握

株式会社スペースデータは、同社の宇宙AIプラットフォーム「SpaceBrain」の新たな機能「Wildfire Watch」をリリースしました。この革新的なシステムは、衛星画像を分析することで、山火事の焼失範囲や被害の程度、さらには現在燃焼中の場所（活火点）を詳細な3D地図上に可視化します。

近年、世界各地で大規模な山火事が頻発しており、その被害は拡大の一途をたどっています。特に、広範囲にわたる山火事では、煙に覆われた現場の全体像を地上や航空機から正確に把握することは極めて困難でした。このような状況において、「Wildfire Watch」は、宇宙からの客観的なデータを用いて、災害対応の現場に invaluable な情報を提供します。

![SPACEBRAIN WILDFIRE WATCH](/wp-content/uploads/2026/08/619c5c8a8ddab4de70ae05eb202984b1.webp)

## 「Wildfire Watch」の画期的な特徴

「Wildfire Watch」は、これまでの衛星画像解析の課題を解決し、より迅速かつ正確な情報提供を実現するための複数の特徴を備えています。

### 1. 衛星画像比較による焼失範囲と焼損程度の推定

このシステムは、光学衛星「Sentinel-2」が撮影した火災前後の画像を比較します。特に、植物の燃焼によって敏感に変化する光の反射率を数値化した「正規化燃焼指数（dNBR）」を用いて、焼失範囲と焼損の程度を「軽度」「中程度（低）」「中程度（高）」「重度」の4段階に分類します。これにより、どこがどれくらい焼けたのかを面的に把握することが可能になります。

### 2. 誤検出を抑制する高度な画素選別

光学衛星画像は、雲や煙の影響を受けやすいという課題があります。「Wildfire Watch」では、対象期間内で最も雲が少ない画像を自動で選び出し、さらに雲や煙、そして植物のない場所（裸地や都市部など）をデータから除外する処理を行います。これにより、農地の収穫跡などを火災による焼失と誤って認識するリスクが大幅に低減され、より正確な被害状況を推定できます。

### 3. NASA FIRMS活火点データとの連携で「いま燃えている場所」を特定

光学衛星だけでは、実際にいま燃えている場所を直接検出することはできません。そこで「Wildfire Watch」は、NASAが提供する火災情報システム「NASA FIRMS」から、熱赤外センサーで検出された「活火点」データを取得し、地図上に重ねて表示します。これにより、「これまでに焼けた範囲（面）」と「いま燃えている場所（点）」という2種類の重要な情報を同時に把握でき、延焼状況の確認に役立ちます。

### 4. 3D地形上での多角的な状況把握

このシステムでは、火災前、火災中、火災後の景観をトゥルーカラー（自然な色合い）画像で切り替えて比較できます。特に注目すべきは、実標高の地形データと建物データを重ね合わせた3D地図で、山岳地帯における火災の広がり方を立体的に俯瞰できる点です。これにより、専門家だけでなく、一般の広報や教育、研究目的でも状況が直感的に理解しやすくなります。

![Wildfire Watchの特徴](/wp-content/uploads/2026/08/f5292614e8f5769c079dd42005423fa4.webp)

## スペインの大規模山火事でデモンストレーション

「Wildfire Watch」のデモでは、現在スペインで延焼が続く同国史上最大規模とされる山火事（アビラ県ブルゴオンド）の解析結果が収録されています。この火災では、推定焼失面積479.1平方キロメートル、活火点3,345点が検出されており、焼損程度も詳細に分類されています。

このような大規模な災害において、本システムは危機管理、防災、林野部門での被害全体像の早期把握、消防や自治体による延焼状況の確認、そして広報や教育、研究分野での状況共有・発信に活用されることが期待されます。

## 未来への展望

スペースデータは、「Wildfire Watch」のさらなる進化に向けて、今後の展望を明らかにしています。NASA FIRMSの準リアルタイムデータとの連携による延焼中の自動更新や、複数時点でのdNBR時系列解析、さらに建物や道路、土地被覆データとの連携による被害の定量化、高解像度商用衛星との連携による焼失境界の精緻化などが予定されています。これにより、災害発生前、発生中、発生後を一貫して支援する地球観測AIの体系化を、惑星規模で進めていくとのことです。

株式会社スペースデータは、「宇宙を誰もが活用できる社会へ」というビジョンのもと、宇宙とデジタル技術を融合させ、新たな産業や社会基盤を創造するテクノロジースタートアップです。地球・宇宙環境を精密に再現するデジタルツイン技術を活用し、宇宙開発から都市開発、防災、安全保障まで、幅広い分野での貢献を目指しています。

### 関連情報

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株式会社スペースデータ 公式サイト: [https://spacedata.jp](https://spacedata.jp)

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