# JDSC、都市に「木漏れ日」を生むフラクタル型太陽光発電の実証を開始 – ヒートアイランド現象緩和にも貢献

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- カテゴリ: テックニュース
- 公開日: 2026-08-05
- 更新日: 2026-08-05

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## 都市の課題を解決する次世代の太陽光発電が登場

都市部での再生可能エネルギー導入は、限られたスペースや景観、そして夏の厳しい暑さといった独自の課題に直面しています。こうした中、株式会社JDSCは、これらの課題に対応する新たな選択肢として「フラクタル型太陽光発電活用システム」の構築実証を開始しました。本実証は、東京都環境局および公益財団法人東京都環境公社が公募する「令和8年度 次世代再生可能エネルギー技術社会実装推進事業」に採択されたプロジェクトです。

東京都は「ゼロエミッション東京戦略」に基づき、2030年までに温室効果ガス排出量を2000年比50％削減、さらに2035年までに60％以上削減という目標を掲げ、次世代再生可能エネルギー技術の社会実装を推進しています。JDSCが取り組むフラクタル型太陽光発電は、この目標達成に貢献する可能性を秘めています。

## フラクタル型太陽光発電とは？

フラクタル型太陽光発電は、自然界に存在する複雑なパターン「フラクタル構造」（自己相似性を持つ図形やパターンで、全体と部分が似た形をしている特徴）を太陽光発電に応用した技術です。大型パネルを骨格とし、その隙間を小型パネルで埋める多層構造を採用することで、まるで木漏れ日のような光と影を作り出しながら発電を行います。

![フラクタル型太陽光発電](/wp-content/uploads/2026/08/677793c7eba6533b0c092debfa2d96da.webp)

### 従来の太陽光発電との違いと「何がすごいのか」

このフラクタル型太陽光発電が従来の平板型パネルと大きく異なる点は、都市特有の環境に最適化されていることです。

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**狭いスペースでの効率的な発電と放熱**

    三次元的なフラクタル構造により、限られた設置面積でも太陽光を受け止める面積を最大化します。これにより、効率的な発電と同時に、パネル間の通風を確保して熱を逃がしやすくすることで、発電効率の低下を防ぎます。

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**「木漏れ日効果」でヒートアイランド現象を緩和**

    適度な光を透過させる「木漏れ日効果」により、パネル直下の路面温度や気温の上昇を抑制します。これは、都市のヒートアイランド現象（都市部の気温が周辺地域よりも高くなる現象）の緩和にも寄与することが期待されます。

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**風に強く、設置場所の自由度が高い**

    風が通り抜ける設計になっているため、風荷重（風による構造物への力）が小さく抑えられます。これにより、大規模な土木工事が難しい歩道や駐車場、公開空地といった都市の「遊休空間」（使われていない、あるいは有効活用されていない空間）にも設置しやすくなります。

## 実証事業の概要と協力体制

本実証は、JDSCを代表事業者とし、ものづくりJob shopコンソーシアム（パネル改良）、株式会社芳和システムデザイン（センサー提供）、日鉄興和不動産株式会社（実証フィールド提供）、京都大学名誉教授・静岡県立大学副学長の酒井敏氏（フラクタル構造による効果に関する技術監修）が協力して実施されます。

実証は、東京都品川区内の日鉄興和不動産株式会社が保有するオフィスビル敷地をフィールドとして、令和9年度中に設備を設置し、約1年間にわたり連続してデータを取得する予定です。このデータをもとに、発電性能、冷却効果、耐久性などが定量的に検証されます。

### 実証で検証する3つのポイント

実証地には7種類のIoTセンサー（モノのインターネットのセンサー。様々な物理量を計測し、インターネットを通じてデータを送信する装置）が配置され、以下の観点からフラクタル型太陽光発電の強みが検証されます。

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**発電性能:** パネル同士の影による発電ロスの低減効果を測定します。

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**冷却効果:** フラクタル構造の日除け直下における路面・空間温度の抑制効果を評価します。

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**耐久性・安全性:** ビル風や降雨、台風などの環境下での架台、パネル、可動機構の耐久性を確認します。

さらに、公共空間での導入を見据え、利用者100名以上を対象としたアンケート調査も実施し、快適性や景観受容性、再生可能エネルギーへの意識を定量的に評価する計画です。

## 未来への展望：2029年度の社会実装に向けて

JDSCは、本実証で得られる約1年間の連続データをもとに、製品仕様の標準化・量産化を進め、2029年度からの都内公共空間や民間市場への展開を見据えた社会実装モデルの確立を目指しています。都市の遊休空間を活用し、再生可能エネルギーの導入拡大とヒートアイランド現象の緩和を同時に実現するインフラとして、東京都のゼロエミッション目標達成に大きく貢献することが期待されます。

この新しい技術が、未来の都市景観と私たちの暮らしをどのように変えていくのか、今後の展開に注目が集まります。

### 株式会社JDSCについて

株式会社JDSCは、AIエージェントとデータサイエンスを核に、日本の基幹産業の変革を進めるテクノロジーカンパニーです。製造・物流・インフラ・公共などの現場に深く入り込み、DX（デジタルトランスフォーメーション）やAX（AIトランスフォーメーション）による意思決定の高度化から、フィジカルAIによる現実世界の最適化・自律化までを実現し、社会課題を解決する新たな産業スタンダードを創り、日本のアップグレードに貢献しています。

詳細については、以下のリンクをご覧ください。

- [https://jdsc.ai/](https://jdsc.ai/)
