# 次世代型太陽電池「ペロブスカイト」が社会実装へ加速！NEDOグリーンイノベーション基金事業で新規採択

- 出典: fture-scope（https://future-scope.net/）
- URL: https://future-scope.net/2026/08/06/%e6%ac%a1%e4%b8%96%e4%bb%a3%e5%9e%8b%e5%a4%aa%e9%99%bd%e9%9b%bb%e6%b1%a0%e3%80%8c%e3%83%9a%e3%83%ad%e3%83%96%e3%82%b9%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%83%88%e3%80%8d%e3%81%8c%e7%a4%be%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e8%a3%85/
- カテゴリ: テックニュース
- 公開日: 2026-08-06
- 更新日: 2026-08-06

---

## グリーンイノベーション基金事業とは？

この採択は、日本政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」という目標達成に向けた重要な一歩です。カーボンニュートラルとは、温室効果ガス（GHG）の排出量を全体としてゼロにすることを目指す取り組みを指します。

経済産業省がNEDOに造成した総額2兆円のグリーンイノベーション基金事業は、この目標を実現するため、官民で野心的かつ具体的な目標を共有し、これに経営課題として取り組む企業などを、研究開発・実証から社会実装まで最長10年間継続して支援するものです。

本基金事業は、[グリーン成長戦略](https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101958.html)や[GX実現に向けた基本方針](https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101958.html)に基づき、重点分野を支援対象としています。事業の詳細は、[グリーンイノベーション基金事業 特設サイト](https://green-innovation.nedo.go.jp/)で確認できます。

## なぜペロブスカイト太陽電池が注目されるのか

ペロブスカイト太陽電池は、従来の主流であるシリコン系太陽電池に代わる「次世代型太陽電池」として期待されています。その最大の魅力は、**軽量で柔軟性が高く、薄膜化が可能**な点です。これにより、今まで太陽電池の設置が難しかった、耐荷重の小さい屋根やビルの壁面、カーブした場所、公共施設やインフラ空間など、多岐にわたる場所への設置が可能になります。

今回のプロジェクトでは、**発電コスト14円／kWh**の達成と、ペロブスカイト太陽電池の早期の社会実装を目指しています。これは、再生可能エネルギーの普及を大きく後押しし、日本の太陽光発電産業の国際競争力強化にもつながると期待されています。

## 量産技術確立とフィールド実証で社会実装を加速

今回新たに採択されたテーマは「薄ガラス型軽量ペロブスカイト太陽電池の量産技術確立と社会実証」です。

この事業は、2024年度から2030年度までの7年間で、NEDOからの623億円の支援規模のもと、主に二つの柱で研究開発が進められます。

一つ目は、**品質を安定させながら大量生産を可能にする量産技術の開発**です。例えば、**ロール・ツー・ロール（R2R）方式**という、紙を印刷するように材料を連続的に巻き取りながら製造する技術に適した材料や製造装置の開発、そしてその検証・改善が行われます。これにより、単位時間あたりの生産量を示す**スループット**の向上と、不良品の割合を示す**歩留まり**の改善を目指します。

二つ目は、**国内外でのフィールド実証**です。量産技術の確立と並行して、ペロブスカイト太陽電池の特徴を活かした設置方法や施工方法を検証するため、実際の建築物やインフラ空間に設置し、運用試験を行います。この実証を通じて、実際の使用環境で発生する特有の課題を抽出し、製品改良にフィードバックすることで、実用化を促進します。

採択された企業は、長年にわたり自動車部品製造で培った製造・量産技術を活かし、薄ガラス型ペロブスカイト太陽電池の開発と早期事業化を目指します。詳細な実施予定先や事業概要は[こちらのNEDOウェブサイト](https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101958.html)で確認できます。

## 未来への展望

このプロジェクトは、ペロブスカイト太陽電池の初期需要を創出し、日本のエネルギー供給における再生可能エネルギーの割合を拡大させる重要な役割を担います。環境に優しく、様々な場所に設置できるこの次世代型太陽電池が普及することで、私たちの生活空間や社会インフラがどのように変わっていくのか、今後の進展に大きな期待が寄せられています。

2050年カーボンニュートラルという大きな目標に向け、日本の技術力が世界をリードする未来が、きっと訪れるでしょう。
