# 宇宙飛行士、漫画家、ライターが「宇宙視点」で地球環境を読み解く：500人が考えた自然資源の未来

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- カテゴリ: テックニュース
- 公開日: 2026-08-12
- 更新日: 2026-08-12

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## 宇宙飛行士が語る「地球は素晴らしく美しかった」

イベントは、日本人初の船外活動や国際宇宙ステーション（ISS）への有人宇宙施設「きぼう」の取り付けを成功させた土井隆雄氏の講演「宇宙を歩いたその先へ―有人宇宙活動の挑戦」から始まりました。

![土井隆雄宇宙飛行士の講演](/wp-content/uploads/2026/08/68a4f84824ee860b797fd2b1c73a4d5b.webp)

土井氏は、宇宙での生活環境や研究活動を記録写真や動画で紹介し、日本人宇宙飛行士の歴史とその功績を振り返りました。初めて宇宙に飛び立った際のコロンビア号搭乗時には、制御不能となったスパルタン衛星の回収作業を担当。「任務中に見た地球は素晴らしく美しかった」と当時の感動を語りました。また、2回目の任務であるエンデバー号の着陸時には、コンピュータによる自動制御ではなく手動でのオペレーションだったことに触れ、「失敗の許されない最後の瞬間を人間の手に委ねるNASAの心意気を感じた」と述べました。

宇宙での食事や睡眠は地上と変わらないものの、無重力環境では体が動きやすく、疲労を感じにくいという体験を共有。「老化の進行も遅くなるため、地上より長生きできるかもしれません」と、宇宙での生活がもたらす可能性に期待を寄せました。

### 新しい総合科学「有人宇宙学」の提唱

土井氏は、人類が宇宙へと生活環境を広げ、持続可能な社会を構築する方法を探求する新しい総合科学「有人宇宙学」を提唱しています。地球資源の枯渇や食料不足といった課題に対し、「有人宇宙学の研究で、宇宙空間への社会構築の条件を地球に適応すれば、SDGs（持続可能な開発目標）達成に役立つ」と将来性を語りました。これは、宇宙での生存戦略を地球の課題解決に応用するという、画期的な視点です。

現在、土井氏は宇宙環境に配慮した木造人工衛星の開発にも尽力しています。アルミニウム製の人工衛星と比較して、大気圏再突入時に発生する金属粒子による大気汚染を抑えられるという利点があります。2024年に国際宇宙ステーションから放出された世界初の木造人工衛星「LignoSat（リグノサット）」に続く2号機の打ち上げを目指しており、これは環境負荷の低い宇宙開発への具体的な一歩となります（研究段階）。

講演の最後に、土井氏は宇宙で感じた「地球・人間・宇宙の素晴らしさ」を振り返り、「宇宙にはあらゆる可能性が存在する」と参加者に「宇宙を目指せ」と呼びかけました。

## 宇宙開発の今とこれから 『機動戦士ガンダム』制作秘話も

続いて、漫画家の安彦良和氏が加わり、宇宙や平和、環境問題など多岐にわたるテーマでクロストークが展開されました。進行は、TVドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」の原案共著者であり、宇宙や天文分野に詳しいライターの林公代氏が務めました。

![漫画家の安彦良和氏](/wp-content/uploads/2026/08/763e2c2327294f32b678542b322e695f.webp)

![ライターの林公代氏](/wp-content/uploads/2026/08/5f11e119583bfdd57cdcf7940590ff02.webp)

林氏は、千葉大学による月面を想定した閉鎖環境での作物栽培や、放射線が降り注ぐ月面で地下空間を活用した生活研究など、「宇宙開発の最前線」を紹介しました。土井氏は、宇宙で生活するために不可欠な空気や水、電気の生成について解説。スペースシャトルでは水素と酸素を反応させて電気と水を発生させており、この発電システムが燃料電池自動車にも活用されていると説明しました。

安彦氏は、人気アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する宇宙の巨大移住施設「スペースコロニー」の制作秘話を語りました。火星や月を地球化する「テラフォーミング」構想（惑星の環境を地球のように変える計画）は不可能だと考えていたものの、アメリカの物理学者が提唱する人工的に重力を発生させる「オニール・シリンダー」（巨大な円筒形の宇宙居住施設）を搭載した施設であれば実現できるかもしれないと考え、設定に反映したといいます。中学生の頃に世界初の人工衛星「スプートニク」が打ち上げられ、約10年後にアポロ11号が月に着陸したことに触れ、「宇宙開発のスピードに驚いた」と当時を振り返りました。

「環境問題」のテーマでは、安彦氏が1970年前後の環境運動や宇井純氏による公害問題の提起を振り返り、その重要性が現在さらに増しているという危機感を共有しました。自身の漫画『銀色の路』でも、鉱毒による公害問題を提起しています。

土井氏は、「宇宙から見た地球は非常にきれいだが、地上では地球温暖化を実感する」というギャップを指摘。「地球の環境を大切にしながら宇宙を目指すことが重要だ」と述べました。

![クロストークの様子](/wp-content/uploads/2026/08/788d8baaa9ecb2f420c13f5ef59add0f.webp)

「共生社会」のテーマでは、安彦氏が縄文時代を「食料も豊富で幸せな時代だった」と想像し、弥生時代以降に争いが始まった歴史を振り返り、未来への懸念を示しました。これに対し土井氏は、「人類は地球だけで生活していたから争いが生まれた。地球外からの脅威にさらされれば、きっと団結して立ち向かうはずだ」と大きな視点から語り、「宇宙という新しい世界に向けて人類が協力する時代は、すぐそこに来ている。実現すれば、地球上の戦闘はなくなると考える」と未来への希望を述べました。

安彦氏は「人間は変われません。ただ、時代に合わせて考え方を変えざるを得ません。宇宙での生活が可能になれば、環境に応じた新しい発想が生まれます」と、環境変化が新たな思考を促す可能性を示唆しました。

クロストークの締めくくりに、土井氏は「若い皆さんには、ぜひ宇宙を目指してほしい」、安彦氏は「アポロの月面着陸の感動のように、多くの転機を超えた画期的な体験ができると夢を持ってほしい」と次世代へメッセージを送りました。

## 「自然の権利」を明記したエクアドルの憲法

イベントの最後には、明治大学商学部所康弘ゼミナールの学生が、世界で初めて「自然の権利」を憲法に明記したエクアドルの環境保全活動と持続可能な社会のあり方について報告しました。

![明治大学学生による発表](/wp-content/uploads/2026/08/76c2ffe1d3c8fe574cfbe632a9845774.webp)

学生たちは、先住民族の自然思想が与える影響や、人間と自然が互いに恩恵を与え合う関係の必要性、エコツーリズム（自然環境を保全しつつ、その地域固有の自然や文化を体験する旅行）の有用性などを説明し、学習の成果を発表しました。

パルシステム連合会は、これからも利用者と共に暮らしを取り巻く環境の現状を知り、持続可能な未来に向けた「今できること」を考え続けていくとしています。

パルシステム生活協同組合連合会

HP：[https://www.pal-system.co.jp/](https://www.pal-system.co.jp/)
