# 日本の診断検査ラボ市場、2035年に278億米ドル規模へ拡大予測：高齢化と先端技術が牽引

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- カテゴリ: テックニュース
- 公開日: 2026-08-19
- 更新日: 2026-08-19

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## 診断検査ラボ市場の未来予測

日本の診断検査ラボ市場は、高齢化の進展、慢性疾患の増加、そして予防医療への関心の高まりを背景に、今後も堅調な成長が見込まれています。2025年時点での市場規模は153.8億米ドルに達しており、2026年から2035年にかけて年平均成長率（CAGR）6.1%で拡大し、2035年には278.0億米ドルに達すると予測されています。

この成長は、単に検査件数が増えるだけでなく、検査の高度化、自動化、デジタル化、そして分子診断やがん診断といった高付加価値分野の拡大によってもたらされるとされています。

## 高齢化と予防医療が市場を牽引

市場成長の大きな要因の一つは、日本の高齢化です。高齢者人口が増えることで、糖尿病、心血管疾患、がんなどの慢性疾患を抱える患者が増加し、それに伴い血液検査、病理検査、画像診断、分子診断といった検査の需要が拡大しています。慢性疾患は継続的な経過観察が必要となるため、検査ラボにとって安定した需要につながります。

また、日本では早期発見・早期治療を重視する予防医療の考え方が広まっています。特に、がん検診を含む政府支援型のスクリーニング施策は、症状が現れる前に異常を発見する機会を増やし、診断検査サービスの利用拡大に貢献しています。

## 診断ラボの役割変化と先端技術の導入

診断ラボは、従来の「医師から依頼された検体を測定する施設」から、医療判断を支える高度な情報基盤へとその役割を変化させています。検査結果の精度だけでなく、結果が出るまでの時間、再現性、標準化、データ連携、臨床的な解釈のしやすさなどが重視されるようになっています。

病院や独立系のラボでは、自動分析装置、デジタル病理（病理画像をデジタル化して解析する技術）、分子診断機器、AI支援ツール（人工知能を活用して診断をサポートするツール）などの導入が進み、検査の効率化と品質向上が図られています。

## 市場を構成する主要な要素

### 検査提供主体別

市場は主に「病院内診断ラボ」と「独立系診断ラボ」に分けられます。過去には病院内診断ラボが約46%の市場シェアを占めており、今後も主要なセグメントとしての地位を維持すると見られています。病院内ラボは、診療と検査の連携が密接であることや、複雑な症例に対する迅速な検査が強みです。

一方、独立系診断ラボは、複数の医療機関から検体を集約して大規模に処理することで、検査コストの効率化や専門性の集中という利点があります。特に分子診断や遺伝子検査など、高価な装置や専門人材を必要とする分野では、検査を集約することで規模の経済性を得やすいとされます。

### 検査タイプ別

検査タイプ別では、「病理検査」と「放射線・画像診断」が主要な領域です。過去には病理検査が約52%の市場シェアを占めていました。病理検査は、がん、感染症、慢性疾患など幅広い診療領域で不可欠であり、特にがん診療においては、腫瘍の種類や性質を正確に特定するために重要です。分子標的治療（特定の分子を標的とする薬剤を用いた治療）や個別化医療（患者一人ひとりに合わせた治療）の普及により、その重要性はさらに高まっています。

具体例として、2026年3月にはLeica Biosystemsとニチレイバイオサイエンスが東京で協業し、非小細胞肺がん向けのALKコンパニオン診断試薬（特定の薬剤が効きやすい患者かどうかを事前に検査で調べる試薬）の開発を進める取り組みを開始しています。

放射線・画像診断も市場成長を支える重要な領域です。X線、CT、MRI、超音波、PETなどの画像診断は、がん、心血管疾患、脳疾患など幅広い分野で利用されます。画像の高精細化、AIによる画像解析支援、遠隔読影などの技術進歩が市場価値を高めています。

### エンドユーザー別

エンドユーザーは「紹介患者」「直接来院者」「法人顧客」に分類されます。過去の期間では、医師からの紹介を通じて検査を受ける「紹介患者」が48%以上の市場シェアを占めていました。これは、日本の医療提供体制において、医師が必要な検査を判断し、専門的な検査ほど紹介や依頼を通じて実施される割合が高いことを反映しています。

## 未来を切り拓く研究開発と戦略的提携

国内の研究・開発インフラの拡充も市場を押し上げる重要な要因です。2025年9月には、大塚製薬が診断事業部門向けの東京ラボラトリーを開設し、診断機器開発、バイオマーカー研究、デジタルバイオマーカー、外部機関との共同研究などを支援するとされています。

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**バイオマーカー研究**：病気の有無や進行度、治療効果などを判断する手がかりとなる物質（遺伝子、タンパク質など）を特定する研究。これにより、より細かく疾病リスクや治療反応性を評価できるようになります。

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**デジタルバイオマーカー**：ウェアラブル機器やスマートフォンなどから得られる心拍、活動量、睡眠パターンといったデータを診断やモニタリングに活用する技術。従来の検査だけでは得られなかった継続的な健康情報を取得し、将来的に検査データと統合することで、より高度な疾病予測や治療モニタリングが可能になるでしょう。

企業間の戦略的提携も重要です。2025年10月には、SysmexとQIAGEN K.K.が日本国内で戦略的提携を締結し、高度な分子診断製品へのアクセスを強化する取り組みを開始しました。これにより、がんや感染症領域を中心に体外診断市場の拡大が期待されています。

## 課題と未来への展望

市場拡大には、規制対応、人材不足、運営コストの上昇といった課題も存在します。特に、高度な検査技術を運用し、結果を解釈できる臨床検査技師や病理医などの専門家不足は深刻です。この課題への対応策として、ラボオートメーション（検体搬送から分析、結果報告までの工程を自動化するシステム）の導入が重要視されています。

日本の診断検査ラボ市場は、高齢化や慢性疾患増加による「検査量の拡大」と、分子診断、精密医療、自動化、デジタル病理などによる「検査価値の高度化」の両方によって成長する市場です。予防医療、精密医療、がん診断、感染症診断、デジタルヘルス、AI、自動化が交差する医療インフラ市場へと変化しており、今後は、より早く、より正確に、より効率的に疾病を発見し、その結果を治療選択へ直結させる能力が、診断ラボの価値を決める中心的な要素となると考えられます。

より詳細な情報については、株式会社マーケットリサーチセンターのウェブサイトをご覧ください。

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