# オムロンの未来予測理論とインパクト投資が融合！技術の社会実装を加速する新プログラム「SFTiP」始動

- 出典: fture-scope（https://future-scope.net/）
- URL: https://future-scope.net/2026/09/08/%e3%82%aa%e3%83%a0%e3%83%ad%e3%83%b3%e3%81%ae%e6%9c%aa%e6%9d%a5%e4%ba%88%e6%b8%ac%e7%90%86%e8%ab%96%e3%81%a8%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%91%e3%82%af%e3%83%88%e6%8a%95%e8%b3%87%e3%81%8c%e8%9e%8d%e5%90%88/
- カテゴリ: テックニュース
- 公開日: 2026-09-08
- 更新日: 2026-09-08

---

### 技術が社会に届かない「深い溝」を埋める新たな挑戦

日本には世界に誇る研究成果や技術がたくさんあります。しかし、残念ながらその多くが研究室に留まり、私たちの生活や社会に役立つ形で広まっていない現状があります。技術を持つ研究者や学生が、自分の技術をどうやって事業にし、社会に広めていくかという実践的な方法を学ぶ機会は限られているのです。

また、現代の社会課題は一つだけでなく、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。このような「正解のない課題」を解決するには、これまでと同じ考え方では難しいでしょう。AI（人工知能）などの技術が急速に進歩し、社会の変化が加速する今、「未来の社会がどうなっているかを想像し、そこから逆算して今何をすべきかを決める」という考え方と、それを実行する力が求められています。

このような「研究開発と社会実装の間の深い溝」を埋めるために、新しい実践型のプログラムが誕生しました。それが「SINIC未来技術実装プログラム（SFTiP：SINIC Future Technology implementation Program）」です。

![SINIC THEORY SFTIP Sinic Future Technology Implementation Programのロゴ](/wp-content/uploads/2026/09/933b6e38a7387a2299dbac509fe739c7.webp)

### 「SINIC理論」と「インパクト志向の事業開発」が融合

SFTiPは、オムロングループのシンクタンクである株式会社ヒューマンルネッサンス研究所（HRI）と、ヘルスケア・地域課題領域で社会的な良い影響（インパクト）を生み出す投資を行うベンチャーキャピタルの株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ（CMV）が共同で立ち上げたプログラムです。

このプログラムの最大の特徴は、オムロン創業者・立石一真氏らが1970年に発表し、半世紀以上にわたりオムロンの経営の羅針盤となってきた未来予測理論「SINIC理論」と、CMVが実践する「インパクト志向の事業開発」の方法論を融合させている点です。

-
**SINIC理論とは？**

    科学、技術、社会が互いに影響し合いながら未来がどのように変化していくかを予測する理論です。この理論を用いることで、未来の社会の姿を具体的に描き、そこから現在の技術開発や事業戦略を考えることができます。

-
**インパクト志向の事業開発とは？**

    単に利益を追求するだけでなく、事業を通じて社会や環境に良い影響（インパクト）を与えることを目的とした事業の進め方です。社会貢献と経済的リターンを両立させる「インパクト投資」（社会的な課題解決を目指す企業やプロジェクトへの投資）の考え方に基づいており、社会課題の解決を事業の中心に据えます。

この二つのユニークなアプローチが組み合わさることで、未来を見据えながら、本当に社会に必要とされる技術やサービスを生み出すことを目指します。

### 未来を読み解き、実践で磨くプログラムの特徴

SFTiPは、参加者が技術の社会実装を成功させるための具体的なステップを、約4ヶ月間にわたって実践的に学べるよう設計されています。

- **未来と過去の両方から課題を解く**

    SINIC理論を使って、科学・技術・社会の未来の変化を読み解きます。同時に、ICM（Impact Context Mapping）という手法で、解決したい社会課題がどのような歴史的・構造的な背景を持っているのかを深く分析します。これにより、未来のニーズに応え、かつ根深い社会課題にも対応できる、強固な事業プランを設計します。

- **講義で終わらない実践主義**

    単に知識を学ぶだけでなく、実際に顧客候補へのヒアリングを繰り返し行い、想定している顧客に自分の技術やサービスを「売りに行く」という検証までをプログラムの中で実施します。机上の空論ではなく、現実の市場で通用するかの手応えを掴むことを重視しています。

- **少人数制で手厚い伴走**

    採択されるのは5名程度の少人数。ベンチャーキャピタルの専門家とシンクタンクの実務家が、約4ヶ月間、一人ひとりの参加者に寄り添い、事業開発をサポートします。

- **Demodayで共創の機会を創出**

    プログラムの最終発表会（Demoday）には、大企業や行政の関係者、そして将来の顧客候補が参加します。これにより、参加者は自身の事業をさらに前進させるための共創パートナーと出会う機会を得ることができます。

![SFTiPに参加するOMRONの社員らしきグループ](/wp-content/uploads/2026/09/fa639e53dcb459374315f5f897a8289b.webp)

### 第1期採択者の募集要項

SFTiPは、技術を社会に役立てたいと考える意欲ある人材を広く募集しています。

-
**募集対象**: 主に40歳以下の方（U40）で、特に理系の大学院生・大学生、研究者を歓迎しています。自らの技術や研究シーズを社会に実装したいという熱意があれば、大学教員、技術者、事業家なども応募可能です。プログラムの全日程（対面開催）に参加できることが条件です。

-
**採択者数**: 5名程度を予定しています（応募状況により変動する場合があります）。

-
**募集期間**: 2026年9月8日（火）から10月15日まで。

-
**選考方法**: 一次審査は書類審査、二次審査は面談審査です。結果は2026年11月初旬までに連絡されます。

-
**選定基準**: 学習や成長への意欲が高い方、課題解決や社会実装への強い熱意がある方、そしてプログラムへの高いコミットメント（積極的に関わる姿勢）がある方を求めています。

-
**応募方法**: プログラム公式サイトの応募フォームから応募できます。

プログラム公式サイト: [https://sftip.vc-cmv.com](https://sftip.vc-cmv.com)

### 未来を創る技術者への期待

このプログラムは、優れた技術やアイデアを持ちながらも、それを社会に届ける方法に悩んでいた多くの研究者や技術者にとって、大きな一歩となるでしょう。SINIC理論で未来を洞察し、インパクト志向で社会課題を解決する実践を通じて、参加者は自身の技術を社会の「価値」へと変える力を身につけることが期待されます。

ヒューマンルネッサンス研究所の立石郁雄代表取締役社長は、「SINIC理論は、科学・技術・社会が互いに刺激し合いながら社会が進化していく様を描いた、未来への羅針盤です。理論を学ぶだけでなく、技術を持つ挑戦者が自らの手で未来を実装していく——SFTiPはその実践の場です」と述べています。

また、キャピタルメディカ・ベンチャーズの青木武士代表取締役は、「優れた技術は、社会に実装されて初めて価値になります。未来から読み、課題を解き、実際に顧客のもとへ売りに行く——この4ヶ月の実践が、技術者の人生と社会の両方を変える起点になると信じています」とコメントしています。

このSFTiPが、日本の技術が未来の社会を豊かにする新たな起点となることに期待が集まります。
