# 深海域の風を捉え、洋上風力発電の未来を拓く「FAWT」が2.5億円の資金調達を実施

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- カテゴリ: テックニュース
- 公開日: 2026-09-09
- 更新日: 2026-09-09

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## アルバトロス・テクノロジー、次世代洋上風力発電技術「FAWT」の大型海上実験機開発へ2.5億円調達

浮体式洋上風車（垂直軸型）の開発に取り組む株式会社アルバトロス・テクノロジーは、日本政策投資銀行などを引受先として、総額2.5億円のプレシリーズB資金調達を実施しました。これにより、シードラウンドからの累計調達額は約7.7億円となります。調達された資金は、現在長崎県で実証中の小型海上実験機で得られた知見を基に、大型海上実験機の準備に充てられる予定です。

![資金調達と洋上風力発電のイメージ](/wp-content/uploads/2026/09/05e6972858de8c2808449ae74070ce20.webp)

## 浮体式洋上風力発電「FAWT」とは？

再生可能エネルギーの主力電源化が求められる中、洋上風力発電への期待は高まっています。しかし、日本は遠浅の海域が少ないため、深海域にも設置できる「浮体式洋上風力発電」（海に浮かべた土台の上に風車を設置する発電方法）の導入拡大が不可欠とされています。

従来の浮体式洋上風力発電では、一般的に使われる「水平軸型風車」（プロペラのように回転軸が地面に対して水平に立つ風車）を用いると、浮体や係留設備が大型化し、建設コストが高くなるという課題がありました。

これに対し、アルバトロス・テクノロジーが開発を進める「FAWT」（Floating Aerodynamic Wind Turbine：浮体式垂直軸型風車）は、この課題を解決するために設計された画期的な技術です。FAWTは、風車の回転軸が地面に対して垂直に立つ「垂直軸型風車」を採用しており、浮体式の海洋構造物として合理的な設計思想に基づいています。これにより、構造の簡素化と低重心化を実現し、洋上風力発電の大幅なコスト低減と日本国内での生産体制確立（国産化）を目指しています。

## FAWTの技術的優位性

FAWTは、以下の5つの特徴により、従来の洋上風力発電の課題を克服しようとしています。

- **軽量・低重心風車**: これにより、風車を支える浮体部分を小型化できます。
- **回転円筒浮体**: 風車の重さや、風によって倒れようとする力（転倒モーメント）を浮体自体で支えるため、大型の軸受が不要になります。
- **傾斜の許容**: 適度な傾斜があっても発電量を最大化できる設計のため、浮体をさらに小型化することが可能です。
- **風車・発電機のモジュール分割**: 風車や発電機を小さな部品に分けて開発・製造することで、開発のハードルを下げ、国産化を推進しやすくなります。また、連続的な製造や組み立てによる大量生産効果も期待できます。
- **大型クレーンを使わない設置工法**: 大規模なクレーンが不要になることで、工事期間が短縮され、風車を組み立てる基地港湾の面積も最小限に抑えられます。

これらの技術は、洋上風力発電のコストを大きく引き下げ、より多くの場所での導入を可能にする可能性を秘めています。

![浮体式風力発電の技術図](/wp-content/uploads/2026/09/67ad31c04b47ad5e06a08da3f3c5e88d.webp)

## 投資家からの期待と今後の展望

今回の資金調達には、株式会社日本政策投資銀行、住友重機械工業株式会社、三菱瓦斯化学株式会社、昭和機械商事株式会社、株式会社アルバクロス、ほくほくキャピタル株式会社、および個人投資家が参加しました。

各投資家からは、FAWTが浮体式洋上風力発電の低コスト化だけでなく、日本国内における風車サプライチェーン（製品やサービスが消費者に届くまでの、原材料の調達から生産、流通、販売までの一連の流れ）の再構築や、カーボンニュートラル（温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、実質的な排出量をゼロにすること）の実現に貢献する技術として大きな期待が寄せられています。

日本政策投資銀行の竹森祐樹氏は、「FAWTの開発を通じて国産風車サプライチェーンの構築と新たな海洋産業の創出を目指す当社の挑戦を、引き続き支援してまいります」とコメントしています。また、三菱瓦斯化学株式会社の三枝暢也氏は、材料設計や品質保証の知見を提供し、実証から商用化までを力強く後押しする意向を示しており、FAWTが単なる技術開発に留まらない、産業全体への波及効果が期待されています。

FAWTは現在、小型海上実験機での実証段階であり、今回の資金調達によって大型海上実験機の準備が進められます。この技術が実用化されれば、日本の遠い沖合の風を効率的に電力に変え、エネルギーの自給自足と脱炭素社会の実現に大きく貢献するでしょう。

アルバトロス・テクノロジーは、FAWTの開発を共に進める仲間を募集しています。詳細は以下のURLから確認できます。

[採用情報](https://www.albatross-technology.com/careers)

## 会社概要

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会社名: 株式会社アルバトロス・テクノロジー

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代表取締役: 秋元博路

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所在地: 東京都中央区日本橋人形町2-12-5

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設立: 2012年に合同会社として設立、2022年7月に株式会社化

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事業内容：海洋再生可能エネルギーの利用に関する技術開発

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コーポレートサイト: [https://www.albatross-technology.com/](https://www.albatross-technology.com/)
