# 治験業務の「待つ・探す」を半減！倉敷中央病院が電子ワークシート「TidyMed」で書類滞留を解消

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- カテゴリ: テックニュース
- 公開日: 2026-09-10
- 更新日: 2026-09-10

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## 医療現場の「見えない負担」を解消するDXの波

新薬の開発や治療法の改善に不可欠な「治験（ちけん）」、つまり臨床試験は、多くの書類作業を伴います。特に、膨大な数の併用薬の確認や転記作業、そして医師による書類への署名プロセスは、治験コーディネーター（CRC）や担当医師にとって、「探す・待つ・移動する」といった付帯業務を発生させ、大きな業務負担となっていました。

このような状況は、医療現場のデジタル変革（DX）が急務とされる中で、データ入力や管理プロセスのデジタル化が強く求められていました。倉敷中央病院は、質の高い医療提供を目指し、臨床研究センターを中心に治験・臨床研究を積極的に推進。その一環として、システムの活用による研究基盤の強化に取り組んでいます。

## 電子ワークシート「TidyMed」とは？

今回、倉敷中央病院が導入したのは、リアルワールドデータ株式会社が提供する治験業務支援システム「TidyMed」です。このシステムは、電子カルテと連携することで、治験や臨床研究におけるデータ収集を効率化します。特に注目されるのが、電子ワークシート（eWS）とeSource（データ源を直接電子化すること）の活用です。

「TidyMed」は、電子カルテと連携して処方や注射情報を一括で取り込む機能を持ち、これにより、従来紙ベースで行っていた作業をデジタル化します。これにより、データ入力のスピードと品質を向上させ、治験業務全体の効率化に貢献します。

![TidyMedロゴ](/wp-content/uploads/2026/09/20ff1ce37afcce10e8953e3ef65239a6.webp)

## 実数値で証明された驚きの効率化

今回の取り組みでは、「TidyMed」によるeWS導入の効果が、作業効率と「書類が現場を流れるスピード」という具体的な数値で評価されました。これは限定的な実証研究ではなく、実際の治験業務で収集されたデータに基づいています。

### 併用薬記入が約1/5に短縮

「TidyMed」の電子カルテ連携機能により、併用薬の記入業務は劇的に効率化されました。従来、準備に手間がかかっていた少量の記入（5項目以下）では、1セルあたりの記入時間が紙の5.7分から1.0分へと約5分の1に短縮。全体平均で見ても、1セルあたり約3分の1に短縮されています。

さらに、1時間あたりの処理能力（スループット）は紙の約6件からeWSでは約8件へと約1.3倍に向上。1件で記録できる情報量も約2倍に増え、短時間でより多くの情報を処理できる体制が確立されました。

![併用薬記入の効率化と処理能力向上](/wp-content/uploads/2026/09/3bfb4e24962c7cc74125a43665f8da3d.webp)

### 医師の署名待ち時間が半分以下に

医師への署名依頼から完了までの時間も大幅に短縮されました。電子化により、署名完了までの待ち時間の中央値は1.8日から0.7日へと半分以下に。翌営業日（24時間以内）に署名が完了する割合も、紙の47%からeWSでは63%に達しました。これにより、「停滞する書類」が大幅に減少し、データの早期固定化やモニタリングの前倒しが可能となりました。

![医師署名プロセスの迅速化](/wp-content/uploads/2026/09/7081588c33ecd9569dc74c2ae9799d07.webp)

## 医療現場で実感する「働き方の変化」

数値的な改善だけでなく、医療現場からは「働き方が大きく変わった」という定性的なメリットも高く評価されています。

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**CRC（治験コーディネーター）の「探す・待つ・移動する」からの解放**: 署名待ちによる残業や院内移動、書庫からの重いファイルの出し入れが不要になりました。画面切り替えだけで複数症例の連続入力が可能になり、CRCが本来の試験業務に集中できる環境が実現しています。

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**医師のスキマ時間を活用したスムーズな非同期対応**: 従来はCRCが医師を探し、診療の合間に署名を求める必要がありましたが、eWS化により事前のスケジュール調整が不要に。医師は早朝や夜間など、自身の都合の良いタイミングで直感的な操作で承認できるようになりました。

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**治験モニター（CRA）や監査担当者からの高評価**: 書類の物理的な管理負担がゼロになり、さらに外部の治験モニターや監査担当者からも「データが視認しやすく、変更履歴（監査証跡）がシステム上に明確に残るため信頼性が高い」と評価されています。

## 未来の医療を支えるデジタル基盤

今回の検証結果は、「TidyMed」を活用したeWSおよびeSourceの積極的な利用が、実際の治験現場における「書類の滞留の解消」と「本質的な業務効率化」に繋がることを、精緻な実データをもって確認しました。この成果は、先端的な研究を支援するシステム基盤を整える倉敷中央病院における実治験でのデータ収集の有用性を立証するものです。

株式会社JMDCとリアルワールドデータ株式会社は、今回の評価で得られた実証データと現場のフィードバックを「TidyMed」のさらなる機能改善（通知機能の最適化など）に活かし、全国の医療機関に向けた臨床研究DXの社会実装を引き続き強力に推進していくとしています。これにより、医療従事者がより患者と向き合う時間が増え、質の高い医療が提供される未来が期待されます。

## 関連情報

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株式会社JMDC: [https://www.jmdc.co.jp/](https://www.jmdc.co.jp/)

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リアルワールドデータ株式会社: [https://rwdata.co.jp/](https://rwdata.co.jp/)

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公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院: [https://www.kchnet.or.jp/](https://www.kchnet.or.jp/)
