# 東陽テクニカ、2台目の量子コンピューターをR&Dセンターに導入 – 量子技術の社会実装を加速へ

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- カテゴリ: テックニュース
- 公開日: 2026-09-16
- 更新日: 2026-09-16

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## 東陽テクニカ、量子コンピューター2台体制で未来を拓く

株式会社東陽テクニカは、IQM Quantum Computers（以下、IQM社）製の超電導型量子コンピューター「IQM Spark」を自社R&Dセンター（東京都江東区木場）に設置することを決定しました。稼働開始は2027年初頭を予定しています。

「IQM Spark」は、量子コンピューターの基礎学習からアルゴリズムの実証・検証、制御技術の習得まで、実機を用いて取り組むことができる5量子ビットの量子コンピューターです。

**量子ビット**とは、量子コンピューターが情報を処理する最小単位です。従来のコンピューターのビットが0か1のどちらか一方しか表現できないのに対し、量子ビットは0と1の両方を同時に表現できる「重ね合わせ」の状態を取ることができ、これにより膨大な計算が可能になります。

**超電導型量子コンピューター**とは、極低温環境で電気抵抗がゼロになる「超電導」現象を利用して、量子ビットのデリケートな状態を安定させ、高速な計算を可能にする量子コンピューターの一種です。

![IQMの量子コンピューティング機器が展示されたモダンな空間](/wp-content/uploads/2026/09/69534721b6d5ee08deb64dc83f78e6eb.webp)

今回の導入は、東陽テクニカにとって「IQM Radiance20」に続く2台目のIQM社製量子コンピューターとなります。この2台体制により、量子技術の「学ぶ・試す」段階から「活用する」段階までを一貫して支援する環境が整備され、日本の量子技術の社会実装が推進されることが期待されます。

## 「学ぶ・試す」から「活用する」まで、一貫した支援体制

東陽テクニカは、5量子ビットの「IQM Spark」を人材育成やアルゴリズムの実証・検証に活用します。一方、すでに導入済みの「IQM Radiance20」は、社会実装に向けたユースケース創出や先端研究開発を担います。この連携により、量子技術の活用段階に応じた幅広いニーズに対応できるようになります。

## 日本の量子技術発展を支える背景と目的

世界各国で量子コンピューターの実用化に向けた研究開発が進む中、日本政府も2030年までに「量子技術の国内利用者1,000万人」「量子技術による生産額50兆円」といった目標を掲げ、量子技術の社会実装を強力に推進しています。これは、技術開発だけでなく、量子コンピューターを使いこなせる人材の育成や、具体的な活用事例（ユースケース）の創出が不可欠であることを示しています。

東陽テクニカは、こうした背景から「IQM Spark」を導入し、自社R&Dセンターに設置することを決定しました。稼働開始後は、企業・団体、研究機関、大学などに対し、量子コンピューターの実機を用いた人材教育の実施、アルゴリズムの実証・検証環境の提供を行います。さらに、超電導型量子コンピューターを構成する部品や関連技術を実機環境で評価・検証する**テストベッド**としても活用され、オンプレミス（自社施設内）で実機をオープンに活用できる環境が提供されます。

**テストベッド**とは、新しい技術や製品を試験・評価するための環境や施設のことです。多様な条件下での検証を通じて、技術の成熟度を高める役割を担います。

内閣府「量子未来社会ビジョン」の詳細はこちらをご覧ください。

[https://www8.cao.go.jp/cstp/ryoshigijutsu/ryoshi_gaiyo_print.pdf](https://www8.cao.go.jp/cstp/ryoshigijutsu/ryoshi_gaiyo_print.pdf)

## 「IQM Spark」の製品概要

今回導入される「IQM Spark」の主な仕様は以下の通りです。

![IQM社製の量子コンピュータシステムを映した画像](/wp-content/uploads/2026/09/f5d9666b64b23d51e03070c4ff36c2e7.webp)

製品名
IQM Spark

量子ビット
5

底面サイズ (cm)
123 x 312

最低天井高 (cm)
290

最小荷重耐容量 (kg/m2)
800

平均総電気消費量 (kW)
11

製品の詳細については、東陽テクニカのWebサイトをご参照ください。

[https://www.toyo.co.jp/quantum/products/detail/spark](https://www.toyo.co.jp/quantum/products/detail/spark)

## パートナー企業「IQM Quantum Computers」について

IQM Quantum Computersは、超電導型量子コンピューター分野の世界的リーダー企業です。世界中の企業、研究機関、大学、高性能計算センター、国立研究所に対し、フルスタックの量子システムおよびクラウドプラットフォームへのアクセスを提供しています。IQM社のオープンかつモジュール型のアーキテクチャにより、顧客は自社で量子インフラを所有・運用し、自社インフラへ直接統合することが可能です。これにより、長期的な技術力の構築を実現できるとされています。

2018年に設立されたIQM社は、フィンランド・エスポーに本社を置き、ドイツ・ミュンヘンに主要拠点を構えています。NASDAQ市場に上場した欧州初の量子コンピューター企業でもあります。

IQM Quantum Computers Webサイト

[https://meetiqm.com/](https://meetiqm.com/)

## 東陽テクニカが描く量子ソリューションの未来

東陽テクニカは、量子ソリューション事業において、量子コンピューターの提供だけでなく、量子センシング技術の展開や量子人材の育成にも注力しています。超電導型量子コンピューターを製造・販売するIQM社と販売代理店契約を結ぶほか、ダイヤモンド量子センサー関連製品を扱う英国のRaptor Photonics社、ダイヤモンドNVセンターを利用した量子教育キットを販売するスイスのQZabre AGとも契約しています。

また、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構や株式会社Type-I Technologiesとの共同研究を通じて、ダイヤモンドNVセンターの開発にも取り組むなど、量子事業を多角的に拡充しています。さらに、一般社団法人日本量子コンピューティング協会が実施する検定試験の受験費用支援など、量子技術者の育成も積極的に支援しています。

量子コンピューターは、材料開発、自動運転開発、防衛、創薬、環境工学、暗号通信など、従来のコンピューターでは難しい複雑かつ膨大な計算を実行できる次世代技術として注目されており、今後、社会の様々な分野でその活用が期待されています。

## 株式会社東陽テクニカについて

東陽テクニカは、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新を推進しています。脱炭素／エネルギー、先進モビリティ、情報通信、EMC、ソフトウェア開発、防衛、情報セキュリティ、ライフサイエンス、量子ソリューションなど多岐にわたる事業分野で活動しており、クリーンエネルギーや自動運転の開発といったトレンド分野への最新計測ソリューション提供や、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力しています。新規事業投資やM&Aによる成長戦略のもと国内外事業を拡大し、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献しています。

株式会社東陽テクニカ Webサイト：

[https://www.toyo.co.jp/](https://www.toyo.co.jp/)
