# 港湾が止まったら、どう立て直す？スペースデータが「空間知能」で停止から回復までを再現する運用基盤「PORT OPERATIONS」を開発

- 出典: fture-scope（https://future-scope.net/）
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- カテゴリ: テックニュース
- 公開日: 2026-11-01
- 更新日: 2026-11-01

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株式会社スペースデータ（本社：東京都港区、代表取締役社長：佐藤航陽）は、港湾の運用基盤「PORT OPERATIONS」を開発しました。船、岸壁、荷役、ゲート、トレーラーの動きを空間基盤上に再現する仕組みです。強風や濃霧、システム障害などで荷役や入出港が止まったときに、影響を抑えて早く通常の運用へ戻すための判断を支援します。同社が開発するシミュレーション基盤「SpaceBrain（スペースブレイン）」の技術を使って構築されており、国内の大規模なコンテナターミナルでの利用を想定しています。

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## 止められない港湾物流が抱える課題

日本の貿易は、重量ベースで99％以上を海上輸送が担っています。なかでもコンテナターミナルは、暮らしや産業に必要な物資の積み下ろしが集中する、物流の要となる場所です。

ただし港湾の運用では、強風や濃霧といった気象や、システム障害による停止を避けられません。荷役や入出港が止まると、沖で待つ船やゲート前に並ぶトレーラーの列が時間とともに長くなり、影響は次の寄港地や陸上の物流にも広がります。そのため、停止後にどの船をどの岸壁で、どの順番で扱えば影響を最小限にできるかを事前に検討し、関係者で共有しておくことが求められています。

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## 「PORT OPERATIONS」の3つの機能

PORT OPERATIONSには、「現場の状況を一つの画面に集める」「過去の悪天候・障害の経過を再現し、対策の効果を数字で比べる」「クレーン故障や停電などの事象を起こし、影響を試算する」という3つの機能があります。

### 統合運行モニター：部門をまたいで状況を共有

統合運行モニターでは、船ごとの着岸岸壁、荷役の進み具合、出港の見込みと遅れを一覧で確認できます。港湾の空間基盤上には、強風で止まったクレーン、ゲート前のトレーラーの列、沖で待つ船が場所ごとに表示されます。さらに、ゲートの搬入予約、コンテナ番号の自動読み取り、冷凍コンテナの温度、危険物、気象センサーなどの監視情報も同じ画面に並びます。これにより、ターミナルの運営者や荷役・ゲートの担当者が、部門をまたいで状況の認識をそろえられます。

### 過去の悪天候・障害を再現し、対策の効果を比較

強風、濃霧、システム障害の3つのケースについて、港湾の運用規程や報道で確認した経過をもとに、沖で待つ船やゲート前のトレーラーの列がどう伸びていくかを時間を追って再現します。対策を取らなかった場合と取った場合を同じ条件で計算したところ、シミュレーションの条件では次の結果になりました。

- 強風：荷役の前倒しと、隣り合うターミナル間での岸壁の融通によって、沖待ちの延べ時間（沖で待つ船の隻数と待ち時間を掛け合わせた値）が45.3隻・時から23.9隻・時に短縮。出港の遅れ（平均）も5.1時間から3.2時間に短縮
- システム障害：手作業での受付と搬入予約の振り替えによって、ゲート前で待つトレーラーの最大台数が1,200台から621台に減少
- 濃霧：霧が晴れたあとに航路が混み合うため、岸壁側の対策だけでは効果が限られることも確認（沖待ちの延べ時間は22.7隻・時から21.6隻・時）

### 7種類の事象を発生させて影響を試算

クレーン故障、停電、ゲートのシステム障害、本船の遅れ、航路の閉鎖、危険物の漏えい、侵入検知の7種類の事象を、選んだ岸壁と時刻に発生させることができます。平常の日と比べて、出港が遅れる船やゲート前の待ちがどう変わるかが示されます。7種類をまとめて比較することで、優先して備えるべき事象や、発生時の初動の手順を検討できます。

## 空港と共通の基盤で、交通・物流拠点のレジリエンス向上へ

このシステムは、スペースデータが先に公開した空港オペレーションのシステムと同じ基盤の上に構築されています。同社は、空港と港湾という止めることのできない交通・物流の拠点で共通して使える運用基盤として、ターミナルの運営システムや気象観測データとの接続、実際の運用データを使った検証を、港湾の運営者や物流事業者とともに進めていくとしています。これにより、港湾物流のレジリエンス向上に貢献していく方針です。

スペースデータは、宇宙を誰もが活用できるインフラに変える「宇宙の民主化」を使命に掲げ、宇宙をはじめとするあらゆる空間の知能化（MAKE SPACE INTELLIGENT）に取り組むテクノロジースタートアップです。空間を情報化し、AIに物理を学ばせ、機械が自律的に動けるようにする「空間知能」の技術を活用して、宇宙開発から都市開発、防災、安全保障まで、次の未来を支えるデジタルプラットフォームの構築を国内外で進めています。

出典：[株式会社スペースデータ](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000254.000080352.html)
