Soliton OneGate、Windowsサインインの顔認証がネットワーク未接続時でも利用可能に パスワードを必須としないログイン設定にも対応

Soliton OneGate、Windowsサインインの顔認証がネットワーク未接続時でも利用可能に パスワードを必須としないログイン設定にも対応

株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鎌田 理)は、統合認証クラウドサービス「Soliton OneGate」(以下、OneGate)に新機能を追加し、2026年10月26日から提供を始めます。ネットワークにつながっていない状態でも、顔認証でWindowsにサインインできるようになります。

企業や組織では、オフィスだけでなく外出先や自宅など、さまざまな場所で仕事をする機会が増えています。こうした働き方の広がりに伴い、PCを使い始める時点からクラウドサービスにアクセスする場面まで、利用環境に合った認証が求められるようになりました。また、不正アクセスによる情報漏えい事案の公表が相次いでいることから、アカウント侵害への備えとして、多要素認証やパスワードに依存しない認証の重要性が高まっています。

図2:利用開始前の認証設定用ページ(管理者が設定した認証方式のみを表示)
図2:利用開始前の認証設定用ページ(管理者が設定した認証方式のみを表示)

オフラインでも顔認証でWindowsにサインイン

OneGateはこれまでも、デジタル証明書と顔認証を組み合わせたWindowsサインインを提供してきました。ただし顔認証はオンライン環境での利用を前提としており、オフラインで使う場合には、スマートフォンを利用した認証(Soliton Authenticator)などと組み合わせる必要がありました。

今回のアップデートにより、ネットワーク未接続時でも顔認証によるWindowsサインインが可能になります。端末の状態に応じてオンラインとオフラインの認証が自動で切り替わるため、利用者はネットワークの接続状態を気にせずに顔認証を使えます。顔認証には、パナソニック コネクト株式会社の高精度な顔認証技術を搭載した「顔認証SDK(ソフトウェア開発キット)」が採用されています。

パスワードを必須としないログインと、利用者自身による事前設定

OneGateへのログイン時に、パスワード認証を必須としない設定ができるようになります。あわせて、OneGateの利用を始める前に、利用者が必要な認証設定を済ませておける専用ページが新たに用意されます。管理者が利用させたい認証方式を指定し、利用者はアクティベーションコードでこのページにアクセスすることで、証明書の取得やFIDO2の登録など、OneGateの利用に必要な認証設定を自分で完了できます。これにより、利用者にOneGateのパスワードを知らせずに運用することも可能になります。

ソリトンシステムズは、今回の機能強化とOneGateのクラウドSSOを組み合わせることで、WindowsサインインからSaaSの利用まで、パスワードに依存しない認証環境の構築を支援するとしています。

NetAttest EPS連携の強化とログ保存期間の拡大

同期先のNetAttest EPSを指定可能に

OneGateユーザーの同期先となるNetAttest EPSを指定できるようになり、拠点や利用者に応じた柔軟な運用が可能になります。また、NetAttest EPSをOneGateに登録する手順が簡素化され、利用開始時の設定負荷が軽減されます。

ログの保存期間は90日間から6カ月間へ

ログの保存期間が従来の90日間から6カ月間に拡大され、不正アクセスなどを調査する際に、より長い期間をさかのぼってログを確認できるようになります。追加費用は不要ですが、利用には別途申請が必要です。なお、for LEプランは対象外です。

パナソニック コネクトのコメントと今後の展開

今回のアップデートについて、パナソニック コネクト株式会社 現場ソリューションカンパニー 常務 センシング事業担当の澤井 淳子氏がコメントを寄せています。澤井氏は、2024年のオンライン環境での認証に続き、オフライン環境でのWindowsサインインにも同社の顔認証が活用されることを「大変嬉しく思います」と述べました。同社は世界最高水準の顔認証技術を生かし、空港の顔認証ゲートをはじめ、官公庁や医療機関などさまざまな分野で本人確認ソリューションを展開してきたといいます。そのうえで、オフライン環境にも活用の場が広がることが、場所やネットワーク環境に左右されない、安全で利便性の高い認証環境の実現につながるとの考えを示しました。

OneGateは、多要素認証、シングルサインオン(SSO)、ID管理などを提供する統合認証クラウドサービスです。デジタル証明書や生体認証などを活用した強固な認証に加え、クラウドサービスや社内システムへのアクセスを一元的に管理できます。ソリトンシステムズは、サイバー攻撃の高度化・巧妙化が進むなか、今後もOneGateの機能強化を通じて、企業・組織における安全性と利便性を両立した認証環境の実現を支援していくとしています。

出典:ソリトンシステムズ