株式会社NTTデータ先端技術(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 秀彦)は、Oracle AI Database/Oracle Cloud Infrastructure(OCI)環境向けのセキュリティサービスを、2026年11月から提供します。追加されるのは「データ基盤セキュリティアセスメント」「バックアップ基盤導入支援」「Oracle Engineered Systems パッチ適用支援」の3サービスです。いずれも同社の「INTELLILINK Hybrid Platform for Oracle」サービスのメニューとして提供されます。
3サービスでは、アセスメントでリスクを可視化し、パッチ運用で脆弱性に対処し、バックアップ基盤の強化によって迅速な復旧を支援します。これにより、企業の重要データを守る「防御」と、迅速な復旧を意味する「レジリエンス」を実現します。

ランサム攻撃は11年連続選出、AIをめぐるリスクも新たにランクイン
今回のサービス追加の背景には、サイバー攻撃をめぐる環境の変化があります。生成AIの進化に伴い、攻撃手法は高度化・巧妙化しています。IPA(情報処理推進機構)が毎年公表している脅威ランキングでも、ランサムウェアや生成AIに関するリスクが上位に位置づけられています。
2026年版の調査結果では、「ランサム攻撃による被害」が11年連続で選出され、組織向け脅威としては4年連続で第1位となりました。企業システム全体を停止させたうえで身代金を要求する手口は、依然として深刻な状況です。さらに2026年版では「AIの利用をめぐるサイバーリスク」が新たに選出されました。攻撃の立案や脆弱性探索、攻撃コードの最適化などに生成AIを活用する攻撃者も現れはじめています。
こうした状況を受け、企業には脆弱性を未然に防ぐ「防御」に加えて、被害が発生した際に迅速に復旧するための「レジリエンス」の強化が求められています。

現状評価からリカバリ強化まで一貫して支援
セキュリティ対策では、攻撃を事前に防ぐ「防御」と、被害を受けても事業を続けるための「レジリエンス」の両方が欠かせません。今回の3サービスは、アセスメント、パッチ運用、バックアップ・リカバリ基盤の強化を通じて、この両面を実現します。
- データ基盤セキュリティアセスメント
- バックアップ基盤導入支援
- Oracle Engineered Systems パッチ適用支援
3サービスに共通するのは、Oracleビジネスで20年以上にわたり蓄積してきた知見と実績をベースにしている点です。Oracle AI Database/OCI環境の現状評価から運用改善、バックアップ・リカバリ基盤の強化までを一貫して支援し、セキュリティ対策の強化、事業継続性の向上、運用の高度化の実現に貢献します。同社はOracle認定Partnerとして多くの顧客のOracle環境の構築・運用を支援してきた経験を活かし、Oracle AI Database/OCI環境に特化した実践的なセキュリティ対策を提供するとしています。

「Oracle AI Security Mesh」への取り組みとNTTデータとの連携
今後について同社は、2026年10月にOracleが発表した「Oracle AI Security Mesh」への取り組みを進め、AIを活用した脆弱性の発見・検証の知見を顧客環境の保護に活かしていく方針です。セキュリティ支援サービスの拡充も図り、フロンティアAI(大規模なデータで学習された、高度な推論や文章生成などを実現する最先端のAIモデル群)の時代における新たな脅威にも対応できる、強固なデータ保護基盤の実現を支援していくとしています。
NTTデータ先端技術は、NTTデータグループでOracleビジネスを牽引する企業として、株式会社NTTデータと連携しながら多様な業界の顧客のOracle環境構築・運用を支援してきました。今回のサービスも両社が培ってきた知見や実績を活用したものです。日本オラクル株式会社 常務執行役員 アライアンス統括の佐野 守計氏は、現状評価からリスクの可視化、運用改善、バックアップ・リカバリ強化までを包括的に支援する本サービスについて、顧客の安全で安定したシステム運用と事業継続を支えるものと期待しているとコメントしています。
出典:NTTデータ先端技術



