Keeper、iOS版アプリ「バージョン18.1」を提供開始 Liquid Glass採用とiPhone Duo対応でKeeper史上最大規模のUI刷新

Keeper、iOS版アプリ「バージョン18.1」を提供開始 Liquid Glass採用とiPhone Duo対応でKeeper史上最大規模のUI刷新

Keeper Security APAC株式会社(以下、Keeper)は、iOS版Keeperアプリ「バージョン18.1」の提供を始めました。同社は、ゼロトラストとゼロ知識に基づくアイデンティティセキュリティや、特権アクセス管理(PAM)を手がけるサイバーセキュリティプロバイダです。アジアパシフィック本社は東京にあり、CEO兼共同創業者はダレン・グッチョーネ(Darren Guccione)氏です。

今回のアップデートでは、Appleの「Liquid Glass」を取り入れて、ボルト(保管庫)のユーザーインターフェースを全面的に作り直しました。あわせて、最新の2画面端末「iPhone Duo」に対応し、外出先での認証情報の管理を簡単にする自動化機能も追加しています。Keeperによると、今回はKeeper史上最大規模のUI刷新です。また、エンタープライズ水準の高度なセキュリティと、洗練された快適なモバイル操作性を両立し、法人・個人の双方のユーザーに快適な利用体験を提供します。

iOS版Keeperアプリ「バージョン18.1」
iOS版Keeperアプリ「バージョン18.1」

モバイルでのセキュリティと使いやすさをどう両立するか

モバイル端末は、日常業務や特権アクセス管理を担う主要なツールになりつつあります。その一方で、使いやすさを損なわずにゼロトラストに基づく厳格なアイデンティティ制御を実現することは、多くの企業にとって大きな課題でした。バージョン18.1は、あらゆる端末から「人」と「マシン」のアクセスを安全かつ円滑に統制できるよう、直感的で高性能なセキュリティツールを提供するというKeeperの取り組みの一環に位置づけられています。

バージョン18.1の主な強化ポイント

iPhone Duoと新デザインへの対応

  • iPhone Duoでのマルチタスキングに最適化:Appleの新しい折りたたみ式端末に合わせ、端末を開くとボルトの画面が自動で広がります。フォルダを操作しながら、レコードの詳細を左右に並べて表示・操作できるため、複雑な管理業務もスムーズに進められます。端末を閉じると、標準のシングル画面へ自動で切り替わります。
  • Liquid Glassの採用とボルト操作の効率化:AppleのLiquid Glassで画面を再設計し、滑らかで洗練された表示を実現しました。検索、セキュリティ監査、二要素認証コードなど、よく使う機能は画面下部の専用ツールバーに集約されています。アカウント設定はアバターメニューからまとめて操作できます。さらに、画面上に浮かぶアクションボタンや、スワイプで閲覧できる機能も加わり、各機能を見つけやすくなりました。

認証情報の管理を自動化

  • パスワード生成と自動入力の強化:新しいアカウントを作るときやパスワードを変更するときに、KeeperFillが強固で使い回しのないパスワードを提案し、iOS標準の入力画面へ直接入力します。更新された情報はバックグラウンドでボルトへ自動的に反映されるので、保存の手間をかけずに最新の認証情報を保てます。
  • 認証情報の自動メンテナンス:ウェブサイトから通知された変更をバックグラウンドで処理します。ウェブサイト側でパスキーが失効したり、パスワードが無効化されたりした場合は、ユーザーが操作しなくても、ボルト内の該当情報が自動で更新または削除されます。
  • 共有機能とフォルダ管理の強化:iOSの共有画面から、複数のファイルをKeeperへ直接送れるようになりました。企業向けには、階層型共有フォルダの移動や、特定フォルダへのアクセスを明示的に拒否できる管理機能が追加されています。

AIエージェント時代のアイデンティティ統制を支える基盤

こうした操作性の向上を支えているのが、現代の企業を守るために設計されたセキュリティ基盤です。AIエージェントや非人間アイデンティティ(NHI)が急増し、マルチクラウド環境も複雑になるなかで、サイバー攻撃の標的は、ネットワーク境界を守るソフトウェアの脆弱性から、認証やアクセスに関わる処理へと広がっています。

Keeperのアイデンティティセキュリティ基盤は、人、マシン、非人間ID、AIエージェントにわたるすべてのアイデンティティを統制する中核として機能します。企業でAIエージェントの活用が広がり、ITチームによる管理が課題となるなか、Keeperは企業内でAIに許可する動作と、その実行方法を制御します。

Keeperのゼロトラストおよびゼロ知識アーキテクチャでは、暗号化と復号をすべてユーザーの端末内で行い、秘密鍵が端末の外へ出ることはありません。特権を伴うクラウドインフラの管理、データベース接続、APIシークレットから日常のログイン認証情報まで、デスクトップ、モバイル端末、自動化されたワークフローを横断して、監査可能なアクセス管理を提供します。

Keeper SecurityのCTO兼共同創業者であるクレイグ・ルーリー(Craig Lurey)氏は、「操作の複雑さは、セキュリティ対策の大きな妨げになります」と述べています。同氏によると、今回のアップデートではAppleのLiquid GlassとiPhone Duoの2画面設計を活かしてユーザーインターフェースの煩雑さを削ぎ落とし、強固なゼロ知識暗号化を維持しながら、必要な情報へ迅速かつ直感的にアクセスできる環境を実現したとのことです。iOS版Keeperアプリの最新バージョンは、App Storeで提供されています。

出典:Keeper Security APAC株式会社