NECネッツエスアイとJPユニバースが技術提携、AIエージェント型「TinyFish」で現実のデータを「竜宮国」「竜宮LINK」に組み込むことを目指す

NECネッツエスアイとJPユニバースが技術提携、AIエージェント型「TinyFish」で現実のデータを「竜宮国」「竜宮LINK」に組み込むことを目指す

NECネッツエスアイ株式会社とJP UNIVERSE株式会社(以下、JPユニバース)は、JPユニバースが提供を予定しているRPG型プラットフォーム「竜宮国」と、現実とゲームの世界がつながる異世界交信RPG「竜宮LINK」について、技術提携を開始すると発表しました。

▲「竜宮国 鳥取」キービジュアル
▲「竜宮国 鳥取」キービジュアル

提携の第一弾はAIエージェント駆動のWebデータ収集「TinyFish」の活用

今回の提携で最初に取り組むのは、NECネッツエスアイが取り扱うAIエージェント駆動型のWebデータ収集APIプラットフォーム「TinyFish(タイニーフィッシュ)」の活用です。現実世界で起きている出来事やリアルタイムなデータを「竜宮国」「竜宮LINK」に組み込み、ユーザーのリアルでの体験とバーチャルでの体験をシームレスに連動させることを狙います。両社はこれにより、新たな体験価値の創出と、地方創生の仕組みの構築を目指すとしています。

TinyFishはTinyFish, Inc.が開発したプラットフォームで、NECネッツエスアイが提供しています。AIエージェントが、ログインや検索条件の指定といった人間と同じようなWeb操作を自律的に行い、広告などのノイズを取り除いた必要な情報を、構造化データとしてAPI経由で提供する仕組みです。

▲「竜宮LINK」イメージ
▲「竜宮LINK」イメージ

「竜宮国」と「竜宮LINK」とは

日本神話をモチーフにした創作・経済プラットフォーム「竜宮国」

「竜宮国」は、JPユニバースが国内有数の企業の賛同を得て推進している「ジャパン・メタバース経済圏構想」の実現に向けて開発が進められている、RPGのゲーム世界を土台とした創作・経済プラットフォームです。コンセプトは「日本を世界へ」。日本神話をモチーフとしたRPG空間の中に、クリエーターエコノミーと企業プロモーションを統合した経済圏をつくり出す挑戦的なサービスと位置づけられています。

スマートフォンで異世界のキャラクターと交信する「竜宮LINK」

「竜宮LINK」は、「交信が、世界を創る。」をコンセプトとするRPGです。異世界に生きるキャラクターとスマートフォンを通じてつながり、交信します。日常生活の中に「竜宮国」からの通知や呼びかけが届き、交信と選択の結果によって異世界の物語が動いていきます。その物語をきっかけに移動や購買、体験といった現実の行動を促し、日常そのものがバーチャルの世界と連動する設計です。

なおJPユニバースは、2026年3月に西日本旅客鉄道株式会社と戦略的アライアンスを締結しています。地域創生などの社会課題解決を軸に新たな体験価値を生み出すことを目的としたもので、そのプロジェクトの最初の取り組みとして、鳥取県をモチーフとした「竜宮国 鳥取」の構築が進められています。

両社の役割分担と今後

今回の技術提携における両社の役割は次の通りです。

  • NECネッツエスアイ:TinyFishをはじめとする最先端技術を「竜宮国」「竜宮LINK」に適用するための実証・検証を担当。Web上の公開データの自動収集・構造化やAPI連携といった技術面から、両サービスの体験価値の向上に貢献する
  • JPユニバース:「竜宮国」「竜宮LINK」の開発・運用を担当。TinyFishで取得したリアルタイムデータをゲーム内のイベントや物語に反映するゲーム体験の設計、観光・ユーザー体験の創出、企業・自治体が共創やプロモーションを行えるバーチャル空間の場の提供を担う

両社は今後、「竜宮国」「竜宮LINK」を、リアルとバーチャルが互いに影響し合う新たなプラットフォームとして確立していくことを進めるとともに、企業や自治体による共創の場として提供し、地方創生に貢献していくとしています。

NECネッツエスアイは東京都港区に本社を置き、ネットワークをコアとするICTシステムに関する企画・コンサルティングや設計・構築などの提供と、日本全国にわたるサポートサービス拠点による24時間365日対応の保守・運用、監視サービスならびにアウトソーシングサービスの提供を事業としています。JPユニバースは東京都千代田区に本社を置き、AIワールドRPGエンジンの開発、独自IPの企画・開発・運営、ゲームを基盤とするプラットフォームの構築を事業としています。

出典:NECネッツエスアイ株式会社