JVCケンウッド、業務用デジタル無線機「VP8000S」を初公開 北米最大の警察関係者向け展示会「IACP 2026」で

JVCケンウッド、業務用デジタル無線機「VP8000S」を初公開 北米最大の警察関係者向け展示会「IACP 2026」で

株式会社JVCケンウッドは、北米最大の警察関係者向け展示会「IACP(The International Association of Chiefs of Police) 2026」に出展し、業務用デジタル無線機の新モデル「VP8000S」を初公開しました。展示会は10月24日(土)~27日(火)に、米国・フロリダ州オーランドで開催されました。「VP8000S」は2027年春に出荷開始予定です。

初公開した「VP8000S」
初公開した「VP8000S」

フラッグシップ「VP8000」の性能・機能を受け継いでスリム化

「VP8000S」は、JVCケンウッドが北米で展開する業務用デジタル無線機「Viking」シリーズのフラッグシップモデル「VP8000」をベースにした新モデルです。「VP8000」の性能と機能を継承しながら、スリム化を実現しています。

ベースとなった「VP8000」は、同社が2023年に市場投入した携帯型無線機です。複数の周波数帯域とデジタル無線規格に1台で対応する、マルチバンド・マルチプロトコル仕様を備えています。対応する帯域と規格は以下の通りです。

  • 周波数帯域:公共安全市場で用いられるVHF、UHF、700-800MHzの3つ(トライバンド)
  • デジタル無線規格:P25、DMR、NXDN™の3つ

なお、P25は米国の公共安全市場向けに開発されたデジタル無線規格です。

「VP8000」は、過酷な任務を支える機能性と人間工学を両立したデザイン、グループ会社である株式会社JVCケンウッド山形での生産による高品質・高信頼性、そして納入先ごとのニーズに応じた柔軟なカスタマイズ対応が評価され、北米の警察・消防・救急をはじめとする公共安全市場で、多数の導入実績があります。

相互通話ソリューション「Viking Connect」
相互通話ソリューション「Viking Connect」

現場の専門家の声を製品づくりに反映

新モデルの開発では、現地の警察署長や保安官をはじめとする法執行機関の専門家の声を製品づくりに取り入れています。警察を中心とする公共安全市場の多様な運用ニーズに応え、携帯性と操作性のさらなる向上に貢献するとしています。

同社は「VP8000S」を、「You Asked. We Heard. We Delivered.(お客様の声に耳を傾け、それを形にしました)」というコミットメントを体現する製品と位置づけ、北米市場に展開していく方針です。

P25対応レピーターシステム「ATLAS」
P25対応レピーターシステム「ATLAS」

相互通話ソリューションやレピーターシステムも展示

同展示会では、「VP8000S」のほかに次の製品・サービスも展示されました。

  • IP無線サービス「ESChat」を活用した相互通話ソリューション「Viking Connect」
  • P25対応レピーターシステム「ATLAS」

「ESChat」は、2026年7月に連結子会社となったSan Luis Aviation, Inc.が北米で展開しているIP無線サービスです。また、「Viking Connect」と「ATLAS」は、北米を中心にJVCケンウッドのグループ会社であるEF Johnson Technologies, Inc.が展開する商品・サービスです。

出典:株式会社JVCケンウッド