沖縄から世界へ羽ばたく!「Ryukyu Launchpad 2026」採択スタートアップ12社が決定

世界へ挑む2つのコース

「Ryukyu Launchpad 2026」では、スタートアップ(新しいビジネスモデルや技術で急成長を目指す企業)の海外展開フェーズに合わせて2つのコースが用意されています。

海外派遣コース(4社)

すでに海外展開を進めているスタートアップを対象に、北米またはアジア市場への具体的な進出を支援します。現地専門家によるメンタリング(経験豊富な専門家が助言や指導を行うこと)や渡航プログラム、商談機会の提供、そして現地でのピッチイベント(投資家や関係者に向けて事業やアイデアを発表する場)への参加を通じて、販路開拓やパートナー連携、資金調達の実現を目指します。

北米市場へ挑戦する企業

  • 株式会社Cultivera:独自の根域制御技術「湿耕栽培法」を活用し、水や肥料の使用量を抑えながら収量や品質を高める持続可能な農業技術を開発・提供しています。気候変動や資源不足といった地球規模の課題に対し、環境適応型の次世代農業技術で貢献することを目指しています。

  • 株式会社AlgaleX:独自AI培養技術「Touji-24」を使い、藻類バイオテクノロジー(藻類が持つ多様な機能を活用し、食品、燃料、医薬品などの生産に応用する技術)によるソリューションを食・バイオ・アクアカルチャー分野で開発しています。食用藻「うま藻」の海外展開や培養自動化ソリューション、持続可能な水産養殖向け機能性飼料の開発を通じて、グローバル市場での事業拡大を目指します。

アジア市場へ挑戦する企業

  • 株式会社MINORICA:独自開発の植物活力剤を農業分野に展開しています。葉面散布のみで植物の光合成効率を高め、作物の糖度や収量、品質を改善します。あらゆる作物や生育段階で使用可能な汎用性を持ち、自社の栽培ノウハウと組み合わせることで、高い投資対効果を実現しています。

  • 株式会社TLALOC BLUE:食品残渣や産業系有機廃棄物を、持続可能なタンパク質、飼料、堆肥などへ高効率に資源化するバイオコンバージョン技術(微生物や酵素の働きを利用して、廃棄物などの有機物を有用な資源に変換する技術)を開発しています。独自のAI制御システムとハードウェアを組み合わせ、循環型資源管理の実現を支援し、今後はAPAC(アジア太平洋地域)を中心にグローバル展開を推進する予定です。

海外展開準備コース(8社)

これから本格的に海外展開を目指すスタートアップを対象に、グローバル展開に必要な基盤づくりを支援します。沖縄での対面ワークショップや約半年間にわたるオンラインプログラム、専門家によるメンタリング、各国市場や商習慣に関する情報提供、英語ピッチ支援などを通じて、海外市場への進出に向けた戦略策定から実践力・事業基盤の構築までを総合的に支援します。

採択企業一覧

  • MUSCLE FOOD PROJECT合同会社:沖縄産スーパーフードを活用したサステナブルなフィットネスサプリメントを開発しています。米国市場への展開を見据え、在日米軍基地で実証実験を行い、高い評価を獲得しています。

  • Ryuwell:AIと医療データを活用したデジタルヘルスケアソリューション(情報通信技術を活用して、医療や健康管理を支援するサービスやシステム)を開発しています。琉球大学医学部の研究者とAI・IT分野の専門家によって設立され、高齢化社会における医療アクセスの向上と質の高い医療サービス実現を目指します。

  • 株式会社バタフライピー研究所:バタフライピー由来の天然青色色素「AO-1」(バタフライピーという植物から抽出される、食品に使用できる自然な青色の着色料)を開発しています。独自の栽培・加工技術により、国産原料を用いた天然青色色素の実用化を実現し、食品業界における合成着色料の代替需要に対応します。

  • LooChoo Voyage(設立準備中):琉球の歴史や美意識を現代的なデザインに取り入れたプレミアム・ライフスタイルブランドです。刺繍スカーフやテキスタイル、ライフスタイル商品を通じて沖縄の魅力を世界へ発信し、本物志向やクラフトマンシップを重視する国内外の市場をターゲットにブランド展開を進めます。

  • Jvex International合同会社:沖縄の米軍関係者と地域住民・事業者をつなぐ会員制コミュニティプラットフォーム(サービス提供者と利用者を結びつける基盤となるシステムや場)を運営しています。スポーツやAI翻訳、音声ウェルネス技術を活用し、地域交流と経済活性化を支援。沖縄での実証を基盤に、米国や世界各地の米軍基地周辺コミュニティへの事業展開を目指します。

  • skyvillage Co., Ltd.:訪日旅行者向けの貸切観光タクシープラットフォームを提供しています。観光客の移動や観光に関する課題を解決するとともに、タクシー事業者の収益機会の拡大を支援し、持続可能な観光モビリティの実現を目指します。

  • 株式会社フードリボン:「捨てるものがない、循環型の社会を実現する」をビジョンに掲げ、未利用農産資源(収穫されずに捨てられたり、加工されずに残ったりする農作物の部分や副産物)の活用に取り組んでいます。パイナップルやバナナの葉などの農業残渣を活用した天然繊維・生分解性素材の開発や、食品循環事業を展開しています。

  • GROWCIA株式会社:アパレル商品の卸販売を展開するとともに、沖縄県産ビーツを活用したゼリーやパウダーなどの加工食品を開発・販売しています。営業力を強みに、アパレルとビーツ加工品の両軸で事業を展開しています。

今後のスケジュールとDemo Day

各コースの伴走支援は2026年8月中旬から12月にかけて実施されます。海外派遣コースの現地プログラムは、北米が9月中旬〜下旬、アジアが10月下旬〜11月上旬に予定されています。海外展開準備コースは、7月22日〜23日の2日間ワークショップに続き、8月上旬から1月までオンラインプログラムが続き、2027年1月下旬にはFinal Pitch Dayが開催されます。

そして、2027年の年初には沖縄県内でDemo Day(アクセラレータープログラムなどの成果発表会で、スタートアップが事業内容や進捗を投資家や一般に向けて披露するイベント)が開催される予定です。このイベントはスタートアップ関係者やVC(ベンチャーキャピタル)だけでなく、広く一般の方々も参加できる機会となるでしょう。詳細は後日改めて案内されるとのことです。

プログラムの詳細については、以下のウェブサイトで確認できます。
https://okinawa-startup-ecosystem.jp/ryukyu-launchpad-2026

プログラム運営を担う株式会社ゼロワンブースター

01 Booster ロゴ

本プログラムの運営を担う株式会社ゼロワンブースターは、「事業創造の力で世界を変える」を理念に掲げる事業創造カンパニーです。企業や行政、大学などと連携し、オープンイノベーション(組織の壁を越えてアイデアや技術を組み合わせ、新たな価値を創造する手法)や新規事業開発を支援しています。スタートアップの創出・成長支援、海外進出支援、地域産業の変革支援などを通じて、持続可能な産業創造エコシステムの構築に取り組んでいます。