日本の技術を結集!羽のように軽い次世代パワー半導体『フェザーインバータ』が世界初公開

羽のように軽い電力変換器『フェザーインバータ』が世界を動かす

日本のものづくりの底力が結集した、次世代パワー半導体技術が世界に先駆けて公開されます。名古屋大学の山本 真義 教授が主導する産学連携プロジェクトから生まれた『フェザーインバータ』は、電気自動車(EV)や電動航空機、産業機器などに不可欠な電力変換器を、驚くほど軽く、薄くする技術です。

フェザーインバータとは?「軽く、薄く」がもたらす革新

電力変換器(インバータ)は、直流の電気を交流に変換したり、モーターの回転速度を制御したりする装置で、私たちの身の回りにある多くの電気製品や乗り物に欠かせません。しかし、これまでのインバータは、その性能を追求するとどうしても大きく、重くなりがちでした。

『フェザーインバータ』は、この常識を覆します。次世代のパワー半導体(電力の制御に使われる半導体で、電気の流れを高速でオン/オフしたり、電圧や電流を変換したりする役割を担います)と、独自の回路・磁気部品技術を組み合わせることで、まさに「羽(フェザー)」のように劇的に軽く、薄くすることに成功しました。

フェザーインバータ実機展示

この技術は、日本の大学、部品メーカー、素材メーカーが一体となって取り組んだ「Made in Japan」の集大成であり、日本のものづくりが世界に再び存在感を示すための大きな一歩となります。

フェザーインバータが描く未来の社会

インバータが劇的に軽く・小さくなることで、私たちの暮らしや産業にはどのような変化が訪れるのでしょうか。

1. モビリティの進化

EVのバッテリー容量を増やさずに航続距離を延ばしたり、車体をさらに軽量化したりすることが可能になります。また、「空飛ぶクルマ」や電動航空機といった次世代モビリティの実現を大きく後押しする技術として期待されています。軽くてコンパクトなインバータは、限られたスペースに効率よく配置でき、燃費や航続距離の向上に直結するでしょう。

2. 省エネ・脱炭素社会への貢献

電力変換の際に発生するロスを低減することで、社会全体のエネルギー効率が向上し、カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること)の実現に貢献します。効率の良い電力利用は、持続可能な社会を築く上で不可欠です。

3. 産業競争力の再構築

日本発のこの革新的な技術を核として、国内の材料・部品・装置産業が活性化し、次世代産業の創出につながる可能性があります。日本の技術力が再び世界の舞台で輝くきっかけとなることが期待されます。

世界初公開の舞台「第5回 ネプコン ジャパン[秋]」

『フェザーインバータ』の実物と詳細情報は、2026年9月9日(水)から11日(金)まで幕張メッセで開催される「第5回 ネプコン ジャパン[秋]-エレクトロニクス開発・実装展-」で世界に先駆けて初公開されます。

プロジェクトリーダーである名古屋大学 未来材料・システム研究所の山本 真義 教授は、「日本のものづくりの技術を結集して生まれたフェザーインバータを、数多くの企業や技術者が集まるこの展示会で最初に世に問うことがふさわしいと考えた」とコメントしています。

会場では、実物によるデモンストレーション展示のほか、開発の狙いや技術のポイントを解説するオープンセミナー、山本教授とプロジェクト参画企業による特別講演なども予定されており、技術の全貌を知る貴重な機会となるでしょう。

開催概要

  • 名称: 第5回 ネプコン ジャパン[秋]-エレクトロニクス開発・実装展-

  • 会期: 2026年9月9日(水)〜11日(金) 10:00〜17:00

  • 会場: 幕張メッセ ホール1~3(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)

  • 主催: RX Japan合同会社

  • 入場: 無料(事前の来場登録が必要)

  • 公式Web: https://www.nepconjapan.jp/autumn/ja-jp.html

『フェザーインバータ』は、日本の技術が未来の社会をどのように変えていくのかを示す、まさに研究開発段階の最先端技術です。その可能性に、ぜひ注目してください。

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