仙台放送とLiving Lab as a Serviceが連携、地域共創型ヘルスケアを加速
株式会社仙台放送と一般社団法人Living Lab as a Service(以下、LLaaS)は、ビジネスマッチング契約を締結しました。この連携により、東北大学と仙台放送が共同開発したVR視野セルフチェックアプリ「メテオブラスターVR」を活用し、地域に根差したヘルスケアの推進が本格化します。
近年、日本では高齢化が進むとともに、緑内障などの眼疾患の早期発見・早期受診の重要性が高まっています。しかし、視野の異常は自覚症状が少ないため、医療機関を受診するきっかけを見つけにくいという社会的な課題がありました。この課題に対し、両者は地域住民、自治体、企業、医療機関、大学など多様な主体と連携し、眼の健康への「気づき」を促し、健康寿命の延伸を目指します。
VRで手軽に眼の健康をセルフチェック「メテオブラスターVR」
「メテオブラスターVR」は、仙台放送と東北大学大学院医学系研究科眼科学分野が共同開発した、ゲーム感覚で視野状態をセルフチェックできる画期的なアプリです。VRゴーグル(バーチャルリアリティの映像を体験するためのヘッドセット)を装着し、宇宙空間を舞台にした没入感あふれる体験を通じて、利用者は自身の眼の健康状態に関心を持つきっかけを得られます。

このアプリは、約5分間の簡単な操作で「眼の見え方」をチェックできるシューティングゲーム形式。特許も取得済み(第7103744号)であり、自宅で手軽に、かつ楽しく眼の健康状態を把握できる点が大きな特徴です。従来の眼科検査とは異なり、医療機関に行く手間なく、日常の中で自身の眼に意識を向けることができます。
「メテオブラスターVR」の詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。
地域に根差した「リビングラボ」で未来のヘルスケアを創る
今回の連携では、LLaaSが推進するリビングラボのネットワークと共創プラットフォームが重要な役割を担います。リビングラボとは、地域住民や企業、自治体などが協力し、実際の生活空間で新しいサービスや技術を開発・検証する場のことです。LLaaSは、このリビングラボの仕組みを活用し、地域住民参加型の実証事業や健康イベント、自治体との連携事業などで「メテオブラスターVR」を導入することで、地域に根差した新しいヘルスケアモデルの構築を目指します。
LLaaSは「ヘルスケアリビングラボ」を中核とし、東北大学COI-NEXT「Vision to Connect」拠点が推し進める「未来型健診」と早期予防介入の仕組みづくり、そしてそれらのエビデンスとなる研究と産学官共創プラットフォームの拠点形成を行っています。医療機器による測定データだけでなく、より気軽に計測できる非医療機器のデータも取得・分析することで、様々なデータと疾患リスクとの関連性を明らかにしていきます。
将来的には、これらの研究成果に基づき、緑内障などの疾患の早期発見や、個人の体質に応じたオーダーメイドの健康アドバイスにつながる体験の社会実装を目指しており、今回の仙台放送との連携はその大きな一歩となるでしょう。この取り組みは、技術と地域コミュニティが一体となり、人々の健康寿命延伸に貢献する未来を切り開く可能性を秘めています。



