住友重機械、東ソーへ74MW級バイオマス混焼ボイラを納入 – 脱炭素と安定燃料供給に貢献

多様な燃料で脱炭素と安定供給を実現

本設備の最も注目すべき点は、その燃料の多様性です。木質系燃料(ホワイトペレット)だけでなく、建築廃材(木質チップ)やRPF(Refuse derived Paper and Plastics densified Fuel:古紙と廃プラスチックを原料とする固形燃料)といった、これまで活用が難しかったリサイクル燃料も効率的に使用できます。

これにより、エネルギー多消費産業である化学産業などでは、脱炭素への対応はもちろんのこと、燃料調達のリスクを分散し、安定した供給を確保できるという大きなメリットがあります。東ソーの運用計画では、年間約50万t-CO2相当のCO2排出量削減が見込まれており、これは地球温暖化対策に大きく寄与する数値です。

実績豊富な「循環流動層ボイラ」技術

本設備に採用されているのは「循環流動層(CFB)ボイラ」という形式です。これは、燃料と砂を高効率で混ぜ合わせながら燃焼させる技術で、多様な燃料を安定して燃やすことができるのが特長です。

住友重機械工業グループは、国内外で560缶以上もの循環流動層ボイラの納入実績があり、高効率バイオマス発電分野において高いシェアを誇る、既に実用化・商用化された成熟技術です。この豊富な経験と実績が、今回の安定した設備提供を可能にしています。

未来へ向けた脱炭素ソリューション

近年、企業にとって脱炭素化は喫緊の課題であり、同時に燃料の安定調達も重要です。木質バイオマスやリサイクル燃料を活用した発電設備は、これらの課題に対する有効な解決策として、今後もその導入が加速することが期待されます。

住友重機械工業は、今回の設備納入を通じて、資源の有効活用と環境負荷の低減に貢献するとともに、電力とユーティリティの安定供給、そして脱炭素社会の実現に向けた取り組みをさらに推進していくとのことです。

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