大和エネルギー、太陽光発電所を「リパワリング」で大刷新!発電量40%向上と環境貢献を実現

過去最大規模のリパワリングで発電所が生まれ変わる

大和ハウスグループの大和エネルギー株式会社は、これらの課題に対応するため、既設発電所の価値を最大化する「リパワリング」(主要機器の性能向上や旧式設備の刷新などを行うことで、発電量を高める取り組み)事業を推進しています。その一環として、同社が運営する太陽光発電所「DREAM Solar兵庫豊岡」(兵庫県豊岡市)で、過去最大規模となるリパワリングを実施しました。

「DREAM Solar兵庫豊岡」は2017年に取得され、運営開始から約9年が経過しています。今回のリパワリングでは、発電効率の向上と長期安定稼働を目指し、太陽光パネルとパワーコンディショナが全面的に更新されました。

DREAM Solar兵庫豊岡の空撮

最新技術で発電効率を劇的に向上

今回のリパワリングでは、主に二つの技術的な進化が導入されました。

1. 両面受光型パネルと白色マルチライニングシート

従来の片面受光型パネルから、表面だけでなく裏面からも太陽光を取り込み発電できる「両面受光型パネル」へと更新されました。さらに、敷地内の地面には防草効果に加え、地面からの反射光をパネルの裏面に送る「白色マルチライニングシート」(太陽光発電所のパネル下の地面に敷くシートで、雑草の発生を抑える防草効果と、地面からの光を反射させてパネルの裏面からも発電を促す効果があります)が敷設され、発電効率が飛躍的に向上しています。

2. 分散型パワーコンディショナへの変更

パワーコンディショナは、発電した電力を少数の大型機器でまとめて変換する「集中型パワーコンディショナ」から、複数の小型機器で分散して変換する「分散型パワーコンディショナ」へと更新されました。この変更により、仮に一部の機器が故障しても発電所全体への影響を最小限に抑えることができ、保守性の向上や運用コストの低減にも繋がります。

既存設備とリパワリング後の比較図

これらの取り組みにより、「DREAM Solar兵庫豊岡」では、初年度計画値で発電量・売電収入ともに最大約40%の向上が見込まれています。

撤去パネルのリユースで環境にも配慮

今回のリパワリングで撤去された既設の太陽光パネルは、廃棄されることなく、伊藤忠メタルズ株式会社を通じてリユースパネルとして再活用されます。これは、資源の有効活用と環境負荷の低減に貢献する、持続可能な取り組みの一環です。

今後の展望:全国への展開と資源循環の強化

大和エネルギーは、今回の取り組みで得られた発電量解析による効果検証の結果を踏まえ、自社で運営する他の発電所へのリパワリングを順次展開していく方針です。また、同様の課題を抱える他の発電事業者や、同社が太陽光発電設備の施工・導入を手掛けた顧客に対しても、リパワリングに関する投資対効果の試算から設計、施工、アフターフォローまでをワンストップで提供するサービスを展開していく予定です。

さらに、撤去したパネルについては、国内外のパートナー企業と連携しながらリユース・リサイクルを推進し、資源循環の取り組みを強化していくとしています。これにより、脱炭素社会の実現と企業の持続可能な発展に貢献していくことを目指します。

「DREAM Solar兵庫豊岡」とリパワリング工事の概要

名 称 DREAM Solar兵庫豊岡
所在地 兵庫県豊岡市日高町久斗
設備容量 DC容量:2,163.59kW AC容量:1,890kW
FIT期間 2014年2月~2034年2月

リパワリング工事概要

項目 内容
着工日 2026年3月12日
竣工日 2026年5月31日
変更前パネル 片面 245W×8,820枚(2,160.9kW)
変更前パワコン 630kW×3台(1,890kW)
変更後パネル 両面 445W×4,862枚(2,163.59kW)
変更後パワコン 105kW×18台(1,890kW)
その他 全面マルチライニングシート(白色の防草シート)設置

大和エネルギー株式会社について

大和エネルギー株式会社は、再生可能エネルギーに関する事業や省エネルギーに関する事業、そしてそれらの設計施工を手掛けています。EPC事業者(設計・調達・建設を一括で請け負う事業者)として322件、334MW(2026年7月1日時点)の太陽光発電設備施工実績を持ち、また発電事業者として全国に188カ所、336MW(2026年7月1日時点)の太陽光発電所で事業を行っています。

会社URL: https://www.daiwa-energy.com/