AIが研究開発を加速!「JASIS 2026」で最先端のラボオートメーションとフィジカルAIを体感

AIが研究開発の現場を変革する「ラボオートメーション」と「フィジカルAI」

「ラボオートメーション」とは、実験室での測定・解析・制御といった一連の作業を自動化する技術のことです。これにより、手作業によるミスを減らし、実験の効率を大幅に向上させることが期待されます。さらに、「フィジカルAI」は、ロボットや機器が自律的に判断し、物理的な作業を行うAIを指します。例えば、熟練した研究者の繊細な手技をAIが学び、ロボットが再現するといったことも可能になるかもしれません。

JASIS 2026では、これらの最先端技術を体験できる注目企画が多数用意されています。

Innovation Frontier Zoneでラボの未来を体験

好評だった「LabDX ゾーン」が「Innovation Frontier Zone」として再編され、ラボの自動化・効率化を支える技術・ソリューションが一堂に会します。11社が出展し、AI技術を活用したデータ解析、ロボットによる自動実験、国際標準対応など、ラボ自動化への具体的な取り組みが展示されます。エリア内のステージでは、出展社によるプレゼンテーションも実施されます。

Innovation Frontier Zone

例えば、アイ・モーションテクノロジーの岡田 靖氏による「滴定試験の常識を変える個人差ゼロの“自動判定”へ 滴定終点自動判定装置HIPPO SCANのご紹介」や、デンソーウェーブの榎本 聡文氏による「小型協働ロボットを活用したラボラトリオートメーションと自動化事例」といったセミナーが予定されており、具体的な導入事例や技術の進化について深く学ぶことができます。

岡田 靖 氏

榎本 聡文 氏

「五感で感じる学び場」:身近なテーマで科学を体験

共創コーナー内に設置されるステージ「ちょこっとラボ体験『ちょこラボ』」では、分析・科学機器の面白さや奥深さを体験できる企画が満載です。今年は「発酵」をテーマに、「ちょこっと『醸す』Lab」と題し、発酵を支える分析・科学機器が紹介されます。身近なパンや日本酒が、どのように科学技術によって支えられているのかを、専門家との交流を通じて発見できるでしょう。

ちょこラボ

AI、製造業、食品、半導体…多岐にわたる専門セミナー

会期中は、各分野の第一線で活躍する専門家によるセミナーが多数開催されます。特に注目されるのは、AIの社会実装、製造業におけるAI統合、食品開発におけるAI活用、そして次世代半導体技術を支える計測・評価・信頼性に関するセッションです。

  • 『生成AIの社会実装を支えるデータ・知識・信頼性』 (9月2日(水)):国立研究開発法人 科学技術振興機構の木村 康則氏、国立研究開発法人 物質・材料研究機構の出村 雅彦氏、東京科学大学の荒瀬 由紀氏が登壇し、生成AI(大量のデータから新しい情報やコンテンツを生み出すAI)の現状と未来、そしてその信頼性について議論します。

    木村 康則 氏、出村 雅彦 氏、荒瀬 由紀 氏

  • 「海外製造業の台頭から鑑みる製造業とAI統合の方向性」 (9月3日(木)):ものづくり太郎氏が、生成AIが製造業にどのように統合され、未来のものづくりを変えるのかを考察します。

    ものづくり太郎 氏

  • 『AIを用いた美味しさ設計と食品開発』 (9月3日(木)):京都大学の小川 剛伸氏、九州大学の田中 充氏が、食の分野におけるAIの可能性について講演します。

    小川 剛伸 氏

    田中 充 氏

  • 『次世代半導体技術を支える計測・評価・信頼性の最前線』 (9月4日(金)):国立ソウル大学のYoung-Chang Joo氏、名古屋大学の須田 淳氏、imecのJanusz Bogdanowicz氏が、半導体技術の未来を展望します。

    Young Chang Joo 氏、須田 淳 氏、Janusz Bogdanowicz 氏

来場をサポートする新サービス「AI Navi Match」

JASIS 2026では、来場者の体験をさらに豊かにする新サービス「AI Navi Match」が2026年8月3日(月)より提供開始されています。このシステムは、生成AIが来場者一人ひとりの課題や興味に合わせて、最適な出展社やセミナーをレコメンド(おすすめ)する画期的なサービスです。効率的に目的の情報にたどり着けるだけでなく、思わぬ発見や新たなビジネスチャンスにも出会えるかもしれません。このサービスは既に実用化されており、来場前に活用することで、展示会を最大限に楽しめるでしょう。

JASIS WebExpo(R) 2026でオンライン体験も

JASIS 2026のオフィシャルサイトとWebExpoが一体化し、より見やすくリニューアルされています。2026年7月1日(水)から10月30日(金)まで開催される「JASIS WebExpo(R) 2026」では、約300社の出展社情報や、前回のJASISで人気の高かったセミナー動画を多数閲覧できます。こちらもAIマッチングシステムが導入されており、オンラインでも来場者のニーズに合わせた情報提供が行われます。

JASIS 2026は、研究者から技術者、経営層、調達担当者まで、分析・計測に関わるすべての人々にとって、最新の技術動向を学び、課題解決のヒントを得る貴重な機会となるでしょう。

JASIS 2026 開催概要

  • 名称:JASIS 2026

  • 主催:一般社団法人日本分析機器工業会(JAIMA)、一般社団法人日本科学機器協会(JSIA)

  • 会期:2026年9月2日(水)~4日(金) 3日間 10:00~17:00

  • 会場:幕張メッセ・国際展示場 5~8ホール (〒261-8550 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)

  • 入場料:無料

  • オフィシャルサイトhttps://www.jasis.jp/

    • オフィシャルサイトより事前来場登録が可能です。

JASIS WebExpo(R) 2026 概要

  • 名称:JASIS WebExpo(R) 2026

  • 会期:2026年7月1日(水)10:00~10月30日(金)17:00

  • 会場:JASISオフィシャルサイト (https://www.jasis.jp/)

  • 閲覧方法:事前来場登録者・JASISアカウント保有者がログインのうえ無料で閲覧可能

JASIS 2025 会場写真

JASIS Street

JASIS 2025 セミナー会場

ラマン分光装置の展示