カーボンニュートラル実現に向けた具体的な成果
NECプラットフォームズは、2025年度に設定した7つの環境目標すべてを達成しました。特に注目すべきは、エネルギー由来のCO2排出量を2020年度と比較して34.4%削減した実績です。これは、福島事業所でのグリーン電力(再生可能エネルギー源から作られた環境負荷の少ない電力)の導入や、大月事業所、甲府事業所、NEC Platforms Thaiなどでの太陽光発電設備の活用といった再生可能エネルギーへの積極的な移行が大きく貢献しています。さらに、生産部門と連携した事業所運用の改善も、この削減に寄与しました。
資源循環型経済「サーキュラーエコノミー」への挑戦
同社は、持続可能な社会の構築に向けて、限りある資源を有効活用し、経済と両立させる「サーキュラーエコノミー」(製品やサービスの設計段階からリサイクルや再利用を前提とし、資源の消費を抑えながら廃棄物を減らし、モノやサービスの価値を最大限に循環させる経済システム)の体制構築と施策拡大を進めています。これは、製品が作られ、使われ、捨てられるという一方通行の経済から、資源が何度も循環する持続可能な経済への転換を目指すものです。
環境報告書 2026の主な内容
「環境報告書 2026」では、以下の主要な取り組みが詳細に報告されています。
環境経営
NECグループ全体の環境に対する理念と行動指針、そしてこれらに基づく環境目標が紹介されています。定期的な第三者監査も受審しており、2025年度も環境に大きな影響を及ぼすシステム違反や環境法規制違反はなかったと報告されています。また、2026年度からはCO2排出量削減の中間目標として、2030年度までに39%削減(2024年度基準)を掲げています。
製品への取り組み
環境に配慮した製品開発の推進も大きな柱です。NECグループでは、環境配慮製品(エコプロダクツ基準適合製品)をはじめ、「エコシンボル」「エコシンボルスター」という独自の認定制度(自社の環境配慮基準を満たす製品を3階層で認証・登録する制度)を設けています。2025年度は、新規開発において「エコシンボルスター」1製品、「エコシンボル」17製品が認定を受けており、環境性能の高い製品づくりが進んでいることが示されています。
生産・オフィスの取り組み
全従業員が参加する省エネ活動や生産ラインとの連携、LED照明への切り替え、設備の省エネ化、そして約4.4MW規模の太陽光発電導入により、生産・オフィスにおけるエネルギーコストの改善が図られています。
環境コミュニケーション
従業員へのWEB環境教育や外部講演の実施、福祉団体への支援、各事業所での緑地保全・清掃活動などを通じて、生態系・生物多様性の保全と社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
データ編
事業活動が環境に与える影響を数値で可視化するため、事業所ごとのエネルギー使用量、CO2排出量、水使用量、PRTR法(有害な化学物質が工場などから環境中にどれくらい排出・移動しているかを国に報告する制度)対象物質、廃棄物量などの環境データが整理されて掲載されています。
未来への展望
NECプラットフォームズは、これからも事業活動を通じた気候変動対策に加え、サーキュラーエコノミーへの貢献として、環境と調和した技術開発・生産・製品およびソリューションの提供を進めていくとしています。これにより、豊かな社会の実現を目指すとともに、さまざまな環境課題に積極的に取り組んでいくことが期待されます。



