元法務大臣・牧原秀樹氏がジールスのロボティクス事業顧問に就任、準国産ヒューマノイド「D1」の社会実装を加速

顧問就任の背景:人手不足とフィジカルAIへの期待

日本は現在、少子高齢化と生産年齢人口の減少により、医療・介護、宿泊、物流、製造といった様々な分野で深刻な人手不足に直面しています。このような社会課題に対し、AI(人工知能)がデジタル空間だけでなく、ロボットを通じて現実空間を認識し、移動や対話、作業を行う「フィジカルAI」(現実世界で活動するAI)への期待が高まっています。

ジールスはこれまで、接客AIエージェントの開発と社会への導入を通じて培ってきた技術と知見を、現実世界へと広げる形でロボティクス領域への取り組みを進めてきました。その成果として、2026年8月5日には、日本の屋内環境での活用を前提に開発された、準国産コンパクトヒューマノイド(人間のような形をしたロボット)「D1」を正式に発表しています。

D1のようなロボットを、研究開発の段階にとどめず、実際の現場で継続的に活用される存在へと発展させるためには、機体やAIの開発だけでなく、社会や既存の制度、そして導入される現場の業務と調和させながら、丁寧に「社会実装」(技術や製品が実際に社会で利用され、価値を発揮すること)を進めることが不可欠です。今回、法律実務から行政、経済産業、厚生労働といった幅広い分野で豊富な知識と経験を持つ牧原氏を顧問に迎えることで、D1を中心とするロボティクス事業の推進体制がさらに強化されることになります。

準国産コンパクトヒューマノイド「D1」とは

D1は、日本の屋内環境で実際に活用されることを目指して開発された、準国産のコンパクトヒューマノイドです。全高は約129.3cm、走行ベースの横幅は約48cmに抑えられており、日本の建物に多い狭い通路や扉、エレベーターなどにも対応できるコンパクトな設計が特徴です。病院や介護施設、ホテル、物流・製造現場といった場所での稼働を想定し、施設内の案内や受付、巡回、見守り、物品の運搬・受け渡しなど、人とコミュニケーションを取りながら様々な業務を遂行することを目指しています。

ジールスは、単にロボットの機体を提供するだけでなく、導入企業やパートナーと協力しながら現場の業務を設計し、ロボットが継続的に価値を生み出す運用体制の構築まで一貫して取り組んでいくとしています。

牧原秀樹氏の経験が拓く未来

牧原秀樹氏

牧原秀樹氏は、弁護士として国内外で経験を積んだ後、法務大臣、経済産業副大臣、厚生労働副大臣など、政府の要職を歴任してきました。法律、行政、産業政策、国際通商といった幅広い分野における豊富な経験と知見は、D1の社会実装、特に新しいテクノロジーが既存の社会システムや人々の生活にどのように溶け込んでいくかという点で、重要な役割を果たすでしょう。

牧原氏は、「人口減少や人手不足が進む日本において、AIやロボティクスを活用し、人とテクノロジーが協働する社会をつくることは、極めて重要なテーマです。ジールスが開発するD1は、日本の建物や現場の特性に向き合い、実際に社会で活用されることを目指した意欲的な取り組みだと感じています」とコメントしています。また、「新しいテクノロジーが社会に広く受け入れられるためには、技術の進化だけでなく、既存の制度や導入現場、人々の暮らしと調和させながら、丁寧に社会実装を進めていくことが重要です」と述べ、自身の経験を活かしてD1の社会実装と日本発のフィジカルAI産業の発展に貢献する意向を示しています。

株式会社ZEALSについて

株式会社ZEALSは、2014年4月1日に設立された企業で、Omakase AI、Omakase OS、ZEALS AI Agentなどの開発・提供を行っています。

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