「Gino」とは何か?従来のロボットとの決定的な違い
従来の産業用ロボットは、あらかじめ決められた単一の動作を繰り返し実行するものが主流でした。しかし、「Gino」は、人間からの複雑な作業指示や周囲の状況を理解し、そのタスクを具体的な実行手順に分解しながら動作する、最新のヒューマノイドロボット(人間の形をしたロボット)です。これはまるで、人間が「あれをして」と言われた時に、自分で考えながら作業を進めるようなものです。
「Gino」は、物流現場での商品のピッキング(棚から商品を取り出す作業)やケース搬送など、これまで人手に頼ってきた複雑な手作業工程の自動化を目指しています。
驚きの知能と動きを支える「Gravity」
「Gino」の知能の核となるのは、ギークプラスが開発した統合AIフレームワーク「Gravity」です。この「Gravity」は、高度な状況理解と運動予測を組み合わせた独自のアーキテクチャ(設計思想)により、人間のような思考と動作を実現します。
具体的なコア技術は以下の通りです。
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認知機能(AR Transformer):人間からの複雑な作業指示や周囲の状況を解釈し、複数の工程が連続する複雑な作業を、具体的な実行手順へと分解します。
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動作生成(Diffusion Transformer / Gravity 4D):荷物の滑りや接触時の状態変化など、動作に伴う物理的な影響を事前にシミュレーション(仮想的に試行)し、安全かつ安定した動作パターンを生成します。この「事前に推論してから動く」仕組みにより、単に画像を予測するだけでなく、実際の3D物理空間に適合した高精度な動作が可能になります。

物流現場を変える具体的な効果とパフォーマンス
「Gino」は、手と足を同時に連動させて動作する「全身協調制御(Whole-body parallel control)」を実現しています。これにより、ピッキング作業において、「対象物を掴み終える→旋回する→移動する→到着後に腕を上げる」といった一連の動作を順次行う場合と比較して、1タスクあたりの作業時間を約30%削減できるとされています。これは、人間が手足を使って効率的に動くようなイメージです。
また、RGBカメラ画像、深度情報、3D点群データといった複数の情報を融合することで、対象物の境界、位置、姿勢、重なり具合を高精度に認識します。これにより、以下のような物流現場での柔軟な作業に対応できます。
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スナック袋や透明包装されたパン、ぬいぐるみ、小型ゴムボウルなど、多様な形状の荷物の把持(つかむこと)
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作業コンテナ内の異物回避や、対象物の位置変更へのリアルタイム追従(即座に変化に対応すること)
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AMR(自律走行搬送ロボット)や専用工作ステーションと連携したピッキングから搬送までの一連作業の自動化


未来への展望と国際物流総合展2026での展示
ギークプラスは、「Gino」の日本国内初公開を通じて、物流現場におけるヒューマノイドロボットの新たな可能性を提案していく方針です。今後もフィジカルAI領域への取り組みを推進し、物流現場の自動化・効率化に貢献するソリューションの提供に取り組んでいきます。
「Gino」の実機は、以下の展示会で目にすることができます。
国際物流総合展2026
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会期:2026年9月8日(火)~11日(金) 10:00~17:00
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会場:東京ビッグサイト 東2ホール E2-W25
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展示内容:Gino実機の展示、デモンストレーション、技術紹介。複数台を同時展示することで、倉庫内での協調動作や実運用を想定した活用イメージが紹介される予定です。
「Gino」の製品紹介動画は、以下のリンクから確認できます。
GINO(ジーノ)製品紹介
ギークプラスについて
株式会社ギークプラスは、「次世代に残せるデジタル物流インフラを創る」をミッションに掲げ、テクノロジーの力で物流課題の解決を目指しています。自動化ロボット販売事業、ソフトウェア事業、フルフィルメント事業、コンサルティング事業の4つの事業を横断的に展開し、構想策定から導入、運用、改善までを一貫して支援しています。国内におけるロボット販売実績は4,000台強と業界トップクラスであり、多様な業種・業態の物流現場で生産性向上と省人化を実現してきました。
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