立命館と京都リサーチパークが包括連携協定を締結

学校法人立命館(以下、立命館)と京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP)は、2026年8月7日に包括連携協定を締結しました。この協定は、立命館の持つ教育・研究の力と、KRPがこれまで培ってきた産業支援やオープンイノベーション(組織の枠を超えて知識や技術を組み合わせ、新しい価値を生み出す取り組み)創出のノウハウを融合させることで、研究成果を社会で役立つ形にする「社会実装」を加速させることが目的です。
具体的には、大学から生まれる新しい企業「大学発スタートアップ」の創出や成長を支援し、未来を担う次世代の人材育成を推進していきます。
協定の背景と目的
立命館は、「次世代研究大学」の実現を目指し、世界レベルの研究力強化と社会課題の解決につながる研究成果の創出を進めています。一方、KRPは、産学公(産業界・学術界・官公庁)が協力する連携やスタートアップ支援を通じて、新しい産業や事業の創出を支えてきました。
この協定により、両者の強みを活かし、研究者、学生、企業、そして支援機関が活発に交流し、共に新しい価値を創造する機会を増やしていきます。共同研究や事業化を促進するだけでなく、起業を目指す学生や研究者が学びから実践へと踏み出せる環境を整え、大学発スタートアップの創出と成長を力強く後押しします。
協定の主な内容と今後の取り組み
今回の協定では、以下の5つの分野で連携を深めていきます。
- 先端技術・イノベーションテーマに関すること
- 人材育成、交流促進および起業機会の創出に関すること
- 大学発スタートアップを含むスタートアップの育成・拠点形成、研究環境の構築に関すること
- ネットワーク形成、情報発信および支援拠点の活用・整備の検討に関すること
- その他、双方が協議の上、必要と認めること
特に今後の具体的な取り組みとしては、以下の2点が挙げられます。
1. 研究・人材育成・産学交流の推進
AI(人工知能)、半導体、宇宙といった最先端の技術やイノベーションをテーマに、イベント、セミナー、交流会などが企画・実施される予定です。これにより、研究者、学生、企業、支援機関が分野を超えて交流する機会が生まれ、新たな共同研究や事業創出、そして未来の人材育成につながることが期待されます。
2. 研究・起業支援拠点の充実
研究交流や起業支援をさらに活発にするため、立命館とKRPが持つ施設やネットワークを活用し、研究者、学生、起業家、企業が一堂に会し、共に新しいものを生み出せる環境づくりを進めます。既存の拠点を活用するだけでなく、新たな支援拠点や機能の拡充も視野に入れ、地域に開かれた産学連携とイノベーション創出の基盤形成を目指します。
学校法人立命館と京都リサーチパーク株式会社について
-
学校法人立命館
1900年に創始された私立の総合学園です。京都・滋賀・大阪にキャンパスを持ち、大学・大学院・附属校を含め約5万人が学ぶ大規模な教育研究拠点として発展してきました。人文・社会・自然科学といった幅広い学問分野を持ち、グローバル教育や産学連携、社会と共に価値を創造する取り組みを通じて、社会課題の解決に貢献しています。世界水準の研究力強化とイノベーション(技術革新や新しい価値創造)創出を推進し、多様な人材育成を通じて持続可能な社会の実現に寄与しています。
詳細はこちら: https://www.ritsumeikan-trust.jp/ -
京都リサーチパーク株式会社(KRP)
1989年に開設された、全国で初めて民間が運営するサイエンスパークです。京都府・京都市の産業支援機関などを含め、510の組織と6,000人もの人々が集積しています。オフィス・ラボの賃貸や貸会議室の提供に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、セミナー・交流イベントの開催など、新しいビジネスや産業の創出につながる多様な活動を実施しています。「ここで、創発。~Paving for New Tomorrow~」をブランドスローガンに掲げ、イノベーションを起こそうとする世界中の人々に対し、魅力的な交流の場と事業環境を提供することで、世界を変える新しい事業が生まれることに貢献しています。
詳細はこちら: https://www.krp.co.jp/
この包括連携協定は、立命館とKRPがそれぞれの強みを活かし、未来の社会を豊かにする研究や事業、そしてそれを支える人材を育成するための大きな一歩となります。今後の具体的な活動を通じて、どのようなイノベーションが生まれるのか、その進展に注目が集まります。



