ニッセイ・キャピタル、光量子技術のOptQC社へ出資
ニッセイ・キャピタル株式会社は、「サステナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合」を通じて、OptQC株式会社に出資したことを発表しました。OptQC社は、光量子技術を用いた次世代計算基盤の開発を目指すディープテックスタートアップ(大学や研究機関の深い知見を基盤とする革新的な技術を持つ企業)です。

常温・常圧で動く「光量子コンピュータ」とは?
OptQC社が開発を進めるのは、光量子技術を活用した量子コンピュータです。
量子コンピュータとは、従来のコンピュータが0か1かの情報(ビット)で計算するのに対し、0と1の両方の状態を同時に扱える「量子ビット」を使って、非常に複雑な計算を高速で行うことができる次世代コンピュータです。この技術の実現方式にはいくつかのアプローチがありますが、OptQC社が採用する光量子方式は、特に注目されています。
その「すごさ」は、主に以下の点にあります。
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常温・常圧での動作:多くの量子コンピュータが極低温や特殊な環境を必要とする中、光量子方式は特別な冷却装置や高圧環境を必要とせず、通常の室温・気圧で動作します。これにより、大規模な設備が不要となり、消費エネルギーを大幅に削減できます。
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高い拡張性と実用性:消費エネルギーや制御システムの複雑さを抑えながら、計算能力を拡大し、実用化につなげやすいと期待されています。

未来を拓く光量子コンピュータの可能性
OptQC社が開発する光量子コンピュータは、さまざまな社会課題の解決に貢献すると見込まれています。具体的には、次のような応用が期待されています。
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物流の最適化:複雑な経路計算を高速化し、効率的な物流システムを構築することで、CO2排出量の削減に貢献します。
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新素材・エネルギー材料の開発加速:計算能力の向上により、これまで困難だった新しい材料の設計やシミュレーションが可能となり、環境負荷の低い素材や高効率なエネルギー材料の開発を促進します。
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新薬開発の促進:難治性疾患を対象とした新薬の研究開発を加速させ、人々の健康寿命の延伸に寄与します。
これらの取り組みは、気候変動リスクの低減やより健康な社会の実現といったSDGs(持続可能な開発目標)の達成に大きく貢献するものです。
社会実装に向けた着実な歩み
OptQC社は、東京大学での長年にわたる研究実績を背景に、技術開発を進めてきました。すでに産業技術総合研究所(産総研)への1号機納入や大手企業との連携など、研究段階から社会実装(技術を実際に社会で利用可能な形にして普及させること)へと着実に歩みを進めています。
ニッセイ・キャピタルの代表取締役社長である秋山 直紀氏は、OptQC社の技術が「我が国の技術力を世界へ発信し、産業競争力の核を担うもの」と評価し、同社が「世界をリードする量子プラットフォーマー(量子技術を基盤としたサービスや製品を提供する企業で、その分野で主導的な役割を果たす存在)へと飛躍できるよう、全力で支援してまいります」とコメントしています。
OptQC 会社情報
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会社名:OptQC株式会社
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設立:2024年9月
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所在地:東京都豊島区西池袋3-28-13 IT tower TOKYO 15階
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代表者:代表取締役CEO 高瀬 寛
ニッセイ・キャピタル 会社概要
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会社名:ニッセイ・キャピタル株式会社 NISSAY CAPITAL CO., LTD.
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設立:1991年4月
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資本金:30億円
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株主:日本生命保険相互会社 100%



