デンソーウェーブ、JASIS 2026でラボラトリオートメーションを提案 – 研究開発の未来を拓くCOBOTTA活用術

ラボラトリオートメーションとは?

ラボラトリオートメーションとは、研究開発や分析の現場で行われるさまざまな作業をロボットや機械で自動化することです。これまで人が手作業で行っていた分注(液体を小分けにする作業)や混合、測定サンプルの準備といった作業は、時間と手間がかかるだけでなく、人の手によるばらつきが生じる可能性がありました。これを自動化することで、作業の精度が高まり、より多くの時間を創造的な研究に充てられるようになります。

デンソーウェーブが提案するシステムの中核を担うのは、人協働ロボットCOBOTTAです。人協働ロボットとは、安全柵なしで人と一緒に作業できるロボットのことで、限られたスペースの研究室にも導入しやすいのが特徴です。

注目の展示内容

モジュール型ラボオートメーション「COBOTTA LAB Modules」

モジュール型ラボオートメーション「COBOTTA LAB Modules」は、COBOTTAと独自開発の標準化モジュールを組み合わせたシステムです。モジュールの組み合わせや配置を自由に選択でき、スライド移動するCOBOTTAが複数のモジュールを連携して制御します。今回展示される「HPLC(高速液体クロマトグラフィー)前処理システム」は、HPLC分析(液体中の成分を分離・分析する技術)前の分注や混合といった作業を自動化し、作業の省人化、手作業によるばらつきの低減、前処理工程の効率化に貢献する実用段階のシステムです。

モジュール型ラボオートメーション「COBOTTA LAB Modules」

COBOTTA LAB標準システム(液体調合・定容・粉体秤量)

研究開発や分析業務で頻繁に行われる前処理工程を標準システムとして提供します。液体調合(溶液を混ぜ合わせる)、定容(特定の液量に調整する)、粉体秤量(粉末を正確に測り取る)の3種類がラインナップされ、用途に応じて選択できます。標準化された構成のため、自動化設備の専門知識がなくても導入を検討しやすく、手作業の省人化や作業手順の標準化による再現性向上、導入から立ち上げまでの効率化が期待されます。

COBOTTA LAB標準システム

サンプル搬送システム

前処理が完了したサンプルを分析機器へ投入する工程までを自動化するシステムです。COBOTTAを走行軸に搭載することで、前処理から測定までの一連の工程における省人化と効率化を提案します。これにより、研究者はより高度な思考や判断に集中できるようになるでしょう。

サンプル搬送システム

自動化設備の運用を支援するシステム

自動化設備の稼働状況をリアルタイムで可視化する「デンソーロボットメンテApp」や、パーソナルDXデバイス「Xnavis」を活用した運用支援ソリューションも紹介されます。これらのシステムは、ロボットの稼働状況を見える化し、設備の運用効率化と円滑な設備管理を支援します。DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を活用して、ビジネスや社会を変革すること)推進の一環として、研究現場の効率化を後押しします。

自動化設備の運用を支援するシステム

セミナーのご案内

JASIS 2026では、小型協働ロボットによる分析前処理の自動化を通じて、研究業務の効率化と品質向上を目指す取り組みや、COBOTTAを活用した研究現場の自動化事例を紹介するセミナーも開催されます。

セミナー告知画像

デンソーウェーブは、これらのラボラトリオートメーション技術を通じて、研究開発現場の課題解決に貢献し、未来の研究を加速させることを目指しています。より詳細な情報は、下記の特設ページで確認できます。

※COBOTTAおよびXnavisは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。