ANAウイングスが社員の健康増進へ、尿でがんリスクを早期発見する「マイシグナル・スキャン」を福利厚生に導入

健康経営推進と「マイシグナル・スキャン」導入の背景

ANAグループは、社員が心身ともに健康でいきいきと働くことが重要であるという考えに基づき、2016年4月に「ANAグループ健康経営宣言」を掲げました。ANAウイングス株式会社も、2019年4月に「ANAウイングス健康経営宣言」を行い、会社、社員、健康保険組合が一体となって健康経営の実現に取り組んでいます。

このような背景のもと、健康経営をさらに推進するため、今年度から「マイシグナル・スキャン」が福利厚生として導入されました。この検査は、尿を採取して送付するだけで手軽に実施できる点や、最大10種類のがんリスクを、比較的早期とされるステージ1の段階からがん種別に把握できる点が評価されています。ANAウイングスは、この検査を通じて社員の健康意識を高め、疾病の早期発見・予防につなげ、健康経営を一層強化していく考えです。

ANAウイングス株式会社の詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://www.anawings.co.jp/

「マイシグナル・スキャン」とは?

「マイシグナル・スキャン」は、尿に含まれる「マイクロRNA」という生体物質をAI(人工知能)で解析することで、複数のがんリスクを評価する検査です。

  • マイクロRNA: 細胞内で遺伝子の働きを調整する小さな「RNA(リボ核酸)」の一種です。がん細胞からは、特徴的なマイクロRNAが放出されることが分かっており、これを検出することでがんのリスクを評価します。

  • AI(人工知能): 大量のデータからパターンを学習し、予測や判断を行うコンピューターシステムです。ここでは、マイクロRNAの複雑なパターンを分析し、がんのリスクを判定するために活用されています。

この検査は、採血のような身体的な負担が少なく、自宅で手軽に行えるのが大きな特長です。これにより、これまで健康診断では発見が難しかった早期のがんリスクを把握し、早期の対策を促すことが期待されます。

ただし、「マイシグナルシリーズ」は医療機器ではなく、がんに罹患しているかどうかの「診断」に代わるものではありません。リスクが低いと判定された場合でも、がんがない、または将来がんにかからないということを保証するものではない点に注意が必要です。

miSignal SCAN 青い箱

Craif株式会社の革新的な技術

「マイシグナルシリーズ」を提供するCraif株式会社は、2018年に設立されたバイオAIスタートアップです。同社は、尿をはじめとする体液から、DNAやマイクロRNAなどの多様なバイオマーカー(生体内の指標となる物質)を高精度に検出する独自の解析技術基盤「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」とAI技術を融合させています。

この技術により、がんの「超早期発見」「早期治療」「早期復帰」を可能にする検査の開発に取り組んでいます。Craif株式会社は、バイオテクノロジーとAIの力を社会に広く届けることで、「人々が天寿を全うする社会の実現」というビジョンを推進しています。

Craif株式会社に関する詳細情報は、以下のウェブサイトで確認できます。
https://craif.com/

包括的ながん対策「マイシグナルシリーズ」

「マイシグナルシリーズ」は、「マイシグナル・スキャン」だけでなく、以下のような検査で構成されており、がんの予防と早期発見を包括的にサポートすることを目指しています。

  • マイシグナル・ライト: より手軽にがんリスクを評価できる検査。

  • マイシグナル・ナビ: がんに特化した遺伝子検査。

  • マイシグナル・チェック: DNAダメージをモニタリングし、予防につなげる検査。

これらの検査はすべて、尿や唾液を採取するだけで、身体に負担なく実施できます。自身の体質的なリスクを知り、日々のDNAダメージをモニタリングすることで発症予防をサポートし、それでも防ぎきれないがんを早期発見することを目指しています。

「マイシグナルシリーズ」の詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://misignal.jp/

未来への期待

ANAウイングスによる「マイシグナル・スキャン」の導入は、従業員の健康を最優先に考える「健康経営」の先進的な事例と言えるでしょう。このような、手軽で精度の高いがんリスク検査が福利厚生として普及することで、多くの人々が自身の健康状態を早期に把握し、予防や早期治療へとつながる機会が増えることが期待されます。これは、企業における生産性向上だけでなく、社会全体の健康寿命延伸にも貢献する可能性を秘めていると言えるでしょう。