未来の食卓を拓く「3Dバイオプリント培養肉」の最前線:大阪大学教授が語る技術開発と社会実装セミナー

3Dバイオプリント技術とは何か?

「培養肉」とは、動物から採取した細胞を培養し、増やして作る肉のことです。従来の畜産と異なり、環境負荷の低減や食料問題の解決策として注目されています。

その中でも特に注目されるのが「3Dバイオプリント」という技術です。これは、細胞をインクのように扱い、まるで3Dプリンターのように積み重ねて、立体的な組織や臓器を作り出す技術を指します。この技術を応用することで、単なるミンチ状の培養肉ではなく、肉の繊維や脂肪の配置まで再現した、まるで本物のステーキのような「霜降り培養肉」の製造を目指しています。

大阪大学の松崎研究室では、この3D細胞プリント技術を基盤として、培養肉だけでなく、臓器チップ(MPS)や3D組織構築、細胞制御材料など幅広い研究開発を進めています。NEDOなどの国家プロジェクトにも参画しており、2025年の大阪・関西万博では「培養肉未来創造コンソーシアム」として「家庭で作る霜降り肉」の展示を行うなど、研究は着実に進んでいます。

セミナーで得られる具体的な知識

本セミナーは、培養肉の技術開発や事業化に関心を持つ企業の研究者、技術者、事業企画担当者、さらには商社や金融機関の担当者を主な対象としています。以下のような具体的な知識と視点が得られるでしょう。

  • 「構造化培養肉」(ステーキ状の肉)を製造する技術がどれほど難しいか、その技術的課題の理解

  • 培養肉の製造に必要な材料(培地、可食バイオマテリアル)、自動生産装置、味・香りの分析評価技術の現状

  • 培養肉の事業としての特徴(細胞培養だけでなく、培地や量産プロセス、品質保証の総合技術の重要性)

  • 2030年前後を見据えた技術・事業のロードマップと、関連する規制の見通し

  • 培養肉関連企業や技術を評価する際の具体的なチェックリスト

松崎教授の研究室が取り組む「細胞性和牛肉」や「霜降り構造の実現」、そして「自動生産装置」の開発など、まさに最先端の研究成果が紹介されます。これらの技術はまだ研究開発段階にありますが、セミナーを通して、その進捗状況や将来の商業化に向けた具体的なシナリオを知ることができるでしょう。

開催概要

  • テーマ: 3Dバイオプリント培養肉の技術開発と社会実装

  • 開催日時: 2026年10月6日(火)13:30~16:30

  • 講師: 松﨑 典弥 氏(大阪大学大学院 工学研究科 応用化学専攻生体材料化学領域 教授)

  • 形式: Zoomによるライブ配信セミナー(見逃しアーカイブ配信・資料付)

  • 受講料:

    • 一般:44,000円(税込)

    • メルマガ会員:39,600円(税込)

    • アカデミック:26,400円(税込)

質疑応答の時間も設けられており、研究や業務への具体的な活用に向けた疑問を直接講師に尋ねる貴重な機会となります。当日参加が難しい場合でも、見逃し配信で後日視聴が可能です。

詳細確認およびお申し込みは、以下のリンクから行えます。
https://cmcre.com/archives/146917/

このセミナーは、食の未来を形作る先端技術に触れ、その社会実装へのロードマップを理解するための貴重な機会となるでしょう。