バイオテクノロジーの最前線が札幌に集結!「第78回 日本生物工学会大会」開催

最先端研究が示す未来の可能性

本大会では、一般講演619演題、シンポジウム28領域139演題、受賞講演10演題が発表されます。これらの発表は、以下のような社会的注目度の高い分野を網羅しています。

  • バイオエコノミー: 生物資源を活用して経済活動を行う概念。

  • バイオリファイナリー: 植物などのバイオマスから燃料や化学品を生み出す技術。

  • バイオマテリアル: 生体内で機能する、あるいは生体との相互作用を持つ材料。

  • プロテインエンジニアリング: タンパク質の機能を設計・改変する技術。

  • ゲノム編集技術: 生物のDNA(ゲノム)を狙った場所で正確に改変する技術。

  • 合成生物学: 生物の部品を組み合わせて、新しい機能を持つ生物システムを作り出す学問。

  • バイオインフォマティクス: 生物学的なデータをコンピュータで解析し、生命現象を理解する学問。

  • オミクス解析: ゲノム(遺伝子)やプロテオーム(タンパク質)など、生体内の分子全体を網羅的に解析する技術。

  • マイクロバイオーム(微生物叢解析): 特定の環境に生息する微生物の集団(微生物叢)を遺伝子レベルで解析する技術。

  • ナノバイオロジー: ナノメートルスケール(10億分の1メートル)の物質を生物学に応用する研究分野。

  • バイオセンシング: 生物の機能を利用して、特定の物質を検出する技術。

これらの多様な分野における高度な学術発表は、私たちの生活や産業に革新をもたらす可能性を秘めています。例えば、新たな医薬品の開発、環境問題の解決、持続可能な食料生産など、未来を形作る重要なヒントがこの大会で見つかるかもしれません。

注目研究を厳選した「トピックス集」を先行公開

大会に先立ち、一般講演の中から特に社会的・学術的な重要性が高く、実用化や社会実装が期待される研究成果を厳選した「大会トピックス集」(32演題)が先行公開されています。これは最新のバイオテクノロジー研究動向を理解するための貴重な資料となるでしょう。

次世代育成と多様性を考える取り組み

本大会では、研究発表だけでなく、次世代を担う若手研究者・学生の育成にも力を入れています。「学生優秀発表賞」や「学生キャリア展示」が開催されるほか、研究者や技術者の多様なキャリアやライフスタイルについて考える「DE&I(Diversity / Equity / Inclusion)ワークショップ」も実施されます。これは、学術界全体の発展と、より公平で包括的な社会の実現を目指すものです。

開催概要

会期

2026年9月15日(火)~ 9月17日(木)

会場

北海道大学 札幌キャンパス 総合教育棟(旧:高等教育推進機構)
(札幌市北区北17条西8丁目)

主要スケジュール

  • 授賞式・受賞講演: 9月15日(火)9:00 ~ 11:35

  • 懇親会: 9月15日(火)18:30 ~ 20:30(ニューオータニイン札幌 鶴の間)

  • ランチョンセミナー: 9月15日(火)~ 17日(木)

  • 展示会・学生キャリア展示: 9月15日(火)~ 17日(木)(北海道大学 札幌キャンパス 第2体育館)

  • DE & I ワークショップ: 9月17日(木)11:45 ~ 13:15

参加申し込み

後期・当日参加登録受付期間は2026年8月3日(月)~ 9月17日(木)です。

プレス関係者の参加費は無料です。参加希望の場合は、事務局(info@sbj.or.jp)まで連絡が必要です。

その他の情報

日本生物工学会とは

日本生物工学会は、1923年(大正12年)に「大阪醸造学会」として創立され、2022年には創立100周年を迎えた歴史ある学術団体です。現在は約3,000名の会員を擁し、生物工学に関する学理とその応用の研究の進歩普及を通じて、学術発展に貢献しています。

学会が対象とする分野は、「発酵工学」「生物化学工学」「生体情報工学」「環境工学」「酵素工学」「動植物細胞工学」「生体医用工学」に加え、近年ではシステム生物学、合成生物工学、オミクス科学といった最先端の研究も網羅しています。

日本生物工学会の活動内容

この学会は、産官学が協力し、持続可能な社会の形成、食糧や地球環境の保護、誰もが健康を享受できる社会の形成に継続的に取り組んでいます。今回の大会も、これらの目標に向けた重要な一歩となるでしょう。最先端のバイオテクノロジーがどのように私たちの未来を変えていくのか、その可能性に期待が高まります。