フィジカルAI市場の拡大とGMO AIRの役割
近年、AI技術の飛躍的な進化を背景に、人型ロボット(ヒューマノイド)市場は世界中で拡大しています。研究開発の分野だけでなく、実際の産業現場での活用も進んでいます。
GMO AIRは、2026年6月19日にUnitree Roboticsと国内正規代理店契約を締結し、これまでにも人型ロボット「G1」「H2」や四足歩行ロボット「Go2」「B2」の販売と導入支援を行ってきました。今回の新モデル追加は、高まる国内の研究開発および産業実装のニーズに応えるもので、お客様の多様な要望に対応する体制がさらに強化されます。人手不足などの社会課題解決に向け、フィジカルAIの普及が目指されています。
最新ロボット3機種の紹介
今回販売が開始された3機種は、それぞれ異なる特徴を持ち、幅広い用途での活躍が期待されます。
Unitree H2 Plus(人型ロボット)

「H2 Plus」は、全高約180cm、31自由度(関節の動く箇所の数)を持つフルサイズの人型ロボット「H2」の最新モデルです。従来の「H2」からの最大の違いは、NVIDIAが提供するオープンな人型ロボットの標準設計「NVIDIA Isaac GR00T Reference Humanoid Robot」に対応し、AIの計算能力と開発環境が強化された点です。
これにより、フィジカルAIの研究開発における世界標準のプラットフォームとして、より高度なAIの学習や動作開発が可能になります。現在は主に研究開発段階のロボットですが、将来の汎用人型ロボットの基盤となる可能性を秘めています。
Unitree H2-D(車輪型双腕ロボット/産業向けモデル)

「H2-D」は、産業現場での精密な作業(マニピュレーション:物体を把持・搬送・組み立てる作業)に特化した、車輪付きの双腕ヒューマノイドです。片腕あたり定格7kgの物を持ち運ぶことができ、全身の関節が連携して動く「全身協調制御」により、床面から高さ2mまでの広い範囲で正確な作業を行えます。
このロボットは、固定式の精密作業ステーションとしても、工場内を移動しながら作業を行うプラットフォームとしても構成できるため、多様な生産環境に柔軟に対応できます。すでに実用化に近い段階で、物流倉庫でのピッキングや工場での組み立て作業など、人手が必要な精密作業の自動化に貢献が期待されます。
Unitree As2-W(車輪付き四足歩行ロボット)
「As2-W」は、車輪による高速移動と、脚による悪路走破性を兼ね備えたコンパクトな四足歩行ロボットです。最大80cmの段差や45°の急斜面にも対応でき、荷物を積んでいない状態であれば30km以上の長距離を走行できます。
階段、砂利道、急な坂道といった複雑な地形にも自動で適応する能力を持つため、産業施設の点検・巡回、工場や倉庫内での物流、さらには災害現場での情報収集や物資搬送など、これまでロボットの導入が難しかった多様な現場での活用が見込まれます。このロボットも、実用化に近い段階で、過酷な環境下での作業を代替し、人の安全確保にも役立つでしょう。
3機種比較表
| 機種 | タイプ | 主な仕様 | 想定用途 |
|---|---|---|---|
| H2 Plus | 人型(ヒューマノイド) | 全高約180cm 31自由度 | 研究開発 |
| H2-D | 車輪型双腕 (セミヒューマノイド) | 可搬重量7kg 作業範囲2m | 産業マニピュレーション(把持・搬送・組立) |
| As2-W | 車輪付き四足歩行ロボット | 段差80cm対応 走行30km超 | 点検・巡回・構内物流・災害対応 |
販売受付とサポート体制
これら3機種は、2026年8月31日(月)よりGMO AIRにて販売受付が開始されています。価格や納期は、お客様の構成や用途によって異なるため、個別に案内されます。
購入に関する詳細は、GMO AIRウェブサイトのお問い合わせ(https://ai-robotics.gmo/contact/)より相談できます。また、GMOインターネットグループの金融事業を活用したレンタル・リースによる提供や、導入後の保守運用・活用支援まで、お客様の導入フェーズに応じた最適なプランが提案されます。
これらの機種は、リニューアルオープンした「GMOヒューマノイド.shop」(https://gmo-humanoid.shop/)でも取り扱われています。GMO AIRはUnitree Roboticsの国内正規代理店として、様々な人型ロボット(ヒューマノイド)を掲載しており、オンラインで比較検討が可能です。

今後の展望
GMO AIRは、世界最先端のロボットを日本の顧客にいち早く提供することを目指しています。さらに、GMOインターネットグループが持つインターネットインフラ、セキュリティ、金融といった各サービスと組み合わせることで、ロボットを単なるデモンストレーションで終わらせず、実際の現場で役立つ技術として広く普及させていく方針です。
日本企業と人型ロボット産業を結びつける架け橋として、AIとロボットによる社会課題の解決、そして安全で持続可能な未来の実現に向けた取り組みが続けられます。これらのロボットが、私たちの生活や産業にどのような変革をもたらすのか、今後の展開に期待が集まります。



