手塚治虫が問いかけた「未来」を再考する:AI・医療技術の進化と人間社会の行方

第1回市民フォーラム「手塚治虫が私たちに教えてくれたこと」開催

その第一弾として、2026年9月19日(土)に大阪・中之島クロスにて第1回市民フォーラム「手塚治虫が私たちに教えてくれたこと」が開催されます。

このフォーラムでは、手塚治虫氏のご子息であるヴィジュアリスト・映画監督の手塚眞氏をはじめ、医療、AI・ロボット、生命、社会といった多様な分野の専門家が登壇します。手塚作品に描かれた「生命」「人間」「科学」「社会」、そして「未来」を糸口に、現代を生きる私たちが何を受け取り、どのような未来へとつなげていくべきかを多角的な視点から議論します。

AIやロボット、生命科学、医療技術が進化する現代において、手塚治虫氏が作品を通じて投げかけた問いを、改めて私たち自身の問題として深く考える機会となるでしょう。

手塚治虫作品を愛する方はもちろん、医療、科学技術、AI、教育、社会、文化、そしてこれからの未来に関心を持つすべての方の参加が期待されています。

開催概要

  • 日時: 2026年9月19日(土)15:30~17:00(15:00受付開始)

  • 会場: 中之島クロス 2F Qrossover Lounge 夢(大阪市北区中之島4丁目3番51号)

  • 参加費: 2,000円(現地にて現金で支払い。申込後のキャンセルは不可)

  • 定員: 100名(先着順)

  • 対象: 市民、大学研究機関、民間企業、行政機関など、どなたでも

  • 主催: 一般財団法人未来医療推進機構「手塚治虫みらい会議」

フォーラムへの申し込みは、以下のリンクから可能です。
第1回市民フォーラム お申し込みはこちら

プログラムと登壇者

フォーラムは、主催者挨拶と「手塚治虫みらい会議」の趣旨説明から始まります。その後、各分野の第一人者によるスペシャルトークとオープンダイアローグが展開されます。

スペシャルトーク「手塚治虫が描いた未来と、私たちが生きる未来」

  • 石黒 浩氏: 大阪大学大学院基礎工学研究科 教授/AVITA株式会社 代表取締役社長 CEO
    石黒 浩氏
    遠隔操作ロボットや知能ロボット、人間そっくりなアンドロイドの研究開発を牽引する第一人者です。2025年大阪・関西万博のテーマ事業プロデューサーも務めています。自身の研究成果を社会に実装するため、2021年にAVITA株式会社を設立しました。

オープンダイアローグ「手塚治虫が私たちに教えてくれたこと」

  • 手塚 眞氏: ヴィジュアリスト/映画監督(一般財団法人手塚治虫文化財団 代表理事 他)
    手塚 眞氏
    手塚治虫氏のご子息で、映画監督として活躍する傍ら、AIを用いて手塚治虫の漫画を創作する「TEZUKA2023」プロジェクトの総合ディレクターも務めています。手塚治虫氏の遺族として、その文化を継承する活動にも深く関わっています。

  • 澤 芳樹氏: 一般財団法人未来医療推進機構 理事長/大阪けいさつ病院 総長
    澤 芳樹氏
    心臓血管外科医として重症心不全の治療に取り組むとともに、再生医療の研究開発を牽引してきました。特に、ヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞:体の様々な細胞に変化できる能力を持つ細胞)由来の心筋細胞シート「リハート®」の開発を主導し、2026年3月には世界初のiPS細胞由来再生医療等製品の一つとして、条件付き製造販売承認を取得しています。これは、研究段階から実用化へと進む画期的な成果です。

  • 葛西 康仁氏: アップリカ育児研究所株式会社 代表取締役社長
    葛西 康仁氏
    育児用品メーカーの代表として、世界初の「父が子供を抱きしめる服ペルパパ」を開発するなど、育児と家族のあり方について新たな提案を行っています。

  • ファシリテーター:堂目 卓生氏: 大阪大学社会ソリューションイニシアティブ 特任教授/一般社団法人いのち会議 代表理事
    堂目 卓生氏
    経済学史、経済思想を専門とし、「共感」をキーワードに持続可能な社会と経済のあり方を探究しています。大阪・関西万博を契機に設立された「いのち会議」の代表理事も務めています。

  • クロージングに寄せて:山本 絹子氏: 株式会社パソナグループ 取締役副社長執行役員
    山本 絹子氏
    新規事業の立ち上げや、兵庫県淡路島での「人材誘致」による地方創生事業を牽引するなど、多様な分野で活躍しています。

手塚治虫みらい会議の背景と目的

現代社会は、貧困、差別、戦争といった手塚作品が描いた普遍的な問題に加え、AIやロボット技術、生命科学、医療技術の急速な進歩により、人間と社会のあり方そのものが大きく変化しようとしています。このような時代において、手塚治虫氏が残した作品は、未来を考える上で貴重な文化的遺産であり、その思想を検証し継承していくことには大きな意義があります。

「手塚治虫みらい会議」は、手塚治虫氏の理念を広く社会に伝え、学術的な検証と対話の場を創出することで、未来の医療や社会のあり方について深く考察することを目的としています。

関連資料や詳細情報は以下のリンクからご覧いただけます。