産学連携でイノベーションを加速
この制度の大きな特徴は、ロームと採択された研究機関が共同研究としてテーマを進める点にあります。発展性の高い共同研究や大規模なプロジェクト研究へとつながるテーマはもちろん、若手研究者による斬新なアイデアや、ロームが持つ技術ニーズに対して新たな視点からアプローチするような意欲的なテーマも歓迎されています。
共同研究では、必要に応じてロームが保有する高度な計測機器や機械・装置などを利用できるほか、PoC開発(Proof of Concept:新しいアイデアや技術が実現可能であるかを検証するための試作開発)による検証も可能となるため、研究の加速が期待できます。

この産学連携の仕組みは、ロームが企業側の「ほしい」課題を提示し、大学などの公的研究機関が「できる」研究テーマや技術を提案することで、本格的な共同研究を推進するものです。
公募の概要
対象者
大学・高等専門学校および公的研究機関に所属している研究者(個人またはグループ)。応募時点で、研究期間の初年度にこれらの機関に所属していることが見込まれる方が対象です。
採択件数
2027年度開始分として、5件程度の新規テーマが採択される予定です。過去の採択状況は、2023年度が4件、2024年度が5件、2025年度が5件、2026年度が4件となっています。
研究期間
2027年4月1日以降の開始で、年度単位で最長3年度まで設定可能です。
研究費
1件あたり税別250万円/年度が申請上限となります(間接経費を含む)。
対象分野
広範なエレクトロニクス技術をカバーする以下の7つの分野が対象です。
- 新領域分野:これまでにない新しい技術や応用の開拓を目指す分野。
- 実装研究分野:電子部品を基板に搭載したり、システムとして機能させるための技術に関する研究。
- MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)研究分野:微小な機械部品と電子回路を組み合わせたシステムに関する研究。センサーやアクチュエーターなどに使われます。
- パワーエレクトロニクス研究分野:電力の変換や制御を行う技術に関する研究。省エネルギー化に貢献します。
- LSI(Large Scale Integration)研究分野:多数の電子部品を集積した大規模集積回路に関する研究。コンピューターのCPUなどが代表例です。
- 生産技術研究分野:製品の製造プロセスを効率化・高度化するための技術に関する研究。
- 研究開発の環境改善・活性化分野:研究開発活動をより良くするための取り組みに関する分野。
応募期間
2026年9月14日(月)正午~2026年11月16日(月)正午
詳細情報
選考の概要や応募方法、各対象分野の具体的な内容など、公募に関する詳細情報は、ローム公式Webサイトの研究公募ページで確認できます。
この研究公募は、未来のエレクトロニクス技術の可能性を広げ、私たちの生活をより豊かにする新たなイノベーションの種を見つける機会となるでしょう。研究者たちの情熱とアイデアが、次世代の技術革新へとつながることに期待が寄せられています。



