3Dプリンタ最前線:環境と産業を変革する「付加製造」の可能性を探る無料セミナー

「GX-AM」で目指す循環型ものづくり

「GX-AM」とは、Green Transformation (GX) の考え方を付加製造に取り入れ、環境負荷の低減を目指すものです。このセミナーでは、特に樹脂を中心とした付加製造において、以下の「3R」の観点から技術課題を精査し、GX-AMの実現に向けた研究開発の方向性が示されます。

  • Reduce(削減): 環境対応フィラー(樹脂に混ぜる機能性粉末材料)の活用による材料使用量の削減。

  • Reuse(再利用): 造形後粉末の劣化抑制と再利用率の向上。

  • Recycle(再資源化): 造形物のリサイクル。

これらの取り組みは、欧州のELV規制(使用済み自動車指令)のような動きも踏まえ、自動車産業をはじめとする様々な分野で今後ますます重要になるでしょう。

講演プログラムの紹介

本セミナーでは、付加製造の第一線で活躍する専門家たちが登壇し、多角的な視点からその可能性を解説します。

開会挨拶

山田 宗範氏(一般財団法人 機械システム振興協会 専務理事)

山田 宗範氏

1. 付加製造(AM)の現状と社会実装への展望

新野 俊樹氏(東京大学生産技術研究所 教授/「GX-AM プロセス開発に関する戦略策定委員会」委員長)

新野 俊樹氏

新野氏からは、樹脂PBF(粉末床溶融結合)方式(粉末状の樹脂にレーザーを照射して層を重ねて造形する3Dプリンタ技術)を中心としたAM技術の研究開発動向が紹介されます。社会実装に向けた技術的・普及の課題、そして環境性・経済性の観点からAMの価値が考察され、今後の研究開発と産業応用の方向性が展望されます。

2. 樹脂部品の再利用・再資源化と環境配慮型ものづくりへの挑戦

山内 友貴氏(地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター 主任研究員/「GX-AM プロセス開発に関する戦略策定」プロジェクトリーダー)

山内 友貴氏

山内氏からは、「GX-AMプロセス開発に関する戦略」の検討成果が発表されます。樹脂PBF方式を対象とした3Rの技術的検討を通じて、GX-AM実現に向けた課題と可能性が整理されます。材料設計、粉末特性制御、造形条件、品質評価などの技術的課題を俯瞰し、社会実装や産業利用を見据えた研究開発の方向性と技術戦略について紹介されます。

3. 自動車産業における付加製造活用の現状と将来

新垣 龍太郎氏(原田車両設計株式会社 常務執行役員)

新垣 龍太郎氏

新垣氏は、自動車業界におけるAMの活用状況や適用事例を紹介します。特に旧車の補給部品(ヘリテージ)や少量生産部品といった分野で実用化が進んでおり、部品供給やものづくりの高度化に向けたAM活用の可能性が解説されます。設計技術や人材育成などの課題にも触れながら、自動車分野におけるAM普及の方向性が示されます。

4. AM(付加製造)の未来と我が国の戦略的付加製造活用社会の実現

間野 隆久氏(一般社団法人日本3Dプリンティング産業技術協会(J3DPA)研究員/株式会社アスペクト)

間野氏からは、日本発祥の技術である光造形(液相重合法)から45年の歴史を持つAM技術の発展途上にある現状が紹介されます。サプライチェーンのリスク、多品種少量生産やカスタマイズ生産、環境負荷低減といったグローバルマーケットのパラダイムシフトを踏まえ、AMの未来と日本の戦略的活用社会実現の方策がJ3DPAの活動とともに分かりやすく解説されます。

登壇者によるパネルディスカッション

パネルディスカッション

セミナーの最後には、登壇者によるパネルディスカッションが行われます。モデレータを新野俊樹氏が務め、以下の多岐にわたるテーマで議論が交わされます。

  • GX-AMの強み(オンデマンド生産、材料の再利用・リサイクルなど)

  • AMが拡がる分野・用途(自動車分野の実用化事例から見る期待される適用領域)

  • AMの研究開発、社会実装の加速方法(品質保証・人材育成・標準化など)

  • アカデミズムと産業界の連携によるAMの価値向上

  • 日本のものづくりにおけるAMの未来(大量消費社会からの転換、国際競争力強化など)

このディスカッションは、AM技術が日本のものづくりにどのような新たな価値をもたらし、未来を切り拓くのかを具体的に想像する機会となるでしょう。

開催概要と参加登録

付加製造に関心のある方、これからの産業の潮流を知りたい方は、ぜひこの機会にご参加ください。

  • イベント名:「GX-AM プロセス開発に関する戦略策定」成果発表会「付加製造が変えるこれからのものづくり最前線~循環型ものづくりを実現する3Dプリンタ戦略~」

  • 開催日時:2026年10月7日(水)14:30-16:30

  • 開催形式:オンライン開催

  • 主催:一般財団法人 機械システム振興協会

  • 定員:オンライン 200名

  • 参加費:無料

参加登録

参加をご希望の方は、以下の協会HPよりお申し込みください。

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申込締切は2026年10月6日(火)17:00です。

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