未来を拓く量子技術!クラスメソッドが大阪府と連携し、次世代人材育成を支援

未来の技術「量子」を支える人材を育成

2026年7月27日、クラスメソッド株式会社は、大阪府が推進する「大阪府イノベーション創出基金(企業版ふるさと納税)」制度を活用し、次世代を担う量子技術の発展と、それを支える人材の育成を支援するための寄付を実施したことを発表しました。

この寄付を受け、大阪府は日本の量子研究を牽引する大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)と連携し、「量子次世代人材育成事業」を推進します。7月14日には、本件に関する感謝状の贈呈式が開催されました。

量子技術は、創薬、金融、物流など多岐にわたる分野で革新をもたらす可能性を秘めている一方で、その専門人材の不足が世界的な課題となっています。クラスメソッドは、この量子技術の将来性に着目し、技術を通じた社会貢献、特に日本の産業育成や技術者のスキルアップに貢献したいという思いから、今回の支援に至りました。

大阪府が企業版ふるさと納税「大阪府イノベーション創出基金」を通じて、量子技術の次世代人材育成を支援する取り組み

量子技術とは?未来を変える可能性

「量子技術」とは、物質の最小単位である「量子」の持つ不思議な性質(「重ね合わせ」や「量子もつれ」など)を利用する最先端技術のことです。例えば、「量子コンピュータ」は、従来のコンピュータが「0か1」のどちらかでしか情報を扱えないのに対し、「0でもあり1でもある」という「重ね合わせ」の状態を利用することで、非常に複雑な計算を一瞬でこなすことが期待されています。これにより、新しい薬の開発、新素材の発見、金融市場の予測、物流の最適化など、これまで不可能だった問題の解決や、社会全体のイノベーションを加速させると考えられています。

しかし、この革新的な技術を開発し、社会に役立てるためには、高度な知識とスキルを持つ専門家が不可欠です。今回の取り組みは、まさにその未来を担う人材を育成するための重要な一歩となります。

大阪府とQIQBが推進する「量子次世代人材育成事業」

クラスメソッドからの寄付は、大阪府の「量子次世代人材育成事業」に活用されます。この事業では、国際的な量子技術イノベーション拠点である大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)が中心となり、以下のような取り組みが予定されています。

  • 高校生等に向けた量子コンピュータ見学ツアー: 次世代を担う若い世代が、最先端の量子技術に直接触れる機会を提供します。

  • プログラミング体験講座: 量子コンピュータの基本的な操作やプログラミングを体験し、興味を深めることができます。

  • 社会人エンジニア向け講座: 既存の技術者が量子技術の知識を習得し、キャリアアップを図るための専門的な学習機会を提供します。

この事業は、国内トップクラスの研究機関であるQIQBが、専門人材候補を育成する重要な役割を果たすことになります。

感謝状贈呈式とQIQBへの表敬訪問

2026年7月14日には、大阪府庁で感謝状贈呈式が開催され、クラスメソッドの代表取締役である横田聡氏が出席しました。当日は、吉村大阪府知事と、クラスメソッドの創業や事業、さらにはAIなどのデジタル技術を活用した行政の未来について意見が交わされる貴重な機会となりました。

大阪府とイノベーション創出基金のロゴが入った背景の前で、6人の男性と大阪府のマスコット「もずやん」が集合写真を撮っています。中央の男性は感謝状を手にしています。

大阪府とイノベーション創出基金に関する会議または記者会見の様子

大阪府とイノベーション創出基金のロゴが描かれた背景の前で、二人のビジネスマンが丁寧にお辞儀をしながら書類を交換している場面

さらに、7月15日には、クラスメソッドの代表と公共営業部のメンバーが大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)を表敬訪問し、研究設備や実験装置を見学しました。この訪問では、国産量子コンピュータの開発現場と、その研究活動の現状について詳しい説明を受けました。

QIQBは、純国産マシンをわずか3ヶ月で稼働させる体制を構築し、ノイズ影響の調査などマシンの安定化に向けた基礎研究を地道に重ねているとのことです。また、システム全体を独自開発することで、誰もがクラウドから実機に簡単にアクセスできる環境を整備しており、開発だけでなく量子技術の普及活動や人材育成にも力を入れています。これらの取り組みは、量子技術の実用化段階を加速させ、より多くの人々がこの最先端技術に触れる機会を創出することに繋がります。

研究室のような場所で、4人の男性が大型の白い科学装置の前に立っています。装置には大阪大学、ULVAC、IQBのロゴと可愛らしいキャラクターが描かれています。

会議室で二人のビジネスマンが向かい合って話しており、背景の大型スクリーンには「量子ソフトウェア研究拠点テックブログ」のZennページが表示されています。

クラスメソッドが見据える未来

クラスメソッドの代表取締役である横田聡氏は、今回の寄付について次のようにコメントしています。

「量子技術は次世代産業の基盤となる一方、それを担う人材の育成には長い時間を要します。クラウドやAIの分野で技術者の裾野を広げてきた当社として、量子分野でも同様の支援がしたいと考え、今回の寄付に至りました。QIQBでは、ハードウェアからミドルウェア、アプリケーションまでを一気通貫で作り切る研究開発力と、研究者の皆様の熱意に感銘を受けました。高校生や社会人が最先端研究に触れる機会が、次のイノベーションの種になると確信しています。大阪府・大阪大学とともに、関西発の量子人材育成を応援してまいります。」

グレーの背景を背に、笑顔でカメラを見つめるアジア人男性のポートレート

クラスメソッドは、これまでもアマゾン ウェブ サービス(AWS)をはじめとするクラウドネイティブな技術領域で、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援してきた実績を持つ企業です。5,600社以上の企業、累計40,000件以上のAWSアカウントの管理・構築を支援し、技術ブログ「DevelopersIO」では6万本を超える技術記事を公開するなど、技術コミュニティの発展にも貢献しています。

「classmethod」と書かれたロゴマーク

今回の量子技術人材育成支援は、同社が掲げる「すべての人々の創造活動に貢献し続ける」という理念のもと、先端技術の社会実装と技術者育成を通じて、日本のイノベーション創出と地域社会への貢献に努める姿勢を示しています。大阪から始まる量子技術の次世代人材育成が、日本の未来にどのような革新をもたらすのか、今後の展開に期待が高まります。

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