企業を取り巻く脱炭素経営の課題
近年、企業にはCO₂排出量の削減が強く求められています。特に製造業では、CO₂削減に加え、エネルギー価格の高騰や電力供給の不安定化といった課題に直面しており、環境への配慮と経済的なメリットを両立させるエネルギー戦略の重要性が増しています。
工場などを保有する企業では、電力コストの抑制が経営上の大きな課題となっています。さらに、取引先や投資家からも脱炭素への対応が求められる中で、自社のCO₂排出量やエネルギー使用状況を正確に把握し、具体的な削減策を実行し、再生可能エネルギーを活用することへのニーズが高まっています。特に、大規模な施設を持つ企業の間では、敷地内に太陽光発電設備を設置し、発電した電気を自社で消費する「オンサイトPPA」を通じて、CO₂排出量を減らしつつ、電力価格の変動リスクを抑えながら安定的に再生可能エネルギーを確保する取り組みに関心が集まっています。
AIとオンサイトPPAで脱炭素とコスト最適化を推進
今回の業務提携では、アスエネが提供する二つのAIプラットフォームと、SMFLみらいパートナーズが提供するオンサイトPPAサービスを組み合わせることで、企業の脱炭素経営を多角的に支援します。
CO₂排出量の「見える化」と「シミュレーション」
アスエネが提供する「ASUENE」と「NZero」は、それぞれ以下の役割を担います。
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サステナビリティAIプラットフォーム「ASUENE」
ASUENEは、企業活動でどれくらいのCO₂が出ているか(Scope1-3)をAIで自動的に計算し、見える化するサービスです。国際的な環境報告基準(CDP、SBTiなど)にも対応しており、複雑な排出量管理を効率化します。国内累計導入社数No.1を誇ります(東京商工リサーチ調べ/2025年7月調査時点)。
ASUENEサービスサイト -
AIエネルギー削減プラットフォーム「NZero」
NZeroは、AIを使って、エネルギーコストとCO₂排出量の両方を減らすための最適な方法を教えてくれるプラットフォームです。例えば、太陽光発電を入れたらどれくらい電気代が安くなるか、CO₂が減るかなどをシミュレーションできます。これにより、企業は設備投資や脱炭素施策の検討をより効率的に進めることが可能になります。
NZeroサービスサイト

再生可能エネルギーの「導入」
アスエネのプラットフォームを利用する企業で、再生可能エネルギーの導入を検討している企業には、SMFLみらいパートナーズが提供する「オンサイト型自家消費太陽光発電サービス(PPAモデル)」が紹介されます。
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PPA(電力購入契約)モデル
PPAは、企業が自社で太陽光発電設備を持たなくても、専門の発電事業者が設備を設置・管理し、そこから電気を直接買い取る契約方式です。初期投資なしで再生可能エネルギーを使えるのが特徴です。 -
オンサイトPPA
PPAモデルの一種で、企業や工場の敷地内に太陽光発電設備を設置し、そこで発電した電気を直接使う仕組みです。電気を運ぶための送電網を使わないため、安定供給やコスト削減につながりやすいメリットがあります。
将来への展望
この提携により、企業のCO₂排出量・エネルギーデータの「見える化」から、AIによる削減効果の「シミュレーション」、そして「再生可能エネルギーの導入」までが一体的に推進されます。これにより、企業は環境負荷の低減と経済的メリットを両立させながら、脱炭素経営を加速させることが期待されます。
両社は今後、PPAサービスとエネルギーデータの連携可能性や、AIエネルギー削減プラットフォーム「NZero」の活用による営業提案の高度化についても協議を進めるとしており、企業の持続可能な成長をさらに強力に支援していくでしょう。



