AIドローンが日本の危機管理を変革する
エアロネクストとチェンジホールディングスが業務提携
AIドローン技術を開発する株式会社エアロネクストと、行政・地域のデジタル変革(DX)を支援してきた株式会社チェンジホールディングスは、AIドローンを活用した「危機管理AX(AI Transformation)」の実現に向け、業務提携契約を締結しました。この提携は、防災、防衛、そして地域のしなやかさ(レジリエンス)を支える次世代の空間インフラを社会に広めることを目指しています。

なぜ今「危機管理AX」が求められるのか
日本は現在、人口減少や労働力不足といった社会課題に加え、深刻化する自然災害、経済安全保障環境の変化、防衛力の強化、地域インフラの維持など、多くの危機管理上の課題に直面しています。これまでの地方創生DX(デジタル変革)は行政サービスの効率化や地域経済の活性化が中心でしたが、近年では、デジタル技術を使って社会基盤そのものを高度化し、防災・防衛・地域レジリエンスを強化することが不可欠となっています。
ここでいう「AX(AI Transformation)」とは、生成AIをはじめとするAI技術を前提として、業務や組織、ビジネスモデルそのものを変革する取り組みです。従来のDX(デジタル変革)が業務のデジタル化や効率化を目指すのに対し、AXはAIを前提に仕事のあり方そのものを再構築する点で特徴があります。
両社の強みと提携の目的
エアロネクストは、AIフライトコントローラや同時遠隔自動操縦オペレーション技術を核に、「AIドローンを活用した空のインフラ」の構築を進めています。この技術は、物流だけでなく、防災、防衛、農業、インフラ点検など幅広い分野での活用が期待されています。
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AIフライトコントローラ: ドローンの「脳」とも言える部分で、ディープラーニングなどのAI技術を使って、ドローンの飛行姿勢や速度をリアルタイムで最適な状態に保つシステムです。これにより、より安定した、賢い飛行が可能になります。
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同時遠隔自動操縦オペレーション: 一人の担当者が、遠く離れた場所にある監視・コントロールセンターから、複数のドローンや自動配送ロボットなどを同時に制御・監視する技術です。広範囲での効率的な運用を実現します。

一方、チェンジホールディングスは、これまで培ってきた行政・地域の課題をデジタル技術で解決する知見を活かし、「日本の危機管理インフラを高度化する」ことを新たな事業領域としています。
両社は2019年にもドローンサービスプラットフォーム「DaaS」の開発で業務提携しており、直近では秋田県が実施するドローンを活用したクマ対策の実証事業において、共同企業体が受託候補者に選定されるなど、危機管理分野での協業を既に進めています。今回の提携は、こうした既存の協力関係をさらに発展させるものです。
提携で目指す具体的な取り組み
今回の業務提携では、以下の取り組みを共同で検討・推進します。
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AIモジュールプラットフォームを活用した危機管理ソリューションの開発
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防災・防衛・地域レジリエンス分野におけるAIドローンの社会実装
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自治体向け危機管理AXサービスの共同企画・展開
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平時・有事・緊急時を一体で支える「フェーズフリー型自律運航基盤」の構築
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国産ドローン・AI技術を活用した次世代空間インフラの共同研究・事業開発
「フェーズフリー」とは、平時(日常)、有事(災害時など)、緊急時といった状況の区別なく、常に役立つサービスやインフラを提供するという考え方です。日常的に使われているものが、いざという時にもそのまま活用できることを目指します。
ドローンが「社会を支えるインフラ」となる未来
両社は、ドローンを単なる物流機器ではなく、「社会を支えるインフラ」と位置付けています。AIによる自律運航技術とデジタル技術を融合させることで、防災、防衛、地域物流、インフラ点検、医療など、幅広い分野で活用できる危機管理プラットフォームの構築を目指します。
今後は、自治体、企業、研究機関との連携を通じて、日本全国に危機管理インフラを実装していく計画です。将来的には、海外展開も視野に入れ、日本発のAIドローン技術を世界に広げ、持続可能でレジリエント(しなやかな)な社会づくりに貢献していくことが期待されます。
各社代表からのコメント
エアロネクストの代表取締役社長 グループCEO 田路 圭輔氏は、AIフライトコントローラや同時遠隔自動操縦オペレーションの技術が、物流だけでなく社会の様々な危機管理領域で活用できる基盤技術へと進化していることに触れ、チェンジホールディングスとの連携により「危機管理AX」という新たな価値を創出し、日本全国に安心・安全を届ける次世代空間インフラの実現を加速すると述べています。
株式会社チェンジホールディングスの代表取締役兼執行役員社長 福留 大士氏は、これまでのパブリテック事業で培った自治体DX支援の経験を活かし、エアロネクストとの連携を通じて、平時と有事を切れ目なく支えるAIを活用した危機管理インフラの実現に貢献していくとコメントしています。
会社概要
株式会社チェンジホールディングス
「生産性をCHANGEする」をビジョンに、デジタル人材育成支援や業務プロセス革新、DXによる地方創生を推進しています。
詳細はこちら: https://www.changeholdings.co.jp/
株式会社エアロネクスト
「人生100年時代の新しい社会インフラで、豊かさが隅々まで行き渡る世界へ。」をミッションに、重心制御技術「4D GRAVITY®」を核とした技術ライセンス事業を展開。戦略子会社NEXT DELIVERYを通じて、新スマート物流「SkyHub®」事業や、AIモジュールを幅広い産業分野へ展開する「フィジカルAI」の社会実装を進めています。
詳細はこちら: https://aeronext.co.jp/about/company/



