Well-beingの未来を拓くグローバルピッチコンテスト「WE AT Challenge 2026」の「Human Well-being」審査員が決定

Well-beingの未来を拓くグローバルピッチコンテスト「WE AT Challenge 2026」の「Human Well-being」審査員が決定

一般社団法人WE ATは、地球規模の社会課題解決を通じてWell-being産業の発展を目指し、毎年グローバルピッチコンテスト「WE AT Challenge」を開催しています。3年目を迎える「WE AT Challenge 2026」では、社会課題領域ごとに4つのTrackが設けられ、その中でも「Track2:Human Well-being」の審査員とScience Advisor(科学顧問)が決定したことを発表しました。

「Track2:Human Well-being」とは

「Track2:Human Well-being-Enriching Lives and Health for People Around the World-」は、「生涯を通じた健康」を基盤に、人間のWell-being実現を目指すチャレンジャーを対象としたTrackです。人生のQOL(Quality Of Life:生活の質)向上や多様性、価値観、居場所、繋がりといった幅広いウェルネス、そしてライフサイエンスの目覚ましい進歩がもたらす健康な長寿を実現する「ディープテック(Deep Tech)」技術(科学的な発見や工学的なブレークスルーに基づいた、社会に大きな変革をもたらす可能性のある先端技術)が対象となります。

具体的には、「身体的な健康」「心の健康」「社会的な健康」「経済的な健康」に幅広く貢献するヘルスケア事業の提案が推奨されています。このTrackでは、革新的なアイデアやテクノロジーを持つスタートアップやチームが、グローバル市場での展開可能性と高い実効性を兼ね備えた事業を提案することが期待されています。

産学官の第一線で活躍するエキスパートが審査員に集結

今回、Track2の4名のゲスト審査員と1名のScience Advisorが決定しました。ヘルスケア、医療、創薬、ファイナンスなど、多岐にわたる専門分野のエキスパートが、グローバルな視野と専門的な知見で審査にあたります。ゲスト審査員は二次選考および最終選考に参加し、Science Advisorは最終選考において学術的・専門的な見地から知見を提供し、候補者への問いかけを行います。

Track2:審査員長

小栁 智義 氏

  • 現職: 京都大学医学部附属病院 特定教授

  • 経歴: 大学発の医療系スタートアップに対し、基礎研究から臨床応用まで一貫した開発支援インフラを提供。スタンフォード大学と連携したSPARKプログラムの日本展開や、グローバル企業・投資家向けピッチイベント「HVC KYOTO」の企画・運営を通じて、数多くの企業創出と資金調達を支援しています。2025年には米国インキュベータ運営会社BioLabsと共にBioLabs JapanおよびBioLabs Academyを設立し、国内外の投資・連携のハブ形成を推進しています。

小栁智義氏

  • コメント: 「経済合理性のみに依存する成長モデルが限界を迎える中、人と社会の持続性を高める新たな成長指標としての『Well-being』が求められています。この理念を人間中心の持続可能な事業モデルへ昇華させることが課題です。東洋の思想と西洋の市場力学が交差する日本を結節点とし、従来の財務指標を超えた新たな価値を世界へ提示します。」

Track2:ゲスト審査員(順不同)

伊藤 一洋 氏

  • 現職: 英国インペリアルカレッジ/東京科学大学 教授

  • 経歴: 北海道大学獣医学部卒業後、アカデミア、ファーマ(製薬会社)、バイオテックにまたがるキャリアを築き、基礎研究のイノベーションからビジネスへの橋渡しに貢献。慢性呼吸器疾患や呼吸器感染の基礎薬理研究を25年間継続し、RespiVert、Pulmocide、SubIntro/RIGImmune Inc.の3社を共同設立しています。現在はアカデミアやアクセラレータープログラム(スタートアップ企業の成長を加速させるための支援プログラム)におけるスタートアップ支援、トランスレーショナルリサーチ(基礎研究の成果を臨床応用や実用化につなげる研究)、ベンチャー創出に取り組んでいます。

伊藤一洋氏

  • コメント: 「『Well-being』という世界とつながるユニークな視点を通し、WE ATが若い才能が失敗を恐れず挑戦できる場を提供するだけでなく、グローバル市場で通用するアイデアや人材を育み、WE AT CHALLENGERSのイノベーションが国際社会に広がることを期待します。」

井上 智子 氏

  • 現職: Red Capital㈱ 代表取締役マネージングパートナー

  • 経歴: ヘルスケア分野に特化したベンチャーキャピタルRed Capitalの代表。医療機器・デジタルヘルス・ライフサイエンス領域の革新的スタートアップの成長をリードしています。Red Capital創業以前は、オムロンCVC(Corporate Venture Capital:事業会社が自己資金を投資してスタートアップ企業に出資する仕組み)代表としてグローバルに投資活動を展開。その前には、産業革新機構傘下にて日本初の医療機器特化型VCの立ち上げから携わっています。科学的卓越性と社会的インパクトを兼ね備えた起業家を支援し、持続可能なヘルスケアシステムの実現を目指しています。

井上智子氏

  • コメント: 「スタートアップには常識を超えて未来を切り拓く力があります。小さな挑戦がやがて社会を大きく動かし、人々の暮らしを変えていく。その瞬間に立ち会えることを心から楽しみにしています。本プログラムから次々と新しい物語が生まれることを期待しています。」

レイモンド・ウー 氏

  • 現職: 京都大学イノベーションキャピタル株式会社 シンガポールオフィス駐在員

  • 経歴: 京都大学および同大学100%保有ベンチャーキャピタルファーム・京都iCAPのシンガポールオフィス駐在員兼事業企画マネジャー。京都iCAPのスタートアップ企業のグローバル事業開発および資金調達を支援し、国際的な研究・商業化パートナーシップの構築に取り組んでいます。以前は、シンガポール政府系投資企業テマセク傘下プライベートエクイティ・ベンチャーキャピタルファーム・パビリオンキャピタルにて日本への投資業務に従事。経営コンサルティングおよびファイナンシャルアドバイザリー業務の経験も豊富です。

レイモンド・ウー氏

  • コメント: 「日本のトップなテックスタートアップを審査するWE AT CHALLENGEの審査員の一員として参加することを大変光栄に思います。日本のテックスタートアップは、優れた技術力及びビジネスモデル、そして高いプロフェッショナリズムにより、グローバル成長のポテンシャルがあると強く信じています。今後とも最大限に日本のスタートアップをサポートさせていただきます。」

Track2:Science Advisor

津本 浩平 氏

  • 現職: 東京大学 大学院工学系研究科長・工学部長 バイオエンジニアリング専攻 教授 総長特任補佐 医科学研究所 教授、博士(工学)

  • 経歴: 1991年東京大学工学部卒業後、抗体工学研究に従事。2010年東京大学医科学研究所教授、2013年同大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻教授。2023年より工学系研究科副研究科長、2021年より総長特任補佐兼務。2026年より工学系研究科長・工学部長に就任予定です。

津本浩平氏

  • コメント: 「大学教育の現場でも、スタートアップを指向する学生が指数関数的に増加しています。WE AT CHALLENGE2026はその勢いをさらに加速するものと強く期待しています。」

WE ATの目指す未来

一般社団法人WE ATは、東京大学、京都大学、東京科学大学、東大IPC、博報堂、住友生命、キヤノンMJを発起人とし、多くの会員企業と共に、社会起業家の発掘と育成、スタートアップの創業・成長支援、イベント開催などを通じて社会課題解決に取り組んでいます。今回の「WE AT Challenge 2026」における経験豊富な審査員たちの参加は、革新的なヘルスケア事業の創出を加速させ、人々のWell-being向上に大きく貢献することでしょう。

産学官の多様な専門家の協力のもと、WE ATは社会課題分野の挑戦者を発掘・支援し、Well-beingの実現を目指していきます。この取り組みから生まれるであろう新たな技術やサービスが、私たちの未来の健康と幸福をどのように変えていくのか、今後の展開に期待が高まります。

一般社団法人WE AT 概要

  • 法人名: 一般社団法人WE AT(ウィーアット)

  • 設立日: 2024年5月16日

  • 所在地: 東京都文京区

  • 代表者: (共同代表理事)吉澤 到、藤本 宏樹/(副代表理事)金間 大介

  • 事業内容: 社会起業家の発掘と育成、スタートアップの創業・成長支援、イベント開催・共催、人材育成、調査研究および提言 等

  • 公式Webサイト: https://we-at.tokyo/