なぜ、今「基礎科学研究」への支援が重要なのか
ANRIは、スタートアップ企業(新しい技術やビジネスモデルで急成長を目指す企業)に投資し、その成長を支援する「ベンチャーキャピタル」です。インターネット関連の事業に加え、近年では「ディープテック」(科学的発見や工学的なブレイクスルーに基づいた、社会に大きな変革をもたらす可能性のある技術)や「ライフサイエンス」(生命現象全般を対象とする科学分野)といった幅広いテクノロジー領域のスタートアップへも投資を行っています。
しかし、世の中に大きな影響を与える技術の根源には、特定の応用を目的とせず、自然現象の原理や法則を解明しようとする「基礎研究」があります。例えば、数学や物理学、生物学、化学といった分野での発見は、すぐに実用化されるわけではありませんが、長い時間をかけて人類の発展に不可欠な基盤を築きます。ANRIは、この基礎研究の重要性を深く理解し、2019年から日本の科学技術の発展に寄与することを目指し、本奨学金プログラムを運営しています。
資金だけでなく、研究者同士の「つながり」を育む支援
『未解の知〜The ANRI Fellowship〜』は、単に研究資金を提供するだけでなく、研究者同士の貴重なコミュニティ形成にも力を入れています。異なる分野や期の研究者が交流することで、新たな視点や共同研究が生まれることを目指しています。
-
年次を越えた交流会の開催: 年に1回、過去の採択者から現役生まで、30〜40名規模の研究者が集まる交流会を開催しています。
-
採択者限定のSlackコミュニティ: 日常的な情報交換やディスカッションができるオンラインコミュニティを提供しています。
-
交流・イベント開催サポート: コミュニティの活性化のため、奨学生同士が企画する交流イベントの費用や会場提供などをサポート。実際に、共同研究やシンポジウムの開催といった具体的な成果も生まれています。
このような取り組みを通じて、期や研究分野の垣根を越えた新しい対話が生まれ、研究者同士の持続的な関係構築が促されています。
『未解の知〜The ANRI Fellowship〜』9期生 募集概要
未来を担う若き研究者たちを支援するため、9期生が最大15名募集されます。詳細は以下の通りです。
-
給付金額: 1人あたり50万円
-
募集人数: 最大15名
-
募集対象: 数学、物理学、生物学、化学などの分野において優秀な成績を収めた学生。2027年9月以降に卒業予定の方、または博士課程への進学が決定している方も応募対象です。
-
応募締切: 2026年9月30日(水)23:59まで
-
選考方法: 書類選考(1次審査)、面接選考(2次審査、オンライン)
採択された研究に関する権利は、研究者自身に帰属するため、安心して研究に取り組むことができます。また、コミュニティへの参加を除き、採択後の義務はほとんどなく、自由に交流を楽しむことが推奨されています。

応募方法と関連情報
本奨学金への応募や詳細については、以下のリンクから確認できます。
-
応募ページ: https://mikainochi.jp/#about
-
『未解の知』ホームページ: https://mikainochi.jp/
-
過去採択者の『未解の知』紹介: https://mikainochi.jp/#pioneers
-
ANRI公式note「なぜANRIが基礎科学を研究する学生を応援するのか」: https://note.com/anri_vc/n/n6268ff8116d9?magazine_key=m49708e2f1553
ANRIは「圧倒的未来」をビジョンに掲げ、起業家を支援する『Changer Capital』として活動しています。この『未解の知』プログラムも、日本の科学技術の未来、ひいては人類全体の進歩に貢献する重要な取り組みと言えるでしょう。



