リガク、JASIS 2026で未来を拓く最新分析ソリューションを発表 – 電池、電子デバイス、医薬品からラボ自動化まで

各分野で進化する分析技術

次世代電池開発の加速

電池分野では、原材料の採掘からリサイクルまで、電池のバリューチェーン全体を支える分析技術が紹介されます。特に注目されるのは、全固体電池(現在主流のリチウムイオン電池と異なり、電解質が固体でできた次世代電池。発火のリスクが低く、高エネルギー密度が期待されています)など、次世代電池材料の研究開発や品質管理を支えるソリューションです。微細な内部構造や欠陥を非破壊(対象物を壊さずに内部を調べること)で可視化・評価することで、安全で高性能な電池の開発に貢献します。

電子デバイスの品質を支える

電子デバイス分野では、半導体製造の基板となるウェーハ(半導体チップを作るための薄い円盤状の基板)から、最終的な実装品(電子部品を基板に組み込んだ製品)まで、品質管理に対応する分析技術が提案されます。

今年正式に販売を開始した微小部蛍光X線分析装置「Qualana」が実機展示されます。これは、非常に小さな範囲にX線を当て、そこから出る蛍光X線を分析することで、その部分にどのような元素がどれくらい含まれているかを調べる装置で、電子部品の微細な不良解析などに役立つ実用化済みの技術です。また、電子部品内部の実装状態や接合部を非破壊で可視化・評価するナノスケールX線顕微鏡「CT Lab HR160」も紹介されます。これは、ナノメートル(10億分の1メートル)レベルの微細な構造までX線で可視化できる顕微鏡で、一般的なCTスキャンよりもはるかに高精細に内部を観察できます。さらに、SiC(シリコンカーバイド)やGaN(ガリウムナイトライド)といった、従来のシリコンに代わる次世代パワーデバイス(電力変換や制御を行う半導体素子)の開発を支えるソリューションも提案されます。

医薬品開発と製造の革新

医薬品分野では、原薬の結晶構造解析や固体製剤設計、原料の受入検査、製剤中の残留触媒評価に加え、抗体医薬やバイオ医薬への応用が期待される「電子密度トポグラフィー」など、創薬から製造までを支える最新技術が紹介されます。電子密度トポグラフィーとは、物質中の電子の分布状態を立体的に可視化する技術で、薬の分子構造を詳細に理解し、より効果的な新薬開発につながる研究段階の技術です。

ラボラトリーオートメーションと材料開発の効率化

AIやロボティクスを活用した研究開発の自動化ニーズに応えるため、ラボラトリーオートメーション対応の小型X線回折装置(X線を結晶に当てて、物質の結晶構造を調べる装置)「MiniFlex XpC」が刷新され、実機を展示します。性能向上に加え、装置構成の変更により卓上での使用も可能になりました。これにより、より手軽に高度な材料分析が行えるようになります。また、新製品の微小部X線回折装置「DicifferX Micro Area Edition」など、研究開発の効率化・自動化を支援する分析技術と、先端材料の評価・解析ソリューションが提案されます。

JASIS 2026でのリガクブースイベント

リガクブースでは、製品・パネル展示のほか、以下のイベントが予定されています。

  • ブースセミナー:各分野の専門家による分析基礎セミナーを毎日開催(各日8講演)。

  • 分析相談(事前予約優先):専門スタッフが分析に関する相談に対応します。他社製品を利用中の人や分析初心者も気軽に相談できます。

  • 出展社セミナー:AI・電池・医薬品など、市場動向を踏まえた最新の分析技術・アプリケーションを紹介(全10講演)。

新しい情報アクセスツール「Rigaku App」

JASIS 2026にあわせて、お客様の興味・関心に応じた情報へ手軽にアクセスできる「Rigaku App」の提供が開始されます。登録した分析手法や関心分野に応じて、アプリケーションノート、動画、ウェビナーなどのコンテンツを閲覧できるほか、最新情報を通知で受け取ることができます。まずは日本国内向けに日本語・英語版が先行公開され、2027年以降、グローバル展開が予定されています。

Dr.リクシー

リガク公式キャラクター「Dr.リクシー」も会場に登場予定です。ぜひリガクブースで最新の分析ソリューションを体験してください。

出展概要

  • 会期:2026年9月2日(水)~4日(金)

  • 会場:幕張メッセ国際展示場

  • ブース番号:6B-1001 (6ホール)

詳細はこちらをご覧ください。

リガクグループは1951年の創業以来、X線分析をコアに先端的な分析技術で社会を牽引し、136の国と地域で事業を展開しています。半導体や電子材料、電池、環境・エネルギーからライフサイエンスまで、その応用分野は日々拡大しており、2,000名を超える従業員が「視るチカラで、世界を変える」イノベーションの実現に取り組んでいます。

リガクグループについてさらに詳しく知りたい場合は、以下のリンクを参照ください。
https://rigaku-holdings.com/