JAXAの次世代ロケット「CRAFT」にMSWの無溶接アルミタンクが採用予定:大気を味方につける革新的な宇宙輸送システム
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究所(ISAS)が進める次世代宇宙輸送研究において、小型実験機「CRAFT(Compact Reusable Air-assist Flight Test rocket)」の開発が進められています。この革新的なプロジェクトに、株式会社MJOLNIR SPACEWORKS(MSW)の無溶接アルミタンクが採用される予定であることが発表されました。
大気を「味方につける」世界初の挑戦「CRAFT」
「CRAFT」は、「再使用型宇宙輸送システムにおける大気アシスト飛行の実証研究」を目的としています。これまでのロケット開発では、大気は抵抗として避けられる存在でした。しかし、「CRAFT」ではこの常識を覆し、空気を積極的に利用してロケットの推進性能を高める「大気アシスト飛行」の実現を目指しています。
このシステムは、空気吸い込み型エンジンとロケットエンジンを組み合わせるという、世界初の新しい推進システムを採用しています。これにより、ロケットの打上げ能力を飛躍的に向上させ、さらに効率的な再使用運用の実現を目標としています。
JAXAでは、すでに垂直離着陸型再使用ロケット実験機「RV-X」が2026年7月11日に初の離着陸飛行実験に成功しており、「CRAFT」はこの「RV-X」で培われた再使用ロケット技術研究をさらに発展させたプロジェクトとして位置づけられています。

MSWの無溶接アルミタンクが果たす役割
MSWは、この「CRAFT」の推進系システム向けに無溶接アルミタンクを提供しています。すでに液体酸素(LOX)用タンクのフライトモデル(FM)が納品されており、液体水素(LH2)用タンクについても一部試作が完了しています。
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LOX(液体酸素):ロケットエンジンの燃焼を助ける酸化剤として使われます。
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LH2(液体水素):ロケットエンジンの燃料として使われます。
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フライトモデル(FM):実際に宇宙に打ち上げられるための最終的な製品を指します。
無溶接タンクは、溶接部分がないため、構造的な弱点が少なく、高い信頼性を確保できます。また、短納期で安定した品質のタンク供給を可能にし、ロケット開発のスピードアップにも貢献します。

誰もが宇宙に行ける未来へ
MSWは、今回の「CRAFT」プロジェクトへの貢献を通じて、日本の宇宙輸送技術の発展を支えることを誇りに感じています。今後も、ロケットやエンジン、タンクなどの宇宙用コンポーネントの開発・提供を進め、短納期で高品質な無溶接タンクの供給を通じて、国内外の宇宙機関や民間宇宙企業の挑戦を支援していく方針です。
このような最先端の技術実証が進むことで、ロケットの打ち上げコストが下がり、より頻繁に宇宙へアクセスできるようになるでしょう。これは、「誰もが宇宙に行ける時代」の実現に向けた大きな一歩となります。
株式会社MJOLNIR SPACEWORKSについて
会社名:株式会社MJOLNIR SPACEWORKS(ミヨルニア・スペースワークス、略称:MSW)
代表者:代表取締役CEO 米倉 一男
設立:2020年1月21日
所在地:北海道札幌市北10条西3丁目1-1 Noblesse SAPPORO 201
事業内容:航空機、宇宙機器、飛翔体、ソフトウェア、コンピュータシステム及び関連機器の設計、製造、開発、売買に関する事業
公式サイト:
https://www.mjolnir-sw.com
関連情報
- 宇宙科学研究所「大気を味方につけて ロケットの次の時代を切り拓く」
https://www.isas.jaxa.jp/feature/forefront/260127.html



