なぜ今、高性能GPUクラウドが必要なのか?
近年、自律的に動くシステムを搭載したロボットや、現実世界と連携するAI(ロボティクス/フィジカルAI)への関心が高まっています。これらの開発には、仮想空間でロボットや設備の動きを試したり、AIモデル(例えば、人間のような自然な文章を理解・生成するLLM:大規模言語モデルや、画像とテキストを理解するVLM:視覚言語モデルなど)を学習・推論したりするための、非常に高性能なGPU(Graphics Processing Unit:画像処理に特化した計算機部品ですが、AIの計算にも非常に効率的で、特に大量のデータを並行処理するのに使われます)基盤が欠かせません。
しかし、現在の市場では半導体不足の影響によりGPUシステムの調達に時間がかかり、価格も高騰しています。そのため、必要な時にすぐに高性能なGPU環境を確保することが、開発を進める上での大きな課題となっていました。
「GPUクラウド for フィジカルAI」の何がすごいのか?
NTTPCが提供する本サービスは、こうした課題を解決し、最先端のロボット開発を加速するための画期的なソリューションです。
1. 国内初のBlackwell世代GPU、RTX PRO 6000を採用
本サービスは、国内のクラウド事業者として初めてNVIDIAの最新世代GPUであるRTX PRO 6000 Blackwellを採用しています。Blackwell世代のGPUは、これまでのGPUに比べてAI処理能力が飛躍的に向上しており、複雑なシミュレーションや大規模なAIモデルの学習をより高速に実行できます。これにより、開発者はより短期間で高度なロボットやAIを開発できるようになります。

2. ロボティクス/フィジカルAIに最適な実行環境
本サービスは、NVIDIA Omniverse™ライブラリやNVIDIA Isaac Sim™に対応しています。NVIDIA Omniverseは、3Dデザインやシミュレーションのためのプラットフォームで、様々なツールやデータを連携させ、仮想空間での共同作業を可能にします。NVIDIA Isaac Simは、ロボットのシミュレーションに特化したプラットフォームで、仮想空間でロボットの動作をテストし、AIを学習させることができます。
これにより、デジタルツイン(現実世界のモノやシステムを仮想空間に再現する技術)の構築や、ロボットの動きを仮想空間で試すシミュレーション、AI学習用の合成データ生成など、多岐にわたる用途で活用できます。さらに、NVIDIA NIM(AIモデルの推論を効率的に行うためのソフトウェア群)を活用したエージェントAI向け推論環境や、ロボット向けのオープンな基盤モデルであるNVIDIA Isaac GR00Tなども安定した性能で実行可能です。

3. 安定したベアメタル環境と迅速な導入
本サービスは、お客さま専用のベアメタルGPUサービスとして提供されます。ベアメタル環境とは、仮想化されていない物理サーバーを、まるごと専用で利用できる環境のことです。他のお客さまとGPUリソースを共有しないため、常に安定した最高の性能を引き出すことができます。また、GPU機器の調達や環境構築にかかる時間を大幅に短縮できるため、お客さまは必要な時にすぐに開発を始められます。
料金と提供内容
本サービスは、ベアメタルGPUサービスとして占有利用で提供されます。GPUはRTX PRO 6000 Blackwell Server Edition GPUを8基搭載しています。
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初期費用:150,000円(税別)
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月額利用料:1,600,000円(税別)
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最低利用期間:3か月
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標準納期:10営業日
長期利用割引も用意されています。詳細はサービスサイトで確認できます。
NTTPCが描く未来
NTTPCは、このサービスを起点として、ロボティクス/フィジカルAI分野におけるシミュレーション、AI学習・推論、ロボット運用など、一連のワークロードに対応するサービス群を拡充していく計画です。また、NTTドコモビジネスをはじめとする各社との連携を通じて、「AI-Centric ICTプラットフォーム®」構想の実現を推進します。これは、企業がAIを活用して生産性向上、競争力強化、ビジネスモデル変革を進めるAI時代に最適な次世代ICTプラットフォームです。
NTTグループ全体では、フィジカルAI向けの計算基盤を含む、AIネイティブインフラ「AIOWN」の展開を推進しています。AIOWNは、お客さまのAI利用用途に応じて、必要なGPU、ネットワーク、電力などのリソースを最適化し、安全な利用環境と統合的な運用を実現するものです。NTTPCもこの取り組みを通じて、お客さまのビジネスの発展に貢献していくとしています。
まとめ
NTTPCの「GPUクラウド for フィジカルAI」は、国内初のNVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell搭載により、高性能GPUを安定した環境で迅速に利用できる画期的なサービスです。これにより、製造業や物流業界におけるデジタルツインやロボティクス/フィジカルAIの開発が大きく加速し、私たちの生活や社会に新たな価値をもたらす未来がきっと実現するでしょう。ロボットがより賢く、より自律的に働く社会の実現に向けて、このサービスが重要な一歩となることに期待が高まります。


