宇宙への高まる関心
調査の結果、全体で51.1%の人が宇宙に興味・関心を持っていることが明らかになりました。特に60代男性では79.5%、20代男性では60.2%、10代女性では51.8%と高い割合を示しています。

興味の対象としては、「天体・星座」(52.8%)が最も多く、次いで「ブラックホール」(49.9%)、「ビッグバン(宇宙の始まり)」(44.8%)が続きました。また、10代では「月面探査」(40.7%)への関心が高い傾向が見られ、NASA主導のアルテミス計画などへの注目が背景にあると推測されます。

宇宙への興味を持つきっかけとなった宇宙飛行士としては、日本人科学者として初めてスペースシャトルに搭乗した毛利衛氏が29.7%で1位となり、野口聡一氏(29.0%)、向井千秋氏(22.5%)が続いています。女性では向井千秋氏が25.6%と、男性(20.1%)より高い結果となりました。

宇宙への憧れと願望
「子どものころに宇宙飛行士に憧れた」と回答した人は16.9%で、20代男性では24.1%と特に高い傾向が見られました。「地球の外で暮らしてみたい」と考える人は20.4%に上り、20代男性と10代女性では33.7%に達しています。

また、「地球のように人が暮らせる惑星は他にもあると思う」と答えた人は66.4%と多数を占め、60代男性では81.9%、10代女性では73.5%と高い数値を示しました。

「人生で一度は宇宙に行ってみたい」と答えた人は34.9%で、3人に1人以上が宇宙旅行に興味を持っていることが分かります。特に20代男性と10代女性では過半数(50.6%)がこの願望を抱いていました。宇宙に興味・関心がある人に絞ると、10代男性で81.4%、10代女性で72.1%と、若年層の宇宙への憧れの強さが際立っています。

「いつか宇宙に行ってみたい」という願望を持つ人は37.7%で、こちらも若年層で高く、20代男性では56.6%、10代女性では50.6%でした。この割合は、2024年調査からの下降傾向から一転し、4.9ポイント上昇しています。

宇宙旅行・月に関する金額イメージ
宇宙船に乗って宇宙旅行(1週間)に行きたいと答えた人は39.2%、月での宿泊(1泊)をしたいと答えた人は35.5%、月の土地(30坪)を買いたいと答えた人は21.2%でした。

宇宙旅行(1週間)に行きたい人が払っても良いと考える上限金額は平均344.3万円で、調査開始以来の最高額を更新しました。月での宿泊(1泊)の上限金額は平均68.6万円、月の土地(30坪)の上限金額は平均350.1万円でした。

これらの項目では、10代・20代の若年層で特に意向が高い傾向が見られ、宇宙への強い関心がうかがえます。

各体験への上限金額の平均は、宇宙旅行と月の土地購入において増加傾向が続いており、今回調査で過去最高額を記録しました。

宇宙に関する知識と認知度
地球の周りが「宇宙ごみ」だらけであることを知っている人は59.2%でした。特に60代男性では84.3%と高い認知度を示しましたが、10代男性では57.8%、40代女性では45.2%と低い傾向も見られました。「宇宙ごみ」は宇宙開発に悪影響を及ぼすため、早急な対策が求められています。

また、9月12日が「宇宙の日」であることを知っている人は9.7%にとどまり、20代では16.9%と比較的高いものの、50代・60代では5%未満でした。これは、毛利衛氏が日本人として初めてスペースシャトルで宇宙に飛び立った日を記念して制定されたものです。

UFO・宇宙人への見解
「これまでにUFOを見たことがある」と回答した人は10.4%でした。居住エリア別では、北海道・東北で19.6%と最も高く、前回調査から大幅に上昇しています。
「宇宙人はいると思う」と答えた人は65.5%と過半数を占め、60代男性では83.1%と特に高くなりました。宇宙人がいると思う理由としては、「宇宙は広いから」(49.3%)、「地球だけ例外と考えるほうが不自然だから」(43.5%)が上位に挙げられました。10代では、「動画(YouTubeなど)で宇宙人の情報を見たから」(12.4%)や「SNSで宇宙人の情報を見たから」(11.3%)といった情報源の影響も大きいようです。


宇宙ビジネスへの期待
「宇宙ビジネスは将来有望だと思う」と回答した人は47.4%で、60代では60.2%と半数を超えました。また、将来有望だと思う人のうち33.5%が「宇宙ビジネスに関わってみたい」と考えており、20代と30代では約半数(49.2%)が関心を示しています。

有望視される宇宙ビジネスとしては、「衛星通信サービス(携帯電話など)」(40.7%)が最も多く、「位置情報サービス」(37.3%)、「人工衛星・ロケットの製造・打ち上げサービス」(30.8%)が続きました。20代では「宇宙エンターテインメント(宇宙空間の特性を活かしたエンタメを提供)」(32.8%)への期待が高いことが特徴です。

宇宙技術を活用してほしい分野としては、「通信」(26.5%)、「防災・減災・環境問題」(26.2%)、「防衛・安全保障」(25.1%)が上位を占めました。10代男性では「旅行・観光」(24.1%)が1位となっています。

宇宙への興味を育むエンタメ作品と人物
宇宙に興味を持つきっかけとなったエンタメ作品の1位は「宇宙兄弟」(68名)でした。次いで「宇宙戦艦ヤマト」(58名)、「銀河鉄道999」(27名)がランクインしています。40代以下では「宇宙兄弟」、50代以上では「宇宙戦艦ヤマト」が1位という世代間の違いも見られました。

一緒に宇宙旅行に行きたい有名人では、1位「明石家さんま」(10名)、2位「野口聡一」(9名)、3位「橋本環奈」(7名)という結果でした。明石家さんま氏を選んだ理由としては「どんなときでも楽しく過ごせそうだから」、野口聡一氏には「宇宙のことをよく教えてくれそうだから」といった声が寄せられました。

まとめ
今回の調査結果から、多くの人々が宇宙に対して強い興味を持ち、特に若年層で宇宙旅行や地球外居住といった未来の可能性への憧れが強いことが示されました。宇宙ビジネスへの期待も高く、通信、防災、防衛といった分野での技術活用が求められています。エンターテインメント作品や宇宙飛行士の活躍が、人々の宇宙への関心を高める重要な役割を果たしていることも明らかになりました。これらの意識が、今後の宇宙開発やビジネスの発展を後押しする原動力となるでしょう。
※調査結果全文はPDF資料より確認できます。
調査概要
-
調査タイトル: 9月12日は「宇宙の日」 宇宙に関する意識調査2026
-
調査地域: 全国
-
調査対象: ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする15歳から69歳の男女
-
調査期間: 2026年7月30日(木)~7月31日(金)の2日間
-
調査方法: インターネット調査
-
有効回答数: 1,000サンプル (男性500サンプル/女性500サンプル)
-
実施機関: ネットエイジア株式会社



