「クローズドループ地熱発電」とは?従来の地熱発電との違い
従来の地熱発電は、地下の天然蒸気や熱水を直接利用する方式です。これに対し、GeoDreamsが目指す「クローズドループ地熱発電」は、地下に設置した密閉された配管内で水を循環させ、地下の熱を回収して発電する新しい方式です。この方式の「すごい点」は、資源枯渇のリスクが少なく、環境への負荷も軽減できる可能性があること、また、従来の地熱発電では難しかった場所でも開発できる可能性を秘めている点です。
しかし、この技術を社会に実装するためには、「掘削コストの低減」と「開発期間の短縮」という大きな課題があります。GeoDreamsは、今回の資金調達を通じてこれらの課題解決に向けた技術開発と実証を加速し、技術面・経済面の両面で事業性を確立していく計画です。
資金調達で加速する技術開発と実証
今回調達した資金は、主に以下の取り組みに活用される予定です。
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クローズドループ地熱発電技術の開発・実証
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地熱開発に必要な探査・掘削技術の開発・実証
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発電事業の実現に向けた開発体制の構築
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技術人材を中心とした採用および組織体制の強化
2030年、日本初のクローズドループ地熱発電事業化へ
GeoDreamsは、2026年から2028年にかけて実施が見込まれるNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「グリーンイノベーション基金事業」(脱炭素社会実現に向けた革新的な技術開発・実証を支援する大規模な基金事業)への参画を目指しています。この中で、最新技術を搭載したハイブリッド掘削装置の研究開発・実証に取り組み、地熱開発における最大の課題である「掘削コスト」(地熱井を掘る際にかかる費用)と「開発期間」の大幅な短縮に挑戦します。
具体的なロードマップとして、2030年にはクローズドループの実証試験を開始し、2031年には日本初となるクローズドループ地熱発電事業の開始を計画しています。まずは小規模なプラントで技術と事業性を確立し、その後、同一サイトでの段階的なスケールアップ(規模拡大)を経て、より大規模な発電設備へと展開することで、さらなるコスト低減を図る考えです。
GeoDreamsは、これらの取り組みを通じて、2050年には日本の総発電量の10%以上を地熱エネルギーで担う社会の実現を目指しています。これは、海外からの化石燃料への依存を低減し、日本のエネルギー自給率を向上させ、脱炭素社会の実現に大きく貢献するでしょう。
投資家からの期待とGeoDreamsの挑戦
SBIインベストメント株式会社の鈴木隆起氏は、世界的な電力需要の増加と脱炭素電源の重要性が高まる中で、GeoDreamsが次世代型地熱発電の実現に向けて、探査・掘削・発電システムの開発を一貫して推進する数少ないスタートアップであることを評価しています。特に、掘削コストの低減や開発期間の短縮といった本質的な課題に取り組む姿勢に共感を示し、GeoDreamsが日本の豊富な地熱資源の可能性を切り拓く重要な存在になると期待を寄せています。

株式会社GeoDreams 代表取締役社長の夘瀧高久氏は、日本に世界有数の規模で存在しながら、まだほとんど使われていない地熱エネルギーの可能性に言及しています。その理由が「掘るまでわからない」という点にあるとし、この課題に正面から取り組む決意を表明しました。そして、地熱を日本の主力電源の一つに育てるためには、多くの連携が必要であると述べ、「前例がないなら、創ればいい」という強いメッセージとともに、この産業の立ち上げに加わる人々との協力を呼びかけています。

株式会社GeoDreamsについて
株式会社GeoDreamsは2022年1月に設立され、先進技術を活用した次世代型地熱発電事業(クローズドループ事業)を展開しています。主な事業内容は以下の通りです。
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高性能掘削「G-Pulse」
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地熱調査・評価技術「Typhoon」
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革新的なスケール除去技術「BLUE SPARK」を活用した地熱井メンテナンスソリューション
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各種ワイヤーライン検層サービスを通じた地熱井メンテナンス事業
詳細はGeoDreamsの公式サイトをご覧ください。
https://geodreams.co.jp/



