ロボットが人の動きを学ぶための「目と手」
今回の提携の核心は、Melt Interface Technologiesが「ContactGlove」シリーズで培ってきた高精度なハンドトラッキング技術(手の動きや指の形を正確に追跡する技術)と、ugoがAIロボットの開発や模倣学習キット(人間が行う動作をロボットが見て学び、真似るための学習キット)の提供で得たロボット学習技術を組み合わせる点にあります。
近年、VLAモデル(Visual-Language-Actionモデル:視覚情報、言語情報、動作情報を統合的に学習するロボット基盤モデル)をはじめとするロボット基盤モデルの研究開発が進んでいます。これらのモデルが人の作業を正確に学習するためには、単なる映像だけでなく、人間の手指の位置や姿勢、操作の時系列といった詳細なデータを正確に取得し、ロボットが理解できる形に変換する必要があります。
特に、物を掴む「把持」、部品を組み立てる「組立」、道具を使う「道具操作」といった、細かく器用な動きが求められる「巧緻な作業」においては、手指のわずかな動きも長時間安定して記録することが重要です。さらに、人間とロボットの手の構造や動く範囲の違いを考慮し、ロボットがスムーズに動作できるように変換する仕組みも求められます。
2027年中の製品化を目指す
Melt Interface Technologiesは、独自の電磁場方式によるハンドトラッキング技術を応用した「ContactGlove」シリーズを開発しています。一方、ugoはAIロボットの開発・運用に加え、人の操作データを収集してロボットの学習に活用する「データ収集キット」を提供しています。
今回の業務提携により、両社の技術が統合されます。これにより、ロボット開発者は手指動作の計測からロボットへの接続、そしてデータ収集までを一貫して行える環境が構築される見込みです。Melt Interface Technologiesがデバイス本体の開発を、ugoがロボットへのインテグレーション(複数の要素やシステムを統合し、一体として機能させること)を担当し、2027年中の製品化・提供開始を目指しています。
この新しいウェアラブル型データ収集システム(身につけることで動作データを集める装置)は、ロボット基盤モデルの研究開発を加速させ、ヒューマノイドロボットがより人間に近い器用な動きを習得する道を開くでしょう。これにより、製造業、物流、介護など、さまざまな分野でのロボット活用がさらに進み、私たちの生活や働き方が大きく変わる未来がきっと訪れるでしょう。
Melt Interface Technologies株式会社 会社概要
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所在地:東京都千代田区神田神保町1-24-1
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設 立:2021年3月
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代 表:迫田大翔
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事業内容:XR関連機器の開発・製造販売及び、それを用いた製造工程改善ソリューションを提供
ugo株式会社 会社概要
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所在地:東京都千代田区東神田1−7−8
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設 立:2018年
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代 表:松井 健
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事業内容:ugoソリューションの開発・提供・運用、フィジカルAIの開発・提供・運用



