量子技術で未来を拓くQuemix、世界トップクラスの支援プログラムに選出

量子技術がひらく新たな可能性

Quemixは、量子コンピュータのアルゴリズムやソフトウェアの研究開発を行う企業です。従来のコンピュータでは計算に膨大な時間がかかるような複雑な問題を、量子コンピュータははるかに高速に解くことができる可能性を秘めています。特に、新素材開発や新薬開発といったシミュレーション分野での応用が期待されており、私たちの生活や産業に革新をもたらすことが期待されます。

Quemixは設立以来、誤り耐性量子コンピュータ(FTQC:量子ビットの誤りを修正しながら計算を進めることができる、より大規模で安定した量子コンピュータ)向けのアルゴリズム研究開発に注力してきました。その成果として、量子化学計算アルゴリズム「確率的虚時間発展法(PITE®)」を開発し、国内で特許権を取得しています。PITE®は、数学的に量子加速が証明された画期的な技術であり、量子コンピュータがもたらす可能性を広げるものです。

世界的な知見と国内基盤が連携

「量子スタートアップ支援プログラム」は、日本における量子エコシステム(量子技術の研究開発、産業応用、人材育成などが相互に連携し、発展していく環境全体)を加速させることを目的としています。Q-STARは、160社以上の企業・大学・研究機関が参加する日本発の量子技術産業化推進組織として、産学官連携を促進しています。一方、Plug and Play Japanは、シリコンバレー発の世界的なアクセラレーターとして、スタートアップ支援の豊富な知見とネットワークを持っています。

このプログラムは、内閣府 総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:内閣府が主導する国家プロジェクトで、社会課題解決と新産業創出を目指す)第3期「先進的量子技術基盤の社会課題への応用促進」の一環として実施されます。

Quemixは今後3ヶ月間、Q-STARおよびPlug and Playの専任担当者から、スタートアップファーストの視点に基づいた実践的で個別最適化された事業開発支援を受けます。この支援を通じて、Quemixが目標とする「シミュレーション領域等における量子コンピュータの実用化と産業化」に向けた事業展開を強力に推し進めていく計画です。

Quemixが描く未来

Quemixは「量子技術で人類が夢見た未来を実現する」ことをビジョンに掲げ、量子技術で時代をリードする企業のブレークスルーを支援することをミッションとしています。現在、2030年を目標に、材料計算・シミュレーション領域における量子コンピュータの実用化に向けて、研究開発を鋭意進めている段階です。

今回のプログラム採択は、Quemixが描く量子技術による未来の実現に向けた重要な一歩となります。世界的なアクセラレーターの知見と、日本の強固な産業基盤を最大限に活用することで、量子技術が社会の様々な課題解決に貢献する日がきっと来るでしょう。

関連情報