アビームコンサルティングが「Intelligence & Research Institute」を始動、未来の経営課題を先取りし、社会変革を推進

なぜ今、新たな研究組織が必要なのか?

現代社会は、人間のように文章や画像を生成する「生成AI」や、膨大な計算を高速で行う「量子技術」、そして「ロボティクス」といった先端技術の急速な進展に直面しています。また、国境を越えた経済的な安全保障への関心の高まりや、国際情勢の複雑化(地政学リスク)など、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。

このような状況下で、企業には目の前の課題に対応するだけでなく、未来の変化の兆しをいち早く捉え、それが自社の経営や事業にどのような意味を持つのかを見極める力が求められています。IRIは、こうした時代の要請に応えるため、単なる情報や知識の提供に留まらず、未来の経営課題を具体化し、解決に向けた技術開発から実証、そして初期的な導入(初期実装)までを一貫して推進します。

IRIが目指す「知の循環」と「実践」

IRIの活動は、日本・アジアに深く根差したアビームコンサルティングが培ってきた、各産業の専門知識、テクノロジーに関する知見、そして実際の変革現場で得られた「実践知」を結集する点が大きな特徴です。これにより、グローバルなトレンドを日本・アジア独自の視点で解釈し、新たな「Intelligence(知見)」として発信します。

Think & Doを一体で推進

IRIは、構想(Think)と実践(Do)を一体で進めることを重視しています。先端技術や社会変化の兆しを分析し、それが企業経営や社会にどのような影響を与えるかを見極めます。そして、技術的な可能性を具体的な経営課題へと翻訳し、事業や社会の変革につながるテーマを創出します。このプロセスには、企業、行政機関、研究機関、大学、有識者、業界団体といった多様な関係者(ステークホルダー)との共創が不可欠となります。

IRIのアプローチは、「問いを立て、調査・研究(Research)を通じて知見(Intelligence)を深め、変革テーマを導き出し、実証・初期実装を経て成果(Outcome)を生み出し、そこから新たな問いへと繋げる」というサイクルで継続的に発展します。

価値創出サイクル図

5つの重点領域

IRIは以下の5つの主要な領域に取り組みます。

No. 領域 主な取り組み
1 産業競争力強化・先端製造 先端製造技術の適用、新たなものづくりモデルの導出と実証、産業競争力強化
2 社会イノベーション 社会・環境と経済価値を両立する地域産業振興、新たな社会インフラの実装検証
3 新産業創出 日本・アジア発の強みを活かした新たな産業・事業機会の創出
4 AI・デジタル・次世代技術 AI、量子技術、ロボティクスなどの先端技術活用、次世代AI・データ基盤の実証
5 レジリエンス・経済安全保障 経済安全保障やサプライチェーン強靭化を通じた、企業・社会の持続的成長基盤の導出

IRIがもたらす未来

IRIの活動は、企業が変化の激しい時代においても、未来の経営課題を早期に把握し、新たな成長機会を見つけるための強力な支援となります。単に新しい技術を追いかけるだけでなく、それを具体的な事業や社会課題の解決に結びつけることで、産業競争力の強化や新たな価値創出に貢献します。

アビームコンサルティングのIntelligence & Research Institute Leaderである橘 知志氏は、「技術と産業をつなぎ、現場での実装を通じて変革を前進させることで、社会や産業の持続的な発展に貢献してまいります」とコメントしています。

今後の展望

IRIは今後、研究テーマごとの調査研究に加え、国内外30を超える産官学(産業界、政府機関、学術機関)の団体や地域エコシステム(共存共栄の仕組み)との連携を強化します。これにより、企業や公共団体による先端技術の事業活用と社会実装を支援し、社会課題の解決と新たな成長機会の創出に貢献していく予定です。

アビームコンサルティング株式会社は、アジアを中心とした海外ネットワークを持つ総合マネジメントコンサルティングファームです。約9,700名のプロフェッショナルが、戦略、IT、組織・人事など幅広い分野でコンサルティングサービスを提供し、企業や社会の変革を支援しています。

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