歯科医療DXの新時代へ:ConvergePartnersとNNGがAIプラットフォーム「Synapse」とマネジメントシステム「PLUM CONNECT」で業務提携

歯科医療の未来を拓く新たな提携

歯科医療の分野で革新的な動きが進んでいます。歯科クリニカルAIプラットフォーム「Synapse」シリーズを開発する株式会社ConvergePartners(以下、ConvergePartners)と、歯科特化型マネジメントシステム「PLUM CONNECT」を運営する株式会社NNG(以下、NNG)が、この度業務提携を発表しました。この提携は、歯科医院の運営と診療の両面をデジタルでつなぎ、患者さんにとってより質の高い医療提供を目指すものです。

NNGとCONVERGE PARTNERSのロゴ

「Synapse」と「PLUM CONNECT」が描く歯科医療DX

クリニカルAIプラットフォーム「Synapse」シリーズとは?

ConvergePartnersが開発する「Synapse」シリーズは、現役歯科医師の専門知識とAI(人工知能)・クラウド技術を組み合わせた、歯科医療向けのクリニカルAIプラットフォームです。「クリニカルAI」とは、診断や治療計画、実際の治療といった診療に関わるプロセスをAIが支援するシステムを指します。

これまで、歯科医療の現場では、患者さんが複数の症状や治療を同時に抱えている場合、それぞれの情報を個別に管理することが一般的でした。しかし、「Synapse」シリーズは、歯周病、口腔機能低下症、インプラント治療など、複数の診療情報を患者さん単位で横断的に捉え、総合的な診断支援や治療計画支援、治療支援を行うことを目指しています。これにより、よりパーソナルで質の高い医療提供が可能になるでしょう。

現在、以下のような領域を対象としたプロダクト開発が進められています。

  • Synapse スプラウト:口腔機能発達不全症の検査・記録・指導支援

  • Synapse フレイル:オーラルフレイル・口腔機能低下症の検査・記録・算定支援

  • Synapse マイオ:自由診療に特化したMFT(口腔筋機能療法)に関する管理・検査・指導支援

  • Synapse ペリオ:歯周検査・音声入力・記録支援

  • Synapse トレーニング:家庭での口腔機能トレーニング継続支援

Synapseシリーズの全体像

歯科特化型マネジメントシステム「PLUM CONNECT」とは?

NNGが提供する「PLUM CONNECT」は、歯科医師が歯科医院のために開発した運営支援システムです。予約管理、自動受付精算機、スタッフマネジメントなど、歯科医院の日常業務を一括で管理できる機能を備えています。患者さんの予約から受付、会計といった一連の流れはもちろん、訪問歯科のルート管理まで支援することで、スタッフの業務負担を軽減し、患者さんの利便性向上に貢献しています。

「PLUM CONNECT」の詳細はこちら:
https://lp.plum-link.com/

提携によって歯科医療はどう変わるのか?

今回の業務提携の最大のポイントは、歯科医院の「運営」と「診療」という、これまで分断されがちだった二つの領域をデジタルでつなぐことにあります。この連携により、歯科医療のDX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を用いて業務や組織、文化を変革すること)が、単なる業務効率化に留まらず、診療の質向上へと大きく発展することが期待されます。

  1. 医院運営とクリニカル領域のシームレスな接続
    「PLUM CONNECT」による効率的な運営基盤と、「Synapse」シリーズによる高度な診療支援が連携することで、患者さんの来院情報から診断、治療計画、治療経過までの一連の情報をスムーズに共有・管理できるようになります。これにより、歯科医院全体の業務がより円滑に進むでしょう。

  2. 患者さん単位での総合的な診断・治療計画・治療支援の実現
    患者さんが抱える複数の口腔内の問題を、個別の疾患としてではなく、一人の患者さんの全体像として捉え、総合的な視点から最適な診断や治療計画を立てることが可能になります。例えば、歯周病治療中の患者さんが、同時に口腔機能低下や睡眠時無呼吸症候群の課題も抱えている場合でも、連携システムがそれらの情報を統合的に管理し、包括的なアプローチを支援します。

  3. 現場に寄り添ったサービスの共同展開
    両社は、歯科医院の現場ニーズを深く理解しており、単にシステムを提供するだけでなく、導入支援や研修、活用サポートにも力を入れています。この提携により、歯科医院にとって本当に使いやすく、継続的に価値を生み出すサービスが共同で開発・提供されることでしょう。

今後の展望

ConvergePartnersとNNGは今後、両システムのAPI連携(異なるソフトウェアやサービス間でデータをやり取りするための接続方法)や製品連携、さらには共同ブランドでの展開も視野に入れ、具体的な検討を進めていく予定です。具体的な提供開始時期や機能、連携範囲については、今後の開発状況に応じて順次発表されることになっています。

この提携は、歯科医療におけるDXを次のステージへと押し進め、患者さん一人ひとりに最適な医療を提供するための新たな基盤を築く一歩となるでしょう。

ConvergePartners 代表取締役 登坂 悠也氏のコメント

ConvergePartners 代表取締役 登坂 悠也氏

登坂氏は、歯科医療現場の複雑さに対し、現在のDXがまだ十分ではないと指摘。患者さんを総合的に捉え、診断・治療計画・治療支援を横断的に結びつける仕組みの重要性を強調しました。「Synapse」という名称には、さまざまな情報やプロセスをつなぎ、最適な医療提供を支える基盤にしたいという思いが込められています。今回のNNGとの連携を通じて、「Synapse」シリーズをより多くの歯科医院に届け、新たな医療DXの形を創造していくと述べています。

株式会社NNG 代表取締役 梅木 博幸氏のコメント

梅木氏は、「PLUM CONNECT」が歯科医師の意見を基に、日々の業務をスムーズにするシステムづくりに取り組んできたことに触れました。今回のConvergePartnersとの連携により、医院運営の基盤とクリニカル領域がより密接につながることで、歯科医院と患者さんの双方にとって価値ある新たな医療DXサービスの提供を目指していくと語っています。

株式会社ConvergePartnersについて

株式会社ConvergePartnersは、現役歯科医師の臨床知見とAI・クラウド技術を融合させ、歯科医療向けクリニカルAIプラットフォーム「Synapse」シリーズを開発・提供しています。複数の診断・治療・管理が重なり合う歯科医療のクリニカル領域において、患者単位で総合的な診断支援・治療計画支援・治療支援を行う基盤構築を目指しています。

株式会社NNGについて

株式会社NNGは、歯科特化型マネジメントシステム「PLUM CONNECT」を開発・運営しています。歯科医師による歯科医院のための運営支援システムとして、予約表、自動受付精算機、マネジメントシステムなどを通じ、医院の一括管理を支援。現場の意見を取り入れながら、システムのアップデートを重ねています。