日本企業初!Tech Japan、インドのトップ大学と連携強化で高度IT・AI・理工系人材の採用基盤を拡大

日本企業初!Tech Japan、インドのトップ大学と連携強化で高度IT・AI・理工系人材の採用基盤を拡大

インドの主要大学ロゴとTalendyのロゴ

テクノロジー分野の高度インド人材に特化したHRプラットフォーム「Talendy」を展開するTech Japan株式会社は、インド工科大学マドラス校(IIT Madras)、インド工科大学(BHU)バラナシ校(IIT (BHU) Varanasi)、カリンガ産業技術大学(KIIT)の3校と、日本企業への就業支援および採用連携に関する覚書(MoU)を締結しました。このうち、IIT MadrasおよびIIT (BHU) VaranasiとのMoU締結は、日本企業として初めての快挙となります。これにより、Talendyが提携する大学は合計28校に拡大し、日本企業の競争力向上を加速させる優秀なIT・AI・理工系人材の採用基盤がさらに強化されます。

背景:IT人材不足の構図が変化、「量」から「専門性」へ

近年、日本のIT人材不足は深刻な課題とされてきましたが、その内訳が大きく変化しています。経済産業省が2026年3月に発表した「2040年の就業構造推計(改訂版)」によると、AIやロボットの活用、リスキリング(新しいスキル習得)の進展により、情報通信業では専門職が「余剰」に転じる可能性が指摘されています。しかし、その一方で、AIやロボットを実際に現場で使いこなせる人材は全産業で約339万人、特に製造業では約125万人不足する見込みです。

この状況は、人材の「量」の問題から「専門性のミスマッチ」へと課題が移行していることを示しています。特に、半導体などのものづくり分野でAI・ロボットを活用できる高度な理系人材の確保が、日本企業にとって喫緊の課題となっています。

このような背景の中、インド工科大学(IIT)に代表されるインドの有力大学のトップエンジニア人材と日本企業を繋ぐ「Talendy」の役割はますます重要になっています。今回の提携拡大は、このニーズに応えるものです。

提携および連携の概要

今回のMoU締結により、Tech Japanは新たに提携した3大学と連携を強化し、学生の日本企業への就職支援、インターンシップの促進、学内での採用イベント開催などを進めます。

インド工科大学マドラス校(IIT Madras)

1959年に設立されたインド工科大学の一つで、インド政府の大学ランキングであるNIRF(National Institutional Ranking Framework)で工学部門10年連続、総合部門7年連続で1位を獲得しているトップ校です。AI・機械学習、量子コンピューティング、材料科学、バイオメディカル工学など幅広い分野で世界をリードする研究拠点としても知られています。2025年~2026年度には432件の特許を出願するなど、研究成果の実用化にも積極的です。同校発のユニコーン企業(評価額が10億ドルを超える未上場企業)である会話型AI企業のUniphoreなど、大学発スタートアップの育成実績も豊富です。

IIT Madrasのキャリア支援センターは、今回のパートナーシップが学生にとって日本のテクノロジー企業と交流し、専門的な成長と共に日本文化を体験する貴重な機会となるとコメントしています。特に、日本の企業が重視する「献身」「コミュニケーション」「協働」といった価値観を学ぶことは、学生のキャリア形成に資すると考えられています。今後、コアエンジニアリング分野を志す学生が、日本のトップ企業でインターンシップや本採用の機会を得られることが期待されています。

インド工科大学(BHU)バラナシ校(IIT (BHU) Varanasi)

インド工科大学(BHU)バラナシ校での調印式の様子

1919年創立のバラナシ工科大学を前身とし、2012年にインド工科大学(IIT)に改称されました。ヒンドゥー大学(BHU)のキャンパス内に位置し、工学だけでなく人文・社会科学まで幅広い学問領域をカバーする総合大学としての厚みを持っています。NIRFの工学部門では5年連続でトップ15圏内にランクインするなど、安定した評価を得ています。

IIT (BHU) Varanasiのキャリア支援センターは、本パートナーシップが、これまで十分に開拓されてこなかった日本の有力テクノロジー企業への就職パスを学生に体系的に提供するものだと述べています。企業文化やエンジニアリング実務、日本語力向上に触れる機会に加え、インターンシップやワークショップ、企業交流の場も広がります。特に、学内イベントである「Japan Day」を代表的な国際イベント・採用イベントへと発展させ、日本企業との継続的な関係を築いていきたい意向です。単発の採用活動に留まらず、採用前説明会(Pre-Placement Session)なども含めた長期的な協業、将来的には日本語・日本文化教育や産学連携プロジェクトへの拡大も期待されています。

カリンガ産業技術大学(KIIT)

1992年設立、2004年に大学認定を取得した私立総合大学です。エンジニアリングから経営学、医学、法学、バイオテクノロジーまで26校・200以上のプログラムを擁しています。NIRFの大学部門で17位にランクインするほか、革新性を評価するARIIAランキングでは2年連続1位を獲得しています。

KIITのキャリア支援センターは、本パートナーシップにより、学生は国際ハッカソンや短期プロジェクト型インターンシップ、さらにはPPO(Pre-Placement Offer:インターンシップなどを通じて学生に正式な採用内定を出すこと)へとつながる体系的なキャリアパスを得られるとコメントしています。応募からインターンシップ実施までのプロセスも明確で、学生・大学キャリアセンター・海外企業間のコミュニケーションを大学ガイドラインに則って透明性高く運営できる点も強みです。今後、工学系卒業生の日本での高付加価値な技術職への直接採用に加え、卒業までのJLPT N3〜N2レベル(日本語能力試験のレベル)取得とビジネスマナー研修、日本企業との共同研究開発(Joint R&D)、そして「KIZUNA Society」のようなコミュニティを通じた教員・学生交流やピアメンタリングへと、協業の幅を広げていくことが期待されています。

今後の展望

「Talendy」のプラットフォームは、今回の3大学を含め、現在28校のインド国内大学と提携ネットワークを構築しています。Tech Japanは、今回ネットワークを拡大した3大学を含む既存提携校との連携をさらに深め、学内での会社説明会やハッカソンの開催、インターンシッププログラムの提供を加速させていく方針です。MoU締結に向けて協議中の大学も順次締結を目指し、インド全土のトップタレントと日本企業を繋ぐインフラとしての役割をさらに強化していくことが期待されます。

Tech Japan株式会社について

Tech Japan株式会社は、「ダイバーシティの力でデジタル化を加速させ 豊かな社会をつくる」をミッションに、高度インド人材に特化したAIプラットフォーム「Talendy」を展開するHRテックベンチャー企業です。インドトップ大学からの日本最大級のダイレクトリクルーティングサービス「Talendy Hub」、採用から雇用・税務まで一括でインド開発拠点をスピーディに構築できる「Talendy GCC」、約2万人のエンジニアデータベースを活用した中途採用向け人材紹介サービス「Talendy Job」、現地法人設立不要でインド人エンジニアをリモート雇用できる「Talendy EOR」の4つのサービスを提供しています。

Talendy コーポレートサイト: https://www.techjapan.work/