イグ・ノーベル賞20年連続受賞を祝う、科学の祭典
日本科学未来館は、2026年9月20日(日)にイグ・ノーベル賞の公式イベント「Ig Nobel Face-to-Face 2026 in JAPAN」を開催します。今年は日本の研究がイグ・ノーベル賞に選ばれ、日本人研究者による20年連続受賞という画期的な成果を達成しました。
このイベントには、2026年のイグ・ノーベル化学賞と医学賞の受賞者らが登壇します。さらに、2019年のノーベル化学賞受賞者である吉野彰氏も参加し、イグ・ノーベル賞受賞者とノーベル賞受賞者が一堂に会する貴重な機会となります。
当日は、研究の面白さや、新しい発想がどこから生まれるのか、そして探究心がいかに大切かについて深く語り合われ、科学の多様な魅力が伝えられる予定です。

「笑わせて、考えさせる」イグ・ノーベル賞とは
イグ・ノーベル賞は「人々を笑わせ、そして考えさせる研究」に贈られる、ユニークな国際的な賞です。毎年およそ10件の研究や業績が選出され、世界中の研究者や一般の人々から注目を集めています。
2026年で第36回を迎えるイグ・ノーベル賞は、日本人研究者が20年連続で受賞するなど、日本との関わりが深く、国内でも広く知られるようになりました。

イベント概要
「Ig Nobel Face-to-Face」は、2023年に米国で始まったイベントで、日本科学未来館が日本版を主催するのは今回で4回目です。近年は英国、ドイツ、フランスなど世界各国にも広がっています。
このイベントを通じて、日本科学未来館は「素朴な疑問から生まれる科学」の面白さや奥深さを伝え、多様な世代が科学技術を身近に感じ、新たな発見や探究心を育むきっかけを提供することを目指しています。
-
イベント名: イグ・ノーベル賞公式イベント「Ig Nobel Face-to-Face 2026 in JAPAN」
-
開催日時: 2026年9月20日(日)13:00~15:00
-
開催場所: 日本科学未来館 7階 未来館ホール
-
対象: 小学生高学年以上推奨
-
参加人数: 250人(事前申込制、先着順)
-
参加費: 無料(入館料も不要)
-
言語: 日本語
-
主催: 日本科学未来館
-
イベントページ: https://www.miraikan.jst.go.jp/events/202609204727.html
登壇者と研究テーマ
世界を驚かせた独創的な研究から、社会を大きく変えた革新的な研究まで、イグ・ノーベル賞受賞者とノーベル賞受賞者が一堂に会し、「科学する、とは何なのか」をテーマに語り合います。

レオナルド・シャバス氏

2026年イグ・ノーベル化学賞を受賞。胎生ゴキブリ由来の乳タンパク質が、牛由来の乳タンパク質の3倍のエネルギーを蓄えていることを発見した功績が評価されました。この研究は、将来的に新たな栄養源や食料問題への解決策につながる可能性を秘めているかもしれません。
髙原幹氏

2026年イグ・ノーベル医学賞受賞者である故・海野徳二氏の代理として授賞式に出席します。海野氏の研究は「鼻をかむ方法」に関するもので、日常的な行為の中に潜む科学的な探求の面白さを示しています。
宮下芳明氏

2023年イグ・ノーベル栄養学賞を受賞。「電気を流した箸やストローで食品の味を変える実験」という、五感を刺激するユニークな研究で知られています。この技術は、将来的に食体験を豊かにしたり、特定の味覚を補ったりする応用が期待されます。
吉野彰氏

2019年ノーベル化学賞を受賞した旭化成株式会社 名誉フェロー。私たちの生活に欠かせないスマートフォンや電気自動車の動力源となっている「リチウムイオン電池の開発」という、社会を大きく変えた革新的な功績で世界的に知られています。
イベントプログラム
イベントは、イグ・ノーベル賞の名物企画である「紙飛行機飛ばし」で幕を開けます。登壇者と参加者がともに紙飛行機を飛ばし、笑いと好奇心に満ちたイグ・ノーベル賞ならではの世界観を体感できます。
その後、受賞研究者によるスピーチで研究の背景や発見の核心が直接語られます。続くトークセッションでは、イグ・ノーベル賞とノーベル賞を受賞した研究者たちが「科学する、とは何なのか」をテーマに語り合います。論文には記されないエピソードや研究者の人となりが垣間見られる、このイベントならではの対話が展開されるでしょう。イベントの最後には、受賞者のサイン入りグッズが当たる抽選会も行われます。
日本科学未来館は、このイベントを通じて、科学技術を身近に感じ、新たな発見や探究心を育むきっかけを提供し、未来を担う多様な世代の科学への興味を深めることを期待しています。



